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10.62024
試合結果 10/5 新木場1stRING『CONVICTION 10』
『CONVICTION 10』
観衆:168人
▼第1試合「新木場闘会始」(20分1本勝負)
[愛人タッグ]中野貴人(BASARA)&○神野聖人(BASARA)
10分4秒 ラリアット→片エビ固め
●神崎ユウキ&橋之介
▼第2試合「打・投・極」(30分1本勝負)
○勝村周一朗(ガン☆プロ)
10分5秒 足取り腕ひしぎ十字固め式エビ固め
●KURO-OBI
▼第3試合「スペシャルシングル6人タッグマッチ」(45分1本勝負)
○ガッツ石島&ツトム・オースギ(フリー)&バナナ千賀(フリー)
11分18秒 スライディングD→片エビ固め
●マスクドミステリー&政岡純(フリー)&中村宗達(ガン☆プロ)
▼セミファイナル「TTT認定インディー統一タッグ選手権試合」(60分1本勝負)
【王者組/ゴキブリ商会】●藤原秀旺(アライヴアンドメジャーズ)&定アキラ(AlmaLibre)
13分8秒 逆エビ固め
【挑戦者組・クレイジーラバーズ】X=○塚本拓海(BASARA)&XX=竹田誠志(フリー)
※第9代王者組が初防衛に失敗。塚本&竹田が新王者となる。
▼メインイベント「TTT認定インディー統一無差別級選手権試合」(60分1本勝負)
【王者】○藤田ミノル(フリー)
17分7秒 変形ツームストーン・パイルドライバー→片エビ固め
【挑戦者】●瀧澤晃頼
※第9代王者が2度目の防衛に成功。
大会開始前
この日もゴキブリ商会が無許可でゲリラ定例記者会見を実施。この暴挙を止めるべきはずのグレーゾーンひよこレフェリーもあっさり脅しに屈してムービー撮影係を務めてしまう。
会見は「謝罪する理由がない」という理由での謝罪に始まり、新作アパレルの案内を終えたところで正義に燃える大家健が乱入。
大家は秀旺&定にリングへ連れ込まれるが、この日の大家は一味違う。あっという間に2人を場外に放り出す強さを見せるが、呆れ顔で現れたガッツに「よそんちで勝手にガタガタやらないでくれるかな?」と怒られてしまったため、すごすごと引き上げていった。
第1試合
4人それぞれ握手を交わし、中野と橋之介の対面でゴング。
ロックアップから素早いバックの取り合い、リストの取り合いが展開。ヘッドロックからヘッドシザースの攻防となり、ロープワークの応酬を制した中野がヒップトスから低空ドロップキックを発射。これをスカした橋之介がランニングニーを発射も、中野もこれを回避。両者距離を取り、タッチへ。
神野と神崎の対面。ロックアップで組み合うも、怪力を持つ神野が突き飛ばし観衆に向けて隆々とした広背筋をアピール。神崎がその背中にドロップキックを見舞い、ショルダータックルを放つも神野がショルダータックルで逆にふっ飛ばして中野にタッチ。
中野&神野は2人でロープに振って代わる代わる攻撃を見舞うコンビネーションを放ち、中野が連続体固めでスタミナを削ってからチンロック。神崎はブレイクしてエルボー連打から低空ドロップキック、DDTと見舞って橋之介にタッチ。
橋之介は中野をコーナーに詰めて逆水平チョップ連打。カットに来た神野にはローリングエルボーを叩き込み、中野に串刺しラリアット、神野にショットガン・ドロップキック。さらに中野へヒップトスからの低空ドロップキックを見舞い「盛り上がっていこうぜ!」と雄叫び。その場飛びムーンサルト・プレスからライオンサルトを放つが、中野がこれを回避しロープへ飛んだ橋之介の顔面にカウンターのドロップキック。神野にタッチ。
神野は橋之介へ強烈な逆水平チョップを放っていき、橋之介のチョップを受けても余裕顔で胸の埃を払う仕草。余力のある神野は神崎にもエルボーを放つに行くが、神崎がエプロンからのジャンピング・ハイキックで迎撃。その隙に橋之介が神崎にタッチ。
神崎はコーナーに上ってダイビング・クロスボディからハーフハッチ・スープレックス。これを中野がカットして愛人タッグでの連携を狙うが、神崎が中野を場外へと放りだし、橋之介がスワンダイブ式エルボースマッシュで神崎も場外へと叩き出して素晴らしいフォームで放つノータッチ・トペ・コンヒーロ。
神崎はジャンピング・ニーからコーナーに上って必殺のフロッグ・スプラッシュを発射。神野はこれを回避して自爆させ、中野をファンタスティック・フリップで高々と放り上げて神崎の上に投げ落とす。
神野は強烈なラリアットで叩き伏せ、もう一発ラリアットを狙うが神崎がロープに飛んで電光石火。さらに橋之介がハンドスプリングエルボーで2人まとめて蹴散らし、神崎が神野にフィッシャーマンズ・スープレックスを狙う。神野はこれをぶっこ抜いてブレーンバスターで叩きつけ、串刺しラリアットから助走をつけてのラリアットで3カウントを奪った。
第2試合
柔術とMMAの異種格闘技戦となるこの試合。KURO-OBIは道着を脱いでラッシュガード&スパッツ姿となり、いわゆるノーギスタイルに。
ゴングが鳴ると勝村が座り込んで寝技に誘う柔術スタイルで挑発。KURO-OBIも向かい合って座ったかと思いきやあっという間に組み付いてスリーパーホールドへ。勝村がブレイクするも、KURO-OBIは寝転びながらねちっこく足に絡みついて行く。勝村はコブラツイストのフェイントからグラウンドコブラへ。KURO-OBIの回避運動を読み切って腕十字から三角絞めに捕らえるが、勝村の両肩が付いていたためレフェリーがカウントを叩く。これがプロレスルールであることを思い出したか、勝村は慌ててキックアウト。
KURO-OBIが寝転んで下から足を取るが、勝村は上からの対処に終始。KURO-OBIが競り勝って下から引き込んでの腕十字、アームロックと捕らえていくが勝村もアキレス腱固めで切り返す。KURO-OBIもアキレス腱固めで返しつつローリングしてヒールホールドへ。勝村も転がりながら外そうとするが、KURO-OBIがアンクルホールドに切り替えて上を行く。
KURO-OBIは勝村を花道に引きずり出しての腕十字を狙うが、勝村もヒザ十字で切り返す。互いに揉み合いながら場外カウントギリギリでリングに戻るが、互いにアキレス腱固めを決め合ったまま転がって場外に転落。勝村は上体を起こして張っていくが、KURO-OBIがヒールホールド。KURO-OBIが先にリングに戻って勝村を待ち受ける。
カウント19でリングに戻った勝村だが、足を引きずっており大ダメージを負っている様子。KURO-OBIはすかさず組み付いてヒザ十字。勝村は変形オモプラッタで切り返すと、KURO-OBIは返せずロープへ。
勝村は飛びつき腕十字を狙うが、これを読んでいたKURO-OBIは体勢を入れ替えて胴絞めスリーパーホールド。さらに背負投げ2連発から腕十字に捕らえる。勝村はこれを腕十字で切り返し、ローリングして脱出しようとするKURO-OBIの足を押さえ込むHEATクラッチのような形で3カウント。
試合序盤に起きたサブミッションの最中にカウントを取られるプロレスならではの事象をすぐに自分の武器として利用した勝村の頭脳プレーが冴えわたる試合となった。
第3試合
オースギと中村の対面でゴング。目まぐるしいバックの取り合いからグラウンドでの首の取り合いを展開し、互いの攻撃をかわし合いながら同時にドロップキックを放って空中で相打ち。さらに同時にネックスプリングで跳ね起きる華麗なムーブで観衆を沸かせる。
両者タッチし、千賀と政岡の対面。千賀が足払いからロープに飛び、熾烈なロープワークの攻防を制した千賀がドロップキック。さらに追撃を狙うが、政岡はスライディングで場外に抜け出して追撃を許さず。焦れる千賀を放置してミステリーにタッチ。千賀は悔しがりながらもガッツにタッチ。
ガッツとミステリーの対面。足を止めてのチョップ合戦からミステリーがエルボースマッシュで返し、ショルダータックル合戦へ。互角のぶつかり合いが展開されていき、ガッツがなぎ倒すもミステリーがすぐに起きてボディスラム。カットに来た千賀、オースギにもボディスラムを見舞う。ミステリーは中村にタッチしようとするが、政岡が中村を場外に蹴落として自らがタッチを受ける。
政岡はロープワークで往復しながらガッツにフットスタンプを見舞い、鍛えられない指へのフットスタンプ。政岡がミステリーにタッチしようとするが、中村が先程のお返しとばかりに背中をバチンと叩いて試合権利を得る。
中村は「投げるぞ!」と宣言してガッツにボディスラムを狙うが、ガッツがボディプレスで押しつぶす形で阻止。オースギにタッチ。
オースギ&千賀は中村をロープに振ってダブルのドロップキック。中村はエルボー連打で突っ張っていくが、オースギもエルボー連打でやり返してロープに飛ぶ。中村はこれを豹馬殺しで迎撃してミステリーへタッチを求めるが、政岡が中村の背中をバチンと叩いて試合権利を得る。
政岡はガッツを場外に落とし、千賀にも攻撃を狙う。千賀はこれをかわしてオースギとのコンビネーションへ。オースギ&千賀がロープに振っていくも、政岡はオースギの蹴り足を千賀の股間へぶつけ、オースギの鼻をつまんで引き回した上で顔面へビッグブーツ連打。さらにロープに飛んでヒザへの低空ドロップキックを見舞い、コーナーでの顔面かきむしり。さらにgo 2 Hospitalからフットスタンプを発射も、これをかわしたオースギがティヘラ。千賀にタッチ。
千賀は政岡にバナナシュート。政岡が自軍コーナーに吹っ飛び、すかさず中村がタッチして試合権利を得る。
中村は千賀にダイビング・クロスボディ。さらにハーフハッチ・スープレックスを狙うが、千賀が振り払ってエルボー合戦に持ち込む。中村が打ち勝ってロープに飛ぶが、千賀が足払いをかけて転ばせ、中村の顔面に低空ドロップキック。千賀はさらにバナナシュートを発射も、かわした中村が顔面へのドロップキック。さらにミスティカ式クロスフェイスに捕らえるもガッツがすぐにタッチ。
6人全員で入り乱れる展開となり、ミステリーら3人が同時にロープに飛んで連携攻撃を狙う。するとガッツら同期タッグは同時に前転。オースギ&千賀はドロップキックの編隊飛行を見せ、ガッツはルー・テーズ・プレスを見舞う連携。さらに場外に出たミステリーら3人へ、オースギ&千賀はコーナーを超えてのプランチャ、ガッツはエプロンから飛び降りるプランチャという編隊飛行(?)を見せる。
オースギ&千賀が中村へダブルのランニング・ブレーンバスターを狙うが、中村が着地し千賀にハーフハッチ・スープレックス。両者タッチ。
ガッツとミステリーの対面。真っ向からのラリアットのぶつかり合いが続いていくが、ミステリーがパワースラムで迎撃してコーナートップからのダイビング・ラリアット。ガッツはラリアットを狙うが、ミステリーがカニバサミでロープへ倒し、政岡が場外からエプロンへの地対空ドロップキック。
ミステリーが暗闇脳天落としからチョークスラムを狙うが、ガッツが延髄斬りから隠し技のウラカン・ラナ。これを返されると、ガッツワールド時代の盟友・ダイスケの技であるスライディングDを繰り出して3カウントを奪った。これを見たダイスケは嬉しそうに照れ笑い。
ガッツ「皆さん、今日はお足元の悪い中ご来場いただき誠にありがとうございます!今日はガッツ石島、ツトム・オースギ、バナナ千賀、デビュー20周年のトリオで勝利することが出来ました!もし現役を続けていたら、もう1人20周年を迎える男がいます。……ダイスケ、上がれッ!」
ダイスケは元ガッツワールドの“永遠エース”として活躍し、2017年12月2日に引退。TTT旗揚げ後は一般人・瀧田大介さんとしてスタッフで参加していた。
ガッツ「ここにいる、我々の同期・ダイスケが12月28日後楽園ホールで、20周年を記念して1日限りの復帰をしますッ!」
ダイスケ「皆さんこんばんは!会場では皆さんにお会いしてるかと思いますけど、実は私7年前までは皆さんと一緒に試合をしておりました、ダイスケと申します!今回ガッツさんの20周年ということもありまして、7年間プロレスしてないですけど、華を添える1つのキッカケになればと思いまして、1日限り試合をさせていただきます!12月28日の後楽園ホール大会、僕のカードとか全然決まってないですけど、1日限り、体を作って頑張りたいと思いますので、皆さんぜひ後楽園にお越しください!よろしくお願いします!」
ダイスケが中締めを終えた瞬間、入場曲である『ジェネレーション・ダイナマイト』が流される。ガッツワールド時代から彼を知る弥武リングアナの粋な心遣いが光った。
インフォメーション
休憩明けに石川国由会長&のげ氏がリングに上がり各種告知を実施。
まずは翌日6日に巣鴨大鳥神社商店街で開催される『演芸とプロレスのエキサイティング笑店会フェスティバル 2024』の開催告知。
そして新宿三丁目の末広通り商店会にて10月18日(金)&19日(土)の2DAYSで商店会プロレスが行われることが発表。
土曜日はまだしも、平日である金曜日の午前中にも大会を行うというクレイジーなイベントであることを知った観衆は戦慄した。
最後に12月28日の後楽園ホール大会の一部対戦カード・参戦選手が発表。
インディー統一無差別級王座戦、インディー統一タッグ王座戦、インディー統一6人タッグ王座の3大王座戦が行われることが決定。
さらに、KURO-OBIvs佐藤光留のスペシャルシングルマッチが決定。参戦選手としてディアナからジャガー横田、井上京子、梅咲遥、Himikoが参戦。4人でディアナ提供試合を行う。
また、普段からTTTの選手たちがお世話になっているビッグベアーもXとして参戦することが明かされた。
第4試合
案の定、大家は1人で入場。定が「お前どこまで寂しい奴なんだよ(笑)」と冷やかすも、大家は「こういうときにXが一緒に入ってくるわけ無いじゃん」と正論で返してXを呼び込む。
すると、会場に流れたのは『包丁・ハサミ・カッター・ナイフ・ドス・キリ』。大歓声の中で【クレイジーラバーズ】塚本拓海&竹田誠志が入場する。
2人は秀旺がかつて率いていた【渡鳥連合】のメンバーであり、対秀旺という点でも強力な戦力だ。
しかし、大家が呼んだはずなのにクレラバの入場に一番困惑していたのは大家。どうやら2人とも大家の出場要請を無視した挙げ句に勝手に来たようであり、竹田が「(挑戦するのは)クレラバでいいじゃん」と主張すると会場は大歓声。大家が「ジャンケンで出る2人を決めよう」と主張すると、観衆からは「えぇ~っ?!」の不満の声。ジャンケンは大家が一人勝ちするも、後から男気ジャンケンであったことにされ、石川会長もクレラバの挑戦を承認。
その瞬間にゴキブリ商会が奇襲して場外戦となるも、ラフファイトではクレラバが一枚上手。竹田がリング設営用の金具で定の額を切り裂いて流血させ、塚本は秀旺を観客席に叩き込んで制圧。
竹田は流血した定の額をえぐりながらリングに放り込み、観客から拝借したビニール傘を使って殴打&スリーパー。代わる塚本は傷口をえぐりながらのチンロックで痛めつけ、竹田とともにダブルのヒップトス。さらに竹田のトラースキック、塚本の前蹴り、竹田のギロチンドロップと続ける。さらに塚本が傷口をえぐりながらの首4の字固め。
代わる竹田は傷口へのナックル連打から串刺しロッキンポ。さらにロープにくくって傷ぐりをさらに広げて串刺しロッキンポを狙うが定がカウンターのエルボーで止める。さらに定がショットガン・ドロップキックを発射も、竹田はかわして顔面へスライディング・キック。さらに竹田がロッキンポを狙うも、定がトラースキックでカウンターしショットガン・ドロップキック。秀旺にタッチ。
秀旺は竹田、塚本を幾度もバックエルボーで倒し、2人の攻撃を誤爆させた上で塚本の頭を竹田に抱えさせた上で竹田にビッグブート。倒れた竹田が塚本をDDTで突き刺す形となる。さらに秀旺がフライング・ダブルラリアットから竹田のチャンス of LOVE。十字を切ってロマンチックを突き抜けろ!を狙うが、竹田が身を翻してボディプレス。
竹田はフェイバリットウエポンである大鋏を振りかざすが、秀旺とレフェリーが必死に止める。そのさなかで秀旺のタックルがレフェリーに誤爆。リング上が無法地帯となる中で竹田が秀旺にロッキンポ。塚本にタッチ。
クレラバはゴキブリ商会を場外に放りだして暴行。その間に大家がリングに上ってレフェリーを助け起こそうとするも、レフェリーの意識が戻らないと見るやレフェリーシャツを剥ぎ取って着用。本部席にサブレフェリーとして認めさせる。
塚本が秀旺をリングに戻し、投げっぱなしヒップトスから串刺しジャンピング・エルボー。チョップ合戦となると秀旺が優勢となるも、塚本が喉輪で止めてロープに振る。秀旺はフライング・ラリアットでなぎ倒してブレーンバスターを狙うが、塚本がブレーンバスター・ホイップで切り返す。
塚本はずどんを狙うが、秀旺が振り払った瞬間に定が飛び込んできてトラースキック。秀旺が高角度バックドロップで叩きつけ、コーナーへ上がる。定がバックドロップの形で持ち上げてコーナーに寄っていき、ゴキブリ商会がなんらかの合体攻撃を狙う。塚本が振り払うと、秀旺が塚本にダブルアックスハンドルからビッグブートを発射。これが定に誤爆し、吹っ飛んだ先で待ち受けていた竹田が定にハーフネルソン・スープレックス。
塚本が秀旺にトラースキックからニークラッシャー。さらに塚本のトラースキック+竹田のロッキンポのサンドイッチ攻撃。塚本がずどんを決めるもカウントは2。塚本はさらにずどんの構えに入るが、振り払った秀旺がラリアット。倒れず耐えた塚本が喉輪から小内刈り。立て続けに逆エビ固めで捕らえると、秀旺が無念のギブアップ。クレラバがインディー統一タッグ王座戴冠を果たした。
塚本「藤原、俺らはよ、渡鳥連合が解散っつーことになって、やっぱり俺らはメチャクチャ真面目だからよ。このリングに乱入したり遊びに来たりとか半端なことはしなかったけど、アイツは好き放題やりやがって。一緒にやってきたんじゃねーのか、藤原秀旺?だけどここで俺らが『ゴキブリ商会入ります』なんて甘い言葉かけちゃいけないと思ってるし、第一にゴキブリ商会なんて名前嫌いなんだよ!あのゴキブリはホントに……。アイツとはもう組むことはないな。(※観衆から「えぇ~っ?!」の声)いいんじゃないの?ホントにゴキブリ嫌だもん。でも俺ら今日はこのタッグチャンピオンになったから、これからTTT、しばらく出てなかったけどどんどん暴れてくから応援よろしくお願いします」
第5試合
試合前に瀧澤が握手を求めるも、藤田は挑発的に拒否。藤田が背を向けた瞬間に瀧澤がドロップキックを放って奇襲するも、藤田はあっさり回避。慌ててゴングを要請しようとするレフェリーだったが、藤田がこれを止めて「ふざけんな!タイトルマッチだぞ!やり直しだコラ!ゴング鳴らすな!下がらせろ!」と至極まっとうなブチギレ。
互いにコーナーに下がってからゴングが鳴らされると、瀧澤は「正々堂々!」と握手を求める。藤田が渋々応じた瞬間に瀧澤がガットショットからロープに振る。藤田はフライング・ショルダーで反撃し、怒りの顔面踏みつけ。
瀧澤はコーナーマットを外そうとするも、慣れないことをやろうとしたためかモタモタ。藤田がカットするも、瀧澤はネックロックで捕らえて絞り上げる。藤田はボディへのエルボーからアームブリーカー。
手4つでの力比べで圧倒する藤田はそのまま瀧澤の手をマットにつけて手へのフットスタンプ。さらに逆水平チョップ連打から瀧澤をエプロンに落としてロープを使ったチンクラッシャー。瀧澤は場外に転落するも、硬いワイヤーが入ったサードロープを使った“ゴムパッチン”を藤田のスネに叩き込んで大ダメージを与える。
一瞬にして機動力を失った藤田に対し、瀧澤は容赦ない足への踏みつけ攻撃から串刺し低空ドロップキック。さらにレッグスプレッド式アキレス腱固めからボディスラムを狙うが、藤田が振り払って逆水平チョップ。瀧澤もエルボー&ボディブローの連打からロープに飛ぶが、そのままスライディングして場外へと出ていく。
瀧澤はリングの下に潜ってしまい行方不明に。藤田が探し回る中で瀧澤がガバリとリング下から出てきて転がりながらリングインするも、藤田の眼前に出てきてしまうという大失態。勝率1/4のギャンブルに敗北する。
藤田が瀧澤を捕獲してシュミット式バックブリーカーからスイングネックブリーカー。さらに串刺しラリアットからエクスプロイダーと連撃。さらにロープに飛ぶも瀧澤がクロスボディで迎撃し、バイシクルキックからドロップキック。続けてブルーサンダー・ボムで叩きつけ、チルト3を狙う。
藤田はこれを振り払ってチンクラッシャーからロープを掴みながらの変形サムソンクラッチ。レフェリーは気付かずカウントを叩き始めるが、瀧澤がレフェリーの手をキャッチしてカウントを止めつつロープ掴みを指摘。藤田を上回る曲者ぶりを発揮して難を逃れる。
瀧澤はレフェリーに抗議。その背後から藤田が迫り、ストマック・ブロックからスピアーを突き刺す。さらにコーナーに上ってダイビング・ボディプレスからスリーパーホールド。瀧澤が抜け出そうとしてもしつこくしつこくスリーパーホールドで絞り上げて行くが、瀧澤が振り払って「藤田ァーッ!」と叫びながらエルボーを放つ……と見せかけてガッチリ抱き締める。瀧澤の奇行にいよいよ場内のざわめきも大きくなる。
瀧澤がはにかみながら距離を取ってからバイシクルキックを発射。これは回避されるもロープに飛んだ藤田にカウンターのドロップキックをクリーンヒット。さらに右打ち(※高角度ハンマーロックDDT)から必殺のファイヤーバード・スプラッシュを狙うが、藤田がこれを雪崩式SAYONARAで切り返す。
カバーに入る藤田を下から首固めに捕らえた瀧澤は、エビ固めのシーソーゲームからダイヤル固め。これをキックアウトされると追撃を狙うが、折れぬ闘志とは裏腹に身体がついて行かなかったのかヒザから崩れ落ちる。
藤田は引き起こして強烈なエルボーを叩き込み、最後は片足を抱える形での変形SAYONARAで突き刺して3カウントを奪った。
藤田は瀧澤の大健闘を称え、両手で瀧澤の手を包み込む。
いざ藤田がマイクを取るも、やっぱりガッツTTT所属勢の妨害にあってマイクアピールは出来ず。神崎、橋之介が挑戦をアピールする中でガッツがマイクを取る。
ガッツ「お前らは今日第1試合で負けたんだろ。俺は今日勝ってんだよ。おい、藤田ミノル!俺の20周年、TTT初の後楽園ホール大会は、俺がチャンピオンとしてメインでその防衛戦をやりたい。なので!次回11月9日、俺の挑戦を受けろッ!」
藤田がマイクを求めてガッツと揉み合う中、橋之介が藤田を場外に放りだしてマイクを奪い取る。
橋之介「俺負けてねーし?!次、11月、俺が挑戦します!挑戦して、後楽園のメインは俺が王者として立って、ガッツさん、あなたを挑戦者に指名しますよ。いいですよね、会長。(※石川会長が即OKを出す)OKですよね!よーしヤッター!次は俺が挑戦するぞ~ッ!よーし、よーし、あんなガラガラの声で意味の分かんないマスクして、“職業不明”?ただのフリーターじゃねーかよ。そんな奴に俺は絶対負けないからな!(※藤田へ)早く帰れ!ぜってーマイク持たせねーからな!これで来月、僕はメインが決まりました。だから今日は僕が締めたいと思います!」
ガッツ「そっかぁ。チャンピオンじゃなくて挑戦者でメインに出ればいいのか。(※神崎が後楽園での挑戦者に名乗りを上げる)……いやいや、どう考えたって道理的に俺が挑戦すんだろ。なんでお前が出てくるんだ。負けたんだろ今日お前は。(※神崎が「厳しいなぁ」とぼやきながら下がる)厳しいって当たり前だろお前!じゃあ来月メインで藤田ミノルに挑戦するハシ、締めてくれ!」
橋之介「締めます!復帰するダイスケさんもリングに上がってください。俺、やっとできるぞ。締めれるぞ。よーし!みんな、分かってますよね?!次僕がベルトを獲って後楽園のメインに立ちますので応援よろしくお願いします!行くぞーッ!(※ガッツに「締め方を説明しろよ?!」と突っ込まれて説明パートへ)じゃあ皆さん、準備はいいですか!行くぞーッ!みんなで行こうぜ!後楽園~ッ!!」