最新情報
1.172021
試合結果 1/16 新木場1stRING『TTT旗揚げ1周年記念興行』
『TTT旗揚げ1周年記念興行』
観衆:140人(札止め)
▼「新木場闘会始」(30分1本勝負)
マスクドミステリー&○瀧澤晃頼(フリー)
12分31秒 横入り式エビ固め
黒田哲広(フリー)&●洞口義浩(フリー)
▼「インディージュニア世代闘争」(30分1本勝負)
○忍(666)
8分53秒 セックスボンバー
●頓所隼(フリー)
▼「SOSvs渡鳥連合」(30分1本勝負)
[SOS]○ツトム・オースギ(フリー)&バナナ千賀(フリー)
9分44秒 ウラカン・ラナ
[渡鳥連合]木村太輔(アライヴアンドメジャーズ)&●X=ダリアン・ボーイズII
▼「REALHIPSTARvsクレイジーラバーズ」(45分1本勝負)
[REAL HIPSTAR]政岡純(紫焔)&●木下亨平(ダブ)
10分47秒 ずどん→体固め
[渡鳥連合/クレイジーラバーズ]○塚本拓海(BASARA)&竹田誠志(フリー)
▼「TORU復帰戦」(60分1本勝負)
[真GUTS軍]●TORU
16分17秒 お卍固め
○阿部史典(BASARA)
▼「CCW認定カナディアンヘビー級王座決定戦」(60分1本勝負)
[真GUTS軍]○佐山駿介
15分31秒 バズソーキック→片エビ固め
[渡鳥連合]●藤原秀旺(アライヴアンドメジャーズ)
※佐山が第11代王者となる
第1試合
TTTの1周年記念大会は黒田とミステリーのいぶし銀対決でゴング。
じっくりとしたリストの取り合いからグラウンドにもつれ込み、黒田が足を取りながらサーフボードストレッチに持ち込めば、ミステリーもリバースしてレッグロック。起き上がらせてハンマーロックに捕らえたまま瀧澤にタッチ。
瀧澤も腕攻めを引き継ぎ、リストを固めていくものの黒田が下から足を刈って倒し、レッグロックに捕らえながら洞口にタッチ。
洞口は瀧澤をじっくりとヘッドロックで絞め上げるが、瀧澤がロープに押し込んでブレイク。手4つからリストロックの取り合いとなり、瀧澤が優位を取ると洞口がそのまま自軍コーナーに下がって黒田が洞口の体に触れてタッチ。
黒田と洞口は瀧澤をダブルのショルダータックルでなぎ倒し、黒田が場外から足を取って時勢に配慮したサイレント哲っちゃん足殺し。さらにリングに引き入れてロープを使ったレッグロックで痛めつけ、洞口にタッチ。
洞口はニークラッシャーからボディスラムで叩きつけ、黒田にタッチ。
黒田はコーナーで瀧澤の顔面を踏みつけていくが、瀧澤も意地のエルボー連打で反撃。圧倒的な体格差を誇る黒田が余裕をアピールすると瀧澤はロープに振ってドロップキックを放つが、黒田がロープに捕まって耐えて自爆させ、ラリアットを狙ってロープに飛ぶが、瀧澤がカウンターのドロップキックを突き刺してミステリーにタッチ。
ミステリーは黒田、洞口をクロスチョップでなぎ倒し、それぞれにボディスラム。黒田と洞口は2人でミステリーをロープに振るが、ミステリーは欠場中のガッツに捧げるかのようなダブルラリアットで突破。さらに黒田へ串刺しジャンピングバックエルボーからトップロープ越しのアトミコを浴びせ、チョークスラムを狙うものの、黒田はこれをアームドラッグで切り返し、ミステリーの起き上がり際にラリアット。洞口にタッチ。
洞口はミステリーに串刺しビッグブートからスイングネックブリーカー。さらにロープに飛ぶが、ミステリーがカウンターのパワースラムで叩きつけ、瀧澤にタッチ。
洞口は瀧澤にブレーンバスターを狙うが、瀧澤が背面着地からのスクールボーイ、洞口の起き上がり際にシャイニング式の延髄斬りを叩き込み、スレンテンで絞め上げる。これを黒田にカットされると、チンクラッシャーのコンビネーションからRKOを叩き込み、チルト3を狙っていくが、洞口が振り払ってビッグブートからバックドロップ。瀧澤の起き上がりにポンプキックを叩き込み、ロープへと飛ぶがエプロンからミステリーが一撃入れて洞口の頭をコーナーに叩きつける。洞口がよろけたその瞬間を見逃さず、瀧澤がスクールボーイで押さえ込んで3カウント。
第2試合
かつてWRESTLE-1の若手として期待を集めていた頓所がTTT初参戦。対するは、若手選手に対して厳しい試合をすることに定評のある忍。
頓所にとって試練の一戦となるこの試合は、クリーンに握手から始まりロックアップでの押し込み合い、リストロック、レッグロックの取り合いとオーソドックスな展開からクリーンに分かれるも、頓所が足を刈ってロープに飛び忍とのスピード戦を制して足払いから顔面への低空ドロップキック。ロープを背に立ち上がる忍に対して突っ込んでいく頓所だったが、忍はロープを引き下げて頓所を場外に落とし、いきなりのケブラーダを発射。
忍は頓所をリングに放り込むと強烈な袈裟斬りチョップを放ち、両手を広げて余裕を見せながら頓所の逆水平チョップ、エルボーを受け止めていき、ソバットから垂直落下式ブレーンバスター。頓所がこれをなんとかキックアウトすると忍はゲンコツの連打からロープに飛ぶが、頓所がカウンターのドロップキックを見舞って反撃の狼煙を上げる。
頓所はショットガンドロップキックで忍を場外に叩き出し、エプロンを駆けて放つ空対地ミサイルキック。忍をリングに放り込んでダイビングクロスボディを見舞い、忍をロープにもたれかからせての串刺しドロップキック。さらにコーナーに振っていくが、忍はコーナーに駆け上って振り返りざまのミサイルキック。さらにセックスボンバーを宣言してロープに飛ぶが、頓所はこれをガードしてソバットで怯ませ、ジャーマン・スープレックス・ホールド。これを即座にキックアウトした忍が振り向きざまのセックスボンバーを叩き込み、アルゼンチン・コースター。さらに忍はダメ押しのセックスボンバーを叩き込んでカウント3。
試合後、倒れ伏す頓所に対して忍はねぎらいの言葉をかけてから退場していった。
第3試合
渡鳥連合の新メンバー“X”の正体は、ダリアン・ガールズとの関連性や1号の存在すらも一切不明の謎のマスクマンであるダリアン・ボーイズII。どうやら中国拳法とルチャを体得しているようで、入場時には演舞を披露。対するSOSのセコンドには同期として親交が深く、第2試合を終えたばかりの忍が付く。
ツトムとダリアンでゴングが鳴ると、ダリアンがジークンドーのステップに似たフットークを見せ、ツトムが警戒して距離を取ると再び演舞を始め、功夫を練る。ロックアップで組み合ってからリストの取り合いからツトムがテイクダウンを奪って行くが、ダリアンは髪を掴んで脱出し、両者タッチ。ダリアンは木村と抱拳礼を交わしてから下がっていく。
千賀と木村は手4つからグラウンドでの腕の取り合いを展開し、千賀がコブラツイストに捕らえようとしたところで木村が脱出。追っていこうとする千賀の前にダリアンが立ちふさがって恭しく握手を求め、千賀がこれに応じずにいると急襲し、中国拳法とは打って変わったルチャ・リブレの動きで多彩なアームドラッグを見せて翻弄。ここにツトムが入ってきて2人でダリアンを場外に叩き出すと、プランチャの編隊飛行のフェイントから後転してリング上でポーズ。
木村がリングに上ってくると千賀がロープに飛ぶが、場外からダリアンが足を引き倒し、なぜかリング上では木村が相手セコンドの忍を襲撃してパーカー、タイツを脱がせて忍の柔尻をあわらにしながらコーナーに上げる。ダリアンが千賀の顔面を忍の生尻に押し付けようとするが、千賀は忍の尻を鷲掴みにして耐えていくが、ダリアンがローブローで怯ませてから千賀の顔面を忍の尻と尻の間のスキマにねじ込んでいく。
木村は千賀をコーナーに振って突っ込んでいくが、千賀がカウンターのミサイルキックを叩き込み、レフェリーのシャツで顔面をしっかりとぬぐってからツトムにタッチ。
ツトムは木村、ダリアンにドロップキックを叩き込み、木村にはコーナー上からのダイビングエルボースマッシュ。さらに組み付いていくが、木村は見事な体捌きで一本背負いに持ち込み、すかさず払腰で追撃。ダリアンにタッチ。
ダリアンは螳螂拳を用いてツトムを打ち据えていき、鉄山靠で吹き飛ばす。さらにエアプレーンスピンでぶん回してから『酔拳』でジャッキー・チェンが見せる修行時のポーズを決めてみせるが、その隙にツトムが背面着地してロープにプッシュ。すかさず千賀が場外から地対空ドロップキックを叩き込んでアシストすると、千賀がカニバサミでダリアンの足を固定したところへツトムがランニングニーを叩き込む連携攻撃。さらに2人同時のトラースキックから展覧会の絵を狙うが、木村が背後から忍び寄ってSOSの2人に同時のローブロー。
千載一遇のチャンスを得た木村はツトムを羽交い締めにしてダリアンに攻撃を促すが、ダリアンはたっぷりと時間をかけて功夫を練り、その末に放ったトラースキックが木村に誤爆。うろたえるダリアンに千賀が延髄斬りを叩き込み、ツトムがウラカン・ラナで押さえ込んでカウント3。
試合後、木村は敗北の原因となったダリアンに詰め寄っていき、巴投げで放り捨てて憤慨しながら去っていった。
第4試合
TTTに継続参戦してタッグチームとして経験を積む政岡&木下の“REAL HIPSTAR”に対するは、TTTの外敵“渡鳥連合”のメンバーであり歴戦の名タッグである竹田&塚本の“クレイジーラバーズ”。
試合前に木下が手のひらを差し出して握手を求めると塚本がチョキを出してじゃんけんに勝利。竹田に握手を求められた塚本が手のひらを差し出すと竹田がチョキを出し、その瞬間に塚本がグーに切り替えて疑惑のじゃんけん2連勝。
塚本と木下でゴングが鳴ると、塚本が圧倒的なパワーで木下をロープに押し込んでいくが、木下もスピード勝負で切り返して両者タッチ。
竹田が政岡をショルダータックルで吹き飛ばすが、政岡は即座にネックスプリングで起き上がって余裕をアピール。続く竹田のニーリフトをスライディングでかわした政岡が竹田をティヘラで放り捨て、木下とともにロープワークで翻弄してからのサンドイッチドロップキックを叩き込んで先制。
木下が竹田にエルボー連打で攻め込んでいくが、竹田はノーダメージの様子でニヤリと笑い、強烈なニーリフトからショットガンドロップキック。塚本がレフェリーの気を引いている間にバンダナで木下の首を絞めあげ、顔面へのフットスタンプから塚本にタッチ。
塚本はじっくりとしたスリーパーからボディスラムで叩きつけ、ビニール袋で木下の鼻と口を塞ぐという悪質な反則攻撃。レフェリーに咎められる前に素早くタッチを回す。
竹田は両手を広げて木下に好きなようにエルボーを打たせた上で強烈なエルボー一発で吹き飛ばし、入場時に持ち込んでいたエナジードリンクの500ml缶で木下の顔面を殴打。竹田が缶をリングに立ててその上に木下をボディスラムで叩きつけ、思う形に缶が潰れなかったことに怒り狂いながら観客席に缶を放り投げる。竹田はロープへの串刺しロッキンポから腕十字、さらにメガラバへと捕らえていくが決まり切る前に政岡がカット。竹田はロープに飛んでロッキンポを狙うが、木下がこれを回避してドロップキックを叩き込み一矢報いた上で政岡にタッチ。
竹田&塚本は2人がかりで政岡に突っ込んでいくが、政岡はうまく攻撃を誤爆させて塚本に竹田の首を抱えさせ、塚本にジャンピング・ネックブリーカー。竹田は塚本にDDTで突き刺される形になり大ダメージ。政岡は竹田とのエルボー合戦のさなかにボディエルボーを叩き込んでロープに飛ぶが、竹田が追走ニーリフト。さらにロープに飛ぶ竹田に政岡が追走ランニングバックエルボーを見舞い、スワンダイブ式のダイビングフットスタンプ。さらにXanを放つが、竹田がキャッチして振り払いコンプリートショット。塚本にタッチ。
塚本はランニンエルボーで政岡をなぎ倒し、ジャンピング・フィッシャーマン・バスター。さらにロープに飛ぶが、政岡がカウンターのジャンピングネックブリーカーを見舞い、木下にタッチ。
木下は塚本へ延髄斬りからフィッシャーマンズ・スープレックス・ホールド。さらにジャーマンへ繋げようとするが、塚本が力づくで持ち上げてシュミット式バックブリーカー。さらに塚本がカナディアンバックブリーカーで担いだ木下を竹田がリバースブレーンバスターで投げ捨てる合体攻撃から、仰向けに倒れた木下の上へ竹田が塚本をブレーンバスターで叩きつける。
ここに政岡が飛び込んできて塚本の気を引きコーナーにおびき寄せるとすかさず木下が串刺しドロップキック。倒れ込んた塚本に政岡がフットスタンプを見舞い、ミスティカ式DDT。木下がジャーマン・スープレックス・ホールドで続き、ロコモーション式で2発目を狙うが、塚本がこらえてブレーンバスターホイップでコーナーまで吹き飛ばす。すかさず竹田が串刺しロッキンポを叩き込み、投げっぱなしジャーマンで木下をリング中央へ。塚本のトラースキック&竹田のニーリフトのサンドイッチ攻撃を見舞い、塚本がバックドロップの形からロックボトムのように落とす投げ技からずどんで叩きつけてカウント3。
第5試合
TORUはTTT旗揚げ時に団体のエースとして期待を受けて入団を果たすも、昨年6月の無観客試合の中で右肩を脱臼。以前から脱臼癖が付いてしまっていたというTORUはこれを機に根治のための長期欠場に入り、王座も返上。リハビリを経て昨年12月に「一番いかつい手術したから、もう外れることは多分無い!」と復帰を表明。
復帰戦の相手に指名したのはプロレスリングBASARAの阿部史典。 TORUと阿部はかつてガッツワールドで“アベトオル”のタッグを組んでおり、GWC認定タッグ王座を獲得したこともある間柄。TORUは「復帰したら真っ先に阿部とやりたいと思った。阿部史典と、バチバチに殴り合って『生きてる』ってことを実感したいと思います」とその意気込みを語っていた。
TORUは以前より体を絞り、黒を基調とした新コスチュームにアゴヒゲを携えたワイルドな姿となって登場。
ゴングが鳴るとロックアップからロープに押し込み合い、手4つからグラウンドでの首の取り合いとなり、阿部がヘッドシザースから洗濯バサミで絞め上げる。TORUが脱出すると阿部は顔面にビンタ、ビッグブートと見舞っていくがTORUもショルダータックルで反撃。
TORUは阿部の頭にゲンコツを入れると、逆水平チョップを連打。阿部も一歩も引かずにビンタ、エルボーで反撃し両者息もつかせぬ打撃戦へ。TORUがサミングからロープに飛ぶが、阿部はカウンターの低空ドロップキックでヒザを打ち抜き、裏アキレス腱固め。TORUがロープブレイクするとゴツゴツとゲンコツでTORUの頭を殴っていき、TORUの負傷箇所である右肩にダメージを与えるショルダーアームブリーカー。阿部はソバット、エルボーと連打してロープに飛ぶが、TORUがカウンターのランニングエルボーでなぎ倒す。
TORUは阿部の顔面にビンタを見舞ってからランニングエルボー2連発。阿部をロープに振ってカウンターのフロントスープレックスで投げ飛ばし、肩車から前に落とすフェイスバスター。TORUはDガイストの体勢も、阿部が背面着地しTORUの蹴り足を取って高速ドラゴンスクリュー。
阿部は回転浄土宗からビクトル式ヒザ十字。TORUがロープブレイクするとPKを発射するが、TORUはこれをキャッチしてヒザへのエルボードロップからロープに飛ぶが、阿部がカウンターのドロップキックを突き刺す。しかしTORUもすぐさま組み付いてバックドロップ、阿部も即座に起き上がってPKを叩き込み、ダブルダウン。
両者フラフラと起き上がるとゴツゴツとエルボーを打ち合っていき、TORUが身長差を生かした上から打ち下ろすエルボーを放てば阿部も下からかち上げるようなビンタで応戦。TORUがロープに飛んでランニングエルボーを放とうとすると阿部がカウンターのエルボーで止め、TORUは何度もぶつかって何度もカウンターのエルボーを被弾。そして阿部が伊良部パンチを発射したところへTORUがカウンターのエルボーを振り抜く。阿部は倒れず意地のヘッドバッドも、TORUが飛距離のあるドロップキックを叩き込み、Dガイストからロープにもたれかかった阿部の後頭部へシャイニング・ウィザード。さらに垂直落下式ブレーンバスターを狙うが、阿部が耐えて逆にブレーンバスター。
TORUもすぐに起き上がってドラゴン・スープレックスで叩きつけ、阿部の起き上がりにシャイニング・ウィザード。続けて垂直落下式ブレーンバスターを狙うが、阿部がバックを取ってロープにプッシュ。跳ね返ってきたTORUをフランケンシュタイナーで放り捨ててバズソーキック。クリーンヒットするもTORUはこれをカウント1で返す。
両者消耗しつつ足を止めて互いの顔面をビンタで張り合っていき、よろけてうつむいた阿部の顔面へTORUのニーリフトが突き刺さる。TORUは再び垂直落下式ブレーンバスターを狙うが、背面着地した阿部がバックを取り、レインメーカー式のハイキック。倒れず耐えたTORUの顎先に伊良部パンチを叩き込み、お卍固めで絞り上げるとTORUが継戦不可能と判断したレフェリーが試合を止めた。
試合後、阿部は倒れ伏すTORUに満面の笑みで何かを囁きかけ、TORUはリングに倒れながらもほほえみをたたえ、復帰の喜びを噛み締めてから大阪時代の後輩である政岡の肩を借りて退場していった。
第6試合
CCWカナディアンヘビー級王座は長らくガッツが保持していたが、ガッツが昨年12月の試合中に左鎖骨骨折の怪我を負い王座を返上。今大会でガッツに挑戦する予定だった佐山駿介と、ガッツが王座戦にふさわしい相手として指名した藤原秀旺の2人で新王者決定戦が行われることとなった。
秀旺は王座戦にも関わらずマイペースを貫き、渡鳥連合の面々とともに入場していつもの麻雀牌をリング上にセット。TTTのリング上で初めて麻雀卓を利用した麻雀が行われ始める中で佐山が入場するも、佐山は困惑の表情。
本部席のガッツは佐山とアイコンタクトを交わすと、リングに上って恒例となった雀卓返し。渡鳥連合の面々が必死に麻雀牌を片付ける中、佐山と秀旺は至近距離でにらみ合うも、最後は握手を交わしてからクリーンに試合開始。
ローキックで距離を刻む佐山に対し、秀旺はグラップラースタイルで身を低くしながら足を取ろうとする対照的なスタイル。佐山のローキックがヒットすると秀旺はすぐさま場外にエスケープして佐山の攻め気を削ぐ。
リングに戻った秀旺は佐山をグラウンドに引き込み、その体格差を生かしてマウントを取り上から掌底を落とす。佐山は下から組み付いてフロントネックロックも、秀旺は頭を抜いて距離を取り、ようやく入場時に着てきたシャツを脱ぎ捨てて戦闘態勢へ。
手4つから佐山が低空タックルで倒し、アキレス腱固め。秀旺が苦悶の表情を浮かべながらブレイクすると、佐山はローキック連打で倒してからサッカーボールキック4連打。5発目を放つも、これをかわした秀旺が股間へのヘッドバッドを叩き込み、佐山はもんどり打ってのたうち回る。
竹田ら渡鳥連合がレフェリーの気を引く中、秀旺は持ち込んだストールで佐山の首を絞めあげ、弱った佐山の頭にグーパンチ。佐山もチョップで反撃していくものの秀旺にダメージはなく、秀旺はサミングで倒してからサーフボードストレッチ。そのまま左腕を取ってキーロック、腕十字へと移行し、佐山がこれをブレイクするとコーナーチョップ連打からビッグブート。さらにブレーンバスターを狙うが、佐山は背面着地しスクールボーイ。しかし秀旺は足の間に差し込まれた佐山の腕を足でロックしながら三角絞めに移行し高笑い。
さらに秀旺はコブラクローで佐山をいたぶり、チョップ連打からロープに飛ぶが佐山はカウンターのミドルキック。佐山はランニングエルボーでなぎ倒してからPKを叩き込み、必殺のバズソーキックを発射も、秀旺が片手でキャッチしもう片方の腕で強烈なチョップ。秀旺はサイドバスターから天を指差し、ジャンピングブレーンバスター。
秀旺はグロッキー状態の佐山に好きなようにミドルキックを打たせていき、全て正面から受け止めていく。佐山はバックドロップからバズソーキック。さらにロープに飛ぶが、秀旺のカウンターのドロップキックが顔面に突き刺さる。
秀旺は100%メロ~ンジュースで叩きつけ、そのままエビ固めで抑え込むも、佐山が下から組み付いて三角絞め。佐山は雄叫びを上げながら絞り上げるが秀旺はギブアップせず。佐山は自ら解放し、怒涛のバズソーキック4連打でカウント3。佐山が新王者となった。
前王者のガッツが佐山の腰にベルトを巻く中、塚本の肩を借りて立ち上がった秀旺がマイクを取りメッセージを残して去る。
秀旺「今日お集まりの皆さん。渡鳥連合は……これだけは約束する!俺たちがプロレスを守ってやるよ!」
秀旺の背中を見送った佐山は、新王者としてマイクを取りファンへ語りかける。
佐山「CCW、獲ったぞーッ!このTTTという団体に来てからずーっとCCWが欲しいと思っていました。でも、団体が旗揚げして、コロナで全然試合ができなくて、再開したと思ったら先輩たちにボコボコにやられて!でも、こうやってCCWのベルトを巻くことが出来て本当に嬉しいです!……藤原秀旺、あなたとは北海道の小さなリングで抗争が始まって、メチャメチャムカつく対戦相手だったけど、Twitterでもああやって来ない来ない詐欺してましたけど、今日こうやってリングに来て闘ってくれてありがとうございました!TTT、1周年記念ということで所属の皆さん、上がってきてください!(※ガッツ、ミステリー、TORUがリング上へ)こうしてTTT1周年記念を迎えられたのはここにいる会場の皆さんのおかげだと思っていますので、ここは代表のガッツさんからなにか一言欲しいです!お願いします!」
ガッツ「皆さん、今日は大変な中こんなに多数のご来場、誠にありがとうございます!1周年ということでね、このリングに立って試合をしたかったですけど、鎖骨を骨折してしまって。でも、入院して手術もしましたので、骨がくっつき次第リングに戻ってきますので、それまではこの3人にこのリングを守ってもらいたいと思います……と!言いたいところなんですけど、ちょっと今日私の方から発表がありまして、1周年を期にTTTに1人所属選手が増えます!なので、3人ではなく4人で守ってもらいたいと思います!新しい所属選手の方、出てきてください!」
ガッツに呼び込まれて出てきたのは、昨年7月の自粛明けからフリーとしてTTTにレギュラー参戦してきた瀧澤晃頼。TTTのジャージ上下に身を包んだ瀧澤がマイクを取る。
瀧澤「TTT所属になりました瀧澤晃頼です!コロナ禍で興行を打てなかったり、不安定な状況の中で声をかけてくれたガッツさんには本当に感謝してます。TTTに新しい刺激を与えられるように、TORUさんも復帰しましたし頑張っていきますので、よろしくお願いします!」
ガッツ「じゃあ最後、バシっと締めてください」
佐山「先程も言ったように、1周年を迎えられたのも本当に皆さんのおかげです!これからTTTは2年目に入ります。このベルトを持って、佐山駿介がTTTを引っ張っていくんで、これからもご声援の方よろしくお願いします!今日はありがとうございました!」
<大会後コメント>
瀧澤晃頼
――大会エンディングでTTTへの入団が発表されましたが、なぜTTTを選んだのでしょう
「ガッツさんたちから猛烈なお誘いがありまして、それに応えて一緒に頑張っていこうと思いました」
――今までフリーとして様々な団体に上がられてきたと思うのですが、TTT所属になってからの参戦状況は変わってくるでしょうか
「今までと変わらないですね。色々なところで結果を残していきたいですし、所属になったからと言って1つのリングにこだわらず、色んな所で暴れて結果を残して、上へ上へと行けたらと思います」
――今日のメインイベントでは、ASUKA PROJECT時代の後輩の佐山選手がCCWカナディアンヘビー級王者となりました
「そうですね、おめでとうございます」
――いずれは瀧澤選手も王座戦線に絡んでいきたいと思いますか
「ベルトっていうのはレスラーのステータスの1つだと思うので、シングルのベルトにこだわらず、早いうちに絡んでいけたらなと。焦らず、チャンスが有ればですね。ベルトはほしいんで絡んでいけたらと思います」
――TTT所属選手の中では佐山選手が唯一の若手選手でしたが、瀧澤選手も加わりました。同世代かつ旧知の仲ということでタッグを組んでみたいという思いは
「僕は……TORUさんと組みたいですね。TORUさんとは試合自体は今まで1度もしたことないですけど、試合会場でお会いして色々お話する機会もあったので。佐山とはタイミングが合えばですね。彼とは昔から長いし、海外でも隣でタッグ組んでたりしたんで、『もういいかな』って感じじゃないですけど(笑)新しい光景を見たいので、TORUさんと組んで結果を残していけたらと思ってますね。上の人が許してくれて、TORUさんも良いって言ってくださったらですけど。佐山がシングル路線で結果を残して、僕とTORUさんがタッグで結果を残して、僕ら3人が『TTTのシングルとタッグで強い奴ら』って言われるようになったらちょっとカッコいいですよね(笑)」
――今日の所属発表でファンもびっくりしたと思います
「僕が一番びっくりしてるんすよ(笑)」
――所属のお話を受けたのはいつ頃でしょうか
「去年末ですね。『一緒にやらないか』ってお話を頂いて、(発表のタイミングは)『1周年だな!』って」
――TTTのファンに向けてメッセージをお願いします
「以後、お見知りおきをよろしくお願いします(笑)」(※サムライTVのカメラに顔を至近距離まで近づけながら)
REAL HIPSTAR
政岡「毎回TTTでREAL HIPSTARとして試合を組んでもらってるけど、なかなか結果が出ない。出ないけど、俺らまだまだ心は絶対に1ミリも死んでないんで、TTTでREAL HIPSTARで結果が出るまで、次の試合でも結果を残していくという気持ちでやっていきますよ」
木下「純さんが言ったとおり、結果。ほんとに結果!経験も積んでタッグとしてのクオリティは間違いなく毎大会毎大会上がってるのは自分たちが一番時間してることなので、今年2021年はしっかり勝って結果を出していきましょう!」
政岡「結果出そう、結果。REAL HIPSTAR、どうか今後も注目をよろしくお願いします!」
TORU
――怪我から約7ヶ月、TTTのリングには約11ヶ月ぶりに復帰を果たしました
「生き返った。リバイブ。『生き還り』って意味なんですけど、もうホントにこの半年、コロナで自粛もあって俺は10ヶ月も休んでたことになります。その間はホンマに……生きてんだけど、死んでるような日々の繰り返しで、『なんのために俺は生きてんだろう』って。プロレスも出来ない、自粛続きでプロレスも復活の見通しが立たない中、なんのために生きてんのかわかんないこの10ヶ月だったんで、今日は阿部とボコボコに殴り合えて……坊さんですけど、阿部に生き返らしてもらったなって感じですね」
――復帰戦の相手に阿部選手を選んだ理由は
「それもう、思いっきり殴ってほしかった。思いっきり殴ってくれるやつは今TTTに出てる選手で阿部かなと思ったんで。痛みを感じることも無い10ヶ月だったんで、とにかくとんでもない痛みを感じて『生きてる』ってことを自分の体に分からせたかったんで。阿部が思いっきり殴ってくれてよかったです」
――試合後に阿部選手がTORU選手になにかを囁きかけていましたが、なんと言われていたのでしょう
「……まあ、ハッキリ言って脳みそがぐ~らぐらだったんで覚えてないですけど、1つ覚えてんのが、満面の笑みで『待ってましたよ』ってのは言ってくれました」
――今日は佐山選手がCCWカナディアンヘビー級王座を戴冠しました。佐山選手がTORU選手の欠場中に大きく成長した姿を見てどう思いましたか
「TTTが1年前に旗揚げして、俺はエースと呼ばれて、わずか2戦で怪我で離脱して、その間に佐山がね、TTTの興行が再開してずーっとメイン戦線を引っ張って今日ベルトを獲って。……俺は自分で言ったことは無いけど、『俺はエースじゃないな』って思いましたね。一旦エースの名を返上したいですね。もっかい万人に認められて『やっぱりTORUがエースだな』ってなるときまで、俺はエースの名を返上します。佐山がこの団体の中心だと思うし、それは僕も認めてますから」
――復帰後の目標や展望があれば教えてください
「まあ、今の段階では全く。今日の試合で死んでもいいくらいの気持ちで……まあ、『生き返る』つって死んでもいいってのはおかしいですけど(笑)今日に全部かけたんで。これから自ずと、瀧澤も入ったし、佐山はチャンピオンになったし、必然的にリングは活性化されるんで、その流れの中で各々どう動いていくか。2021年はまだ11ヶ月あるんで、個人的にはどこの団体でもいいんでベルトにこだわりたいですね。巻きたい!」
――先程、瀧澤選手が「TORUさんとタッグを組みたい」と言っていました
「おぉ~、それは初耳ですね」
――先程「ベルトにこだわりたい」という発言もありましたが、瀧澤選手とのタッグでタッグのベルトを狙っていくというお気持ちはありますか
「もちろん、奪えるベルトはなんでも奪う気持ちですけど、瀧澤に関しては俺、試合したこと無いんですよ。全く試合したこと無い。瀧澤がタッグ組みたいって言ってくれるのは嬉しいですけど、俺は逆に瀧澤とまずシングルしたいですね。来月でもいいんで、とりあえず瀧澤と1vs1でやりたい。話はそっからですね。タッグがどうこうというよりは。でも、俺は嬉しいっすよ」
――復帰を待ちわびていたTORU選手のファンに向けてメッセージをお願いします
「なんか、僕も素直じゃないんで『ファンの皆さんのおかげで』とか『応援していただいた声が力になりました』とかあんま好きじゃないんですけど、素直にこの欠場期間はファンの支えが本当に大きかったです。それは、もう……本当に、本当に、身にしみて分かったので……。今日は本当に、支えてもらったファンのみんなの前で試合ができて、無事に自分の力で控室に戻ったところまでをお見せできたのが良かったと思います」
阿部史典
――久々にリングに戻ってきたTORU選手との試合はいかがでしたか
「もうロックアップをした瞬間から……TORUさんの香水って、結構独特ないい匂いがするんすよ。1年ぶりにロックアップして、体の匂いを嗅いだときに『なんか懐かしいなぁ~』って。『復帰したんだなぁ~』って、触れ合った瞬間に匂いで思いました。試合は『TORUさんとしか出来ない試合』って思いました。ずっとお世話になってきて、タッグ組んだりベルト獲ったりしてやってきた、僕の尊敬できる先輩なので、勝ったの初めてなんですけど、今日勝ったからといって別にTORUさんを超えたとかそう言うふうには捉えずに。TORUさんも色んな体の具合を試しながらやってた試合だと思うんで、まずは無事に復帰戦が終わって、自分は良かったと思います。自分も安心しました。復帰のお祝いの、伊良部パンチ!(笑)」
――壮絶な打撃戦だったと思いますが、以前のお二人の試合と比べて阿部選手が押しているように見えました
「やっぱり、この何年かで打撃とか投げ技ってものに対して、『この程度だろうな』って憶測と、余裕が出てきたんですね。耕平さん(佐藤耕平)とか、色んな大きな選手にボコボコにやられての今があるんで、正直打撃に関して『大丈夫かな?』みたいな不安はTORUさんに対してだけじゃなくて、今の時点では一切無くなりました。逆に、TORUさんは1年ぶりに人に殴られて『あれっ!こんなに痛かったっけな?!』って思ってると思うんで(笑)その顔がすごい楽しかったですよ。『あっ、いてーんだな』って(笑)1年間そういうのと無縁で復帰に向けて頑張ってきて、いきなり人に殴られたら痛いよなーってのが分かる顔が試合中に見れたんで、すごい楽しくなりました、ハイ!(笑)」
――TORU選手に勝てたということは素直に嬉しく思いますか
「メチャクチャ嬉しいですよ!ただ、『負けられない』って気持ちもあるんで。ここで負けたら自分がやってきたこの1年間ってのが嘘になると思うんで、僕は絶対に負けられないって気持ちがありました。やっぱり勝ち負けは絶対つけるものなんで。これをキープできるようにやっていきたいですね。多分TORUさんはここからすごい勢いで試合勘を戻して巻き返しにかかると思うんですけど、それ以上に自分はその先を行きたいと思います!」
――試合後にTORU選手になにかを囁きかけていましたが、あれはなんと言われていたのでしょう
「『あの匂い久しぶりですね』みたいな(笑)あと、ありきたりなんですけど、『復帰おめでとうございます。これからもよろしくお願いします』と。『懐かしい匂いでした』と」
――これからも長い付き合いになりそうですね
「長い付き合いと、長い匂いでしたね。匂いですね(笑)」
佐山駿介
――今日の試合を振り返っていかがですか
「藤原秀旺とは北海道の小さなリングから因縁が始まって、ここ最近は闘ってなかったんですけど、北海道の第2試合とか第3試合とかで行われていた当時のカードがこうやって東京で、メインでタイトルをかけて出来たことを嬉しく思います。あと、このベルトをちゃんと自分の本に手に入れたことを本当に嬉しく思います!」
――何度蹴っても起き上がってくる秀旺選手との試合は、最後は気持ちの勝負だったと思います。秀旺選手からも強い気持ちを感じましたか?
「そうですね、あんなにバズソーキックで頭を撃ち抜いているのに、あんなゾンビみたいな這い上がり方されたんで、めちゃめちゃ困りましたよ。でも、最後は自分の意地が勝ったのかなと思います」
――本来であればガッツ選手から獲りたかったベルトだと思います
「そこを言ったら、ガッツさんが怪我していて試合できないのはどうしようもないので。いずれガッツさんが肩の怪我から復帰したら1回シングルやりたいですね」
――それまでは絶対に防衛を続けたいと
「そうですね。自分はこのベルトを若い世代でどんどん争ってこのベルトの価値を上げていきたいと思ってるので、若い選手とどんどんやって防衛して、いずれはガッツさんとベルトをかけてやりたいと思っています」
――今日の大会エンディングではASUKA PROJECT時代の先輩である瀧澤選手がTTT入団を発表されました
「めちゃめちゃ嬉しいですね、ホントに!当時ASUKA PROJECTの先輩だったんですけど、今の自分があるのは瀧澤さんがいたからだと思ってるんで、その先輩がまたこうやって同じ団体でやってくれると決断してくれたんで、これから切磋琢磨してこれから上を目指して頑張っていきたいと思います!」
――CCW王座はここ最近の王者が3代続いて腕の負傷で返上してきているベルトですが、腕のコンディションはいかがですか
「全ッ然バッチリです!(笑)自分は怪我しても防衛戦やろうと思ってるので、死なない限りはどんどん防衛していこうと思ってます!」
――チャンピオンになり、「団体を引っ張っていこう」という気持ちは強くなりましたか?
「はい!元から自分はこの2021年は自分の年にするって言ってきたので、このベルトをしっかり守り抜いて、TTTという存在と、このベルトの価値をどんどん高めていくためにめちゃめちゃ頑張っていこうと思っているので、今年は気合が入っております!」
――先程TORU選手が「自分はエースを返上する。佐山がこの団体の中心だ」と仰っていました。TTTの新エースとなったお気持ちは
「TORUさんがそう言ってくれるのはすごいありがたいんですけど、自分はまだまだだと思ってるんで。でも、まだまだながら自分はこのベルトを持って、TTTの顔として見られざるを得ないので、顔として見られるように責任感を持って頑張りたいと思います!TORUさんとの再戦も、必ずやりたいです!まずはガッツさんとやってベルトを防衛して、その次にはTORUさんとこのベルトをかけて試合ができれば良いのかなと思ってます」
――これから団体の顔としての役割も果たしていくことになると思います。今日も緊急事態宣言下にも関わらず大勢のファンが会場に訪れました。団体を代表してファンに向けてメッセージをお願いします
「去年1年はコロナに負けた感じはありますけど、その中でもコツコツやってきた積み重ねがこうやって結果につながってると思うので、皆様もコロナに負けずコツコツと頑張ってもらいたいと思います。コツコツ頑張ってれば、こうやっていいことが絶対あると思うんで(※ベルトをコツコツ叩きながら)。なので、頑張りましょう!ハイ!」
――家に帰ったらベルトはどこに置きますか?
「ピカピカに磨いて、神棚に置きたいと思います!(笑)」
<大会総括>
ガッツ石島
――1周年記念大会が無事終わりました。今大会の総括をお願いします
「まあ、まずTORUだね。復帰戦としては動きが良かったんですけど、まだまだあんなもんじゃないと思うんでね。やっぱエースとしてTTTを引っ張ってもらいたいんで、エースとしての活躍を今年は見せて欲しいと思います。まだまだTORUはあんなもんじゃないと思いますよ。佐山に関しては、自分がCCWのタイトルマッチをやりたかったんですけど出来なかったんで、養生して藤原秀旺に王座戦をやってもらいましたけど、佐山は試合には勝ちましたけどまだまだ粗い部分が見えたんでね、そのへんをチャンピオンとして一戦一戦テーマを持って闘っていって欲しいと思いますね。でもね、今日は彼のキャリアとしては合格点を出せる試合だったと思います」
――ガッツ選手はCCW王座を2度の戴冠歴がありますが、1度目は右腕の尺骨を骨折、2度目は左鎖骨の骨折を理由に返上していて王者としては無敗です。今後また佐山選手から取り戻したいという思いはありますか
「ミステリー、佐山、TORU、この3人からシングルで負けたことは1回もないんでね、俺は。なるべく早めに復帰してみんなの高くて厚い壁になるためにね、欠場中もコンディションを上げていこうと思いますんで、復帰して万全だったら俺が彼らの壁になると思いますんで、そのへんは俺自身もただ無駄にダラダラと欠場期間を過ごすんじゃなくてね、いい意味での充電期間にして復帰したら爆発したいと思いますよ。まだまだ主役の座は譲らないので、期待していてください!」
――TTTの2年目がスタートしましたが、将来に向けての展望をお願いします
「TTTはインディー統一ということでインディーの若い良い選手を集めてね、一大勢力を築きたいと思ってますんで、それの第一弾ということで瀧澤晃頼がTTTに入団してくれたんで、瀧澤選手に続くような選手をさらにみつけて、TTTの勢力を拡大して早めに後楽園ホールへ進出できるように頑張っていきたいと思います!」