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試合結果 10/19 『末広通り商店会プロレスフェスティバル2024 2DAYS』 DAY.2

『末広通り商店会プロレスフェスティバル2024 2DAYS』
会場:東京都・新宿三丁目末広通り商店会プロレス広場
観衆:300人(超満員)

▼タッグマッチ 20分1本勝負
[Speed of Sounds]○バナナ千賀(フリー)&ツトム・オースギ(フリー)
7分38秒 体固め
[ザ・カゾク]●ザ・オジサン(西口)&ザ・ムスコ(西口)

▼異種格闘技戦 相撲vs柔術 30分1本勝負
○星誕期(DDT)
3分51 ボディプレス→体固め
●KURO-OBI(TTT)

▼シングルマッチ 30分1本勝負
○マスクドミステリー(TTT)
9分36秒 チョークスラム→片エビ固め
●瀧澤晃頼(TTT)

▼6人タッグマッチ 60分1本勝負
○ガッツ石島(TTT)&神崎ユウキ(TTT)&橋之介(TTT)
15分6秒 ゴーストバスター→片エビ固め
[ゴキブリ商会]藤原秀旺(アライヴアンドメジャーズ)&定アキラ(AlmaLibre)&●秀警察S.W.A.T

オープニング


 大会開始に先駆けて前説が実施。
 いつもの弥武リングアナ&のげ氏のタッグに熊本からやって来た自称:沢田研二(ミスター雁之助)が特別解説を務める豪華布陣で大会スタート。

第1試合


 なにかと口うるさいオジサンに対し、今風の若者であるムスコは入場から試合が始まってもスマホの画面を食い入るように見つめながら生返事。
 オースギ&千賀が入場してくると、オジサンの風貌がいつかの末広通り商店会プロレスでリングにガチ乱入してきた泥酔おじさんにどことなく似ているということで因縁をつけていく。

 千賀とオジサンの対面でゴングが鳴ると、オジサンはムスコへ「今日はプロレスラーとしての闘い方をちゃんと見せてやるからな」と語りかける。ムスコは無視してスマホをいじいじ。
 ロックアップからヘッドロック、軽やかなロープワークの応酬からドロップキックが空中で相打ちに。華麗な“プロレスラーとしての闘い方”を見せたオジサンが得意げに自軍コーナーを振り返るも、ムスコはスマホに夢中で試合を全く見ておらず。
 千賀がロープに飛ぶと、オジサンがドロップダウン。千賀は飛び越えずに踏みつけながらロープワークを続けると、オジサンは「飛べよ!」と激怒。千賀が飛んでドロップキックを見舞って両者タッチへ。

 オースギとムスコの対面。ムスコはスマホ片手にロックアップを行い至近距離でオースギの顔面を撮影。リストロックに捕らえられると苦悶の表情を自撮り。ハンマーロックに捕らえられるとツーショットで自撮り。思わず笑顔で写真に収まってしまったオースギは「ふざけんなコラ!」と逆ギレしながらヘッドロック。ムスコがスマホでボディ打ちからロープに振るが、オースギがショルダータックル。バタリと仰向けに倒れたムスコが寝スマホ。オースギがエルボードロップを発射も、ムスコは寝返りを打ってうつ伏せ寝スマホへ。

 ムスコがコーナーによりかかってインカメラで前髪を直しているとオースギが突撃。これをかわしたムスコがスマホを見ながらのマシンガン・ミドルキック。その直後にふわりとコーナートップに飛び乗って三角跳び式延髄斬りを見舞うという身体能力&センスの高さを見せてから両者タッチ。

 千賀はオジサンにナックル&ガットショットを連打。オジサンがコーナーに振って串刺しジャンピングニーを発射も、かわされて自爆。中年男性のヒザには耐え難いダメージが入ってしまい、オジサンは悲痛な声を上げてのたうち回る。千賀はそんなオジサンに情け容赦なく顔面ウォッシュで追撃し、延髄斬り。カバーに入るも、オジサンがピンチであることに気付いたムスコがスマホ片手に慌ててカット。

 千賀は「こンの野郎!スマホばっかり見やがって!」とムスコのスマホを奪ってマットに叩きつけてストンピング連打。怒ったムスコがフェイスクラッシャーを見舞うも、千賀が顔からスマホに突っ込んだためスマホが壊れてしまう。

 ムスコは「俺のケータイ壊しやがって!親父、やるぞ!」と学ランを脱いで本気モードへ。サンドイッチ式ラリアットからムスコが旋風脚を叩き込み、オジサンが「デーデーテー!」とジャ●ネット味のある発音で叫びながらのDDT。

 オジサンが千賀にブレーンバスター。
 オジサンがオースギにブレーンバスター。
 オジサンが千賀にブレーンバスター。
 オジサンがオースギにブレーンバスター。
 オジサンが千賀にブレーンバスター。
 オジサンがオースギにブレーンバスター。
 オジサンが千賀にブレーンバスター。
 オジサンがオースギにブレーンバスター。
 ムスコが「親父、ダブルで行くぞ!」と入ってくるも、オジサンがムスコにブレーンバスター。
 オースギがレフェリーを引き寄せると、オジサンがレフェリーにブレーンバスター。
 オジサンがオースギにブレーンバスター。
 オジサンが千賀にブレーンバスター。
 オジサンがオースギにブレーンバスター。
 オジサンが千賀にブレーンバスター。
 オジサンがオースギ&千賀にダブルブレーンバスター。
 オジサンが千賀にブレーンバスター。
 オジサンがオースギにブレーンバスター。
 オジサンが千賀にブレーンバスター。
 オジサンがオースギにブレーンバスター。
 力尽きて大の字になったオジサンの上に同じく力尽きて倒れ込んだ千賀が偶然体固めの形に捕らえ、そのまま3カウントが叩かれた。

 試合後、オースギ&千賀がわざわざオジサンに組み付いていってダブルブレーンバスターで投げられてから退場していった。

第2試合


 “柔術vs●●”の異種格闘技戦シリーズが続くKURO-OBIの今回の相手は星誕期。倒れたら終わる格闘技と倒れてから始まる格闘技の闘い――“大相撲vs柔術”の試合が実現してしまった。

 誕期との体格差を再確認したKURO-OBIは「流石にヤバいでしょ今回は……」と尻込み。
 両者しっかり握手を交わしてからゴング。KURO-OBIが寝転んで下から足を狙っていくと、誕期はストンピングで威嚇。それでもKURO-OBIが左足に絡みつくも、誕期は全体重を乗せて右足で踏みつけることで脱出。

 KURO-OBIが転がっていくと、誕期は「立てよ!」と苛立つ。KURO-OBIが立った瞬間に誕期が突っ張り連打も、KURO-OBIはその腕を取って脇固めを狙う。誕期はその怪力で耐え抜き、KURO-OBIをコーナーに振って串刺しスプラッシュを発射。これをかわしたKURO-OBIは場外に逃れて「来てみろ」と場外戦に誘う。

 KURO-OBIはリング外周を回っていくが、本部席で塞がっている北側に自ら入って行ってしまったため誕期に追いつかれる。誕期はハンマーパンチ連打からKURO-OBIをリング鉄柱に叩きつけて串刺し式のぶちかまし。

 誕期がリングに戻るとKURO-OBIは背後から飛びついてスリーパーホールド。誕期がコーナーに叩きつけて外すと、コーナーへの串刺しスプラッシュからボディスラム。最後はボディプレスで圧殺して3カウントを奪った。

第3試合


 今までは自己主張が控えめで秀旺ら奇人たちに巻き込まれる形でしか変わったアクションを起こしてこなかった瀧澤だったが、今月5日の藤田ミノルとのインディー統一無差別級王座戦にて突然の覚醒。これまで表に出してこなかった個性を爆発させた瀧澤の奇々怪々なムーブの数々は、“瀧澤晃頼”というプロレスラーを確実に1つ上のステージへと押し上げた。

 この日も瀧澤は入場時から挙動不審な様子を見せ、正と負のワクワクを両方撒き散らしながらリングイン。ミステリーが試合前に握手を求めるも、瀧澤が拒否してゴングが鳴らされる。

 ロックアップで組み合って力比べも、ミステリーが圧勝して宇宙との交信ポーズでクリーンブレイク。
 再びロックアップ。今度は瀧澤が押し込み、ミステリーの足をロープに絡めてから特に何もせずにクリーンブレイク。
 リストロックの応酬から瀧澤がヘッドロックでじっくりと絞る。腰投げでテイクダウンも、ミステリーがヘッドシザースで切り返してクリーンブレイク。
 手4つでの腕力勝負となり、ミステリーがああ称してクロスアーム・スリーパーホールドとサーフボード・ストレッチを合わせる複合拷問技。さらに背中へのハンマーパンチ、ニードロップと追撃してボディスラムを狙うが、瀧澤が足に絡みついて必死に耐える。ミステリーはエルボースタンプ連打でコーナーに押し込み、顔面をグリグリと踏みつける。

 流石に怒った瀧澤がエルボー連打で突っ張り、レフェリーが見ている前で堂々とコーナーマットを外し始める。3つ外したところでミステリーが組み付いてボディスラムも、瀧澤は持ち上げられながら着地点を計算してコーナーマットを落としておく。マットの上に投げられた瀧澤は「セーフ♪」とノーダメージをアピールし、気付かずに喜んでいたミステリーをスクールボーイで転がし、顔面へコーナーマットを投げつける。

 瀧澤は金具むき出しのコーナーにミステリーの顔面を叩きつけると、激怒したレフェリーが注意しながらコーナーマットを直し始める。瀧澤は、レフェリーが完全に背を向けているのに特に悪いことをするわけでもなくネックロックでじっくりと絞ってから十字架固め。さらに左右のエルボー連打からロープに飛ぶも、ミステリーがパワースラムで迎撃。

 ミステリーはコーナーに振って串刺しバックエルボーからブレーンバスター。更にコーナートップからのダイビング・ラリアットを叩き込み、必殺のチョークスラムを狙う。
 着地した瀧澤がバイシクルキックを発射も、かわしたミステリーがスリーパーホールドからゴールデン・アームボンバー。さらに串刺しラリアットを狙うも、かわした瀧澤が串刺しバイシクルキック。

 瀧澤はコーナーに上がると、再びコーナーマットを外してボクシンググローブのように右手に装着。「メガトンパ~~ンチ!」と叫びながら飛び込んでミステリーの顔面をぶん殴るという天才の所業を敢行。
 瀧澤はさらに顔面へのメガトンパンチを連打していくが、かわされた右フックが自爆式ラリアットのように自分にヒット。バタリと倒れ込んだ瀧澤を引き起こしたミステリーがチョークスラムで叩きつけて3カウントを奪った。

第4試合


 前日の末広通り商店会プロレス初日では、ガッツが秀警察から3カウントを奪われるという事件が発生。しかし、これはガッツが秀警察にゴーストバスターを狙ったところへ秀警察がガッツの顔面に覚●剤を投げつけたことで起きてしまった結果。当然納得していないガッツはリベンジに燃えていた。

 試合前に秀旺が慇懃無礼な態度で握手を求めていくが、ガッツらは当然拒否。
 神崎と定の対面でゴングが鳴ると、ロックアップからヘッドロック、リストロックの応酬へ。腰投げからヘッドシザースで返す攻防からクリーンブレイク。両者タッチ。

 橋之介と秀警察の対面。秀警察がロックアップに行くと見せかけてビシッと敬礼。魔を外され続けて苛立つ橋之介が足払いからロープに飛ぶと、秀警察も普段とは別人かのようなキレキレの動きで追随。さらに顔面かきむしりでコーナーに押し込んで串刺し攻撃を狙うが、かわした橋之介がアームドラッグからヒップトス、側転ドロップキックと軽やかなムーブから「盛り上がっていこうぜ~!」と煽る。
 その瞬間に定がカットし、秀旺と2人でロープに振る。橋之介はハンドスプリングエルボーで2人まとめてふっ飛ばし、橋之介がプランチャ、神崎がウルトラ・タイガー・ドロップで飛んでいく空中技の連携。ガッツも場外飛びをする……と見せかけてのそのそとエプロンに出てから小ジャンプして飛んでいく。

 全員入り乱れた場外戦へと発展。群衆に紛れながらの殴り合いが続く中、橋之介がバイ秀クルを強奪。いつもとは逆にゴキブリ商会の面々を轢殺しようとするが、定がジャンピング・ラリアットでバイ秀クルに乗る橋之介を撃ち落とす。
 バイ秀クルを取り戻した秀旺がガッツを轢殺し、橋之介をリングに放り込んで3人でいたぶる。そのさなかに定がカンチョー攻撃を突き刺し、橋之介の菊之介に大ダメージ。さらに秀旺がエルボーを受けて倒れ込むフリからの急所打ちを見舞い、橋之介の玉之介に大ダメージ。

 代わる秀警察は秀旺との太鼓の乱れ打ちからフィストドロップ、サミングを交えながらのフェイスロック。
 代わる定が再びのカンチョー攻撃からボディスラム。橋之介がふらふらになりながらもエルボーを連打するが、定はニヤニヤと笑いながら余裕で受け切って強烈なビンタ。さらにアトミック・ドロップでさらに股間周辺へダメージを集中させていく。

 秀旺が「応援しなくていいぞ、コイツ弱いから!」と罵倒して橋之介コールを起こすと、ボディスラムで叩きつけてからチンロック。さらに逆水平チョップを叩き込んでロープに飛ぶも、橋之介が打点の高いドロップキックで顔面をぶち抜いてカウンターの。ガッツにタッチ。

 ガッツはゴキブリ商会の3人を次々とショルダータックルでなぎ倒し、秀警察&定にダブルラリアット。さらに秀旺に串刺しラリアットからブルドッギング・ヘッドロックを見舞い、ヘッドバッド連打。秀旺が耐え抜いてチョップで反撃すると、息もつかせぬチョップ合戦へ。さらにラリアット合戦に発展して正面からぶつかり合い、ガッツがカウンターのラリアットで叩き伏せて両者タッチ。

 神崎と定の対面となり、神崎が串刺しジャンピング・エルボーからコーナーに上がってダイビング・クロスボディ。さらにロープに飛ぶも、定がカウンターのフロント・スープレックス。さらに定がトラースキックを発射も、神崎はキャッチしてエルボー合戦へと持ち込む。
 足を止めての打ち合いをカウンターのエルボースマッシュで制した神崎だったが、ロープに飛んだところを定がカウンターのフェイスクラッシャー。さらに顔面へのトラースキックを発射も、かわした神崎がスクールボーイからブサイク・ニーを発射。定がこれをかわしてアームドラッグから側頭部への低空トラースキック。定がブレーンバスターを狙うも、神崎が逆にブレーンバスターで叩きつけ、ブサイク・ニーを叩き込んで両者タッチへ。

 ガッツは秀警察にいきなり必殺のフェイスバスターを狙うが、着地してロープに飛んだ秀警察がフライング・フォアアーム。秀警察は敬礼式逆水平チョップ、ガッツは水平チョップで打ち合っていき、秀警察が美しいフォームで顔面をぶち抜くドロップキック。

 ゴキブリ商会が3人がかりでガッツにトレイン攻撃を見舞い、定のトラースキックから秀旺がチャンス of LOVE。さらに秀警察がコーナートップで敬礼してからフロッグ・スプラッシュ。その美しいフォームと高さには観衆からざわめきが起きる。

 秀警察がロープに飛ぶも、ガッツが回避。その先で待ち受けていた神崎がエプロン越しのジャンピング・ハイキックを叩き込み、橋之介&神崎がダブルのランニングニー。

 秀旺が飛び込んできて覚●剤を投げつけるも、これが秀警察に誤爆。神崎が秀旺を、橋之介が定をドロップキックで場外に排除する中、ガッツが秀警察をラリアットで叩き伏せてからゴーストバスターで突き刺して3カウント。

 怒りが収まらない秀旺はニード手島レフェリーを場外に放り出し、定がバイ秀クルに乗って轢殺。ついでに神崎も轢かれ、止めに来たミステリーは鉄柱に頭からぶつけられてダウン。
 秀旺は余裕のスクワットを行うが、ガッツが「今すぐ俺とシングルやれコラ!」との提案を受けるとリングへ。まさかの第5試合が始まってしまうのかと思われたが、秀旺はすぐにリングから降りて「やるわけねーだろバーカ!小汚いんだよ」と捨て台詞を吐きながら退場していく。

ガッツ「ニード手島!大丈夫か!……大丈夫じゃないか。ダメみたいだ。ミステリーは大丈夫?え~、今日も皆さん朝もはよからご来場ありがとうございます!皆さんの温かいご声援のお陰で私たちが勝つことが出来ました!ありがとうございます!ということで、今日出場した選手の皆さん、上がってください!」


 ゴキブリ商会を除く面々が続々とリングに集結。誕期がリング上に散らばった謎の粉が気になったのか「なにこれ?」と問いかける。
 遅れてリングに上がってきた石川会長が実況見分を行うこととなり、粉をペロリと舐めた石川会長が「コカ●ンです!」と一度はヤったことがないと分からないはずの答えを出す。
 しかし、ミスター雁之助もペロリとやると「覚●剤です!」と回答。新宿の街のド真ん中でマイクを通して行うにはあまりにもヤバいトークが展開されていく。

石川会長「皆さんありがとうございました!2日間、こんなに多くの人に来ていただいてほんとうにありっ(※千賀が肩車しようとする)痛ッ!玉がッ!そんなわけで2日間ありがとうございました。こんなにも多くの人に来ていただきましたので、このあとは末広通り商店会でお食事をして、このあとDDTの池袋の方に行ってください。さっき三四郎さんも来てくれてたんでね。あと、年内はやりませんからね。来年近くなったらまた言いますから。12月は後楽園があるんでね、TTTの後楽園大会に来てください」

 最後はスタッフ陣も加わって記念撮影が行われ、2024年の末広通り商店会プロレスは大団円を迎えた。

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