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1.212024
試合結果 1/20 新木場1stRING『TTT旗揚げ4周年記念興行』
『TTT旗揚げ4周年記念興行』
観衆:182人(満員)
▼第1試合「新木場闘会始」(15分1本勝負)
○木下亨平(ダブ)
8分6秒 ブロックバスター・ホールド
●中村宗達(ガン☆プロ)
▼第2試合「SURVIVAL TAG WAR」(30分1本勝負)
[Speed of Sounds]○ツトム・オースギ(フリー)&バナナ千賀(フリー)
9分21秒 十字架固め
[酒井組]大家健(ガン☆プロ)&●酒井博生(フリー)
▼セミファイナル「TTT認定インディー統一6人タッグ選手権試合」(60分1本勝負)
【王者組/ハッピードバイサーカス】藤田ミノル(フリー)&○星誕期(DDT)&条柴拓真(フリー)
15分4秒 チョークスラム→片エビ固め
【挑戦者組】定アキラ(AlmaLibre)&阿部史典(格闘探偵団)&●橋之介(フリー)
※第7代王者組が初防衛に成功。
▼メインイベント「TTT本隊vs渡鳥連合 敗戦軍解散&追放4vs5イリミネーションマッチ」(時間無制限)
●ガッツ石島&マスクドミステリー&瀧澤晃頼&神崎ユウキ
27分30秒 反則
○藤原秀旺(アライヴアンドメジャーズ)&塚本拓海(BASARA)&竹田誠志(フリー)&木村太輔(アライヴアンドメジャーズ)&ジョニー・ヘイワードJr.
※秀旺の1人残りで渡鳥連合の勝利。
<1人目>
○神崎ユウキ
12分51秒 フロッグスプラッシュ→片エビ固め
●ジョニー・ヘイワードJr.
<2人目>
○藤原秀旺
13分35秒 ロマンチックを突き抜けろ!→片エビ固め
●神崎ユウキ
<3人目>
○瀧澤晃頼
15分47秒 ウラカン・ラナ
●木村太輔
<4人目>
○竹田誠志
18分1秒 Uクラッシュ→片エビ固め
●瀧澤晃頼
<5人目&6人目>
●竹田誠志、●マスクドミステリー
22分47秒 OTR
<7人目>
○ガッツ石島
25分1秒 ゴーストバスター→片エビ固め
●塚本拓海
▼緊急決定試合 TTT本隊vs渡鳥連合 完全決着戦 時間無制限1本勝負
○ガッツ石島
6分0秒 フェイスバスター→片エビ固め
●藤原秀旺(アライヴアンドメジャーズ)
オープニング
この日も渡鳥連合の面々が開場後に会場前でのダフ屋行為および岩手県花巻市産のゴミを不法投棄。
正義の心に燃える大家健がすっ飛んできて不法行為をやめるよう喚き散らすも多勢に無勢。あっという間に制圧されてしまい、秀旺は身動きが取れなくなった大家を見下ろしながらサムライTVのカメラを探して「ああいうヤカラがね、いるからこの国はダメになってしまうんですね。だからボクたちはああいったヤカラをね、排除して今年から世直しをしていきます」と演説。
渡鳥連合がリング上にゴミをばらまき始めると大家が必死になってゴミを片付け始めるが、騒ぎを聞きつけてやって来たTTT本隊の面々が「散らかすんじゃねーよ大家!」「何しに来たんだお前!」と口々に罵倒。さらに千賀が新木場1stRINGの掃除機まで引っ張り出して大家をリング上からお掃除。
またも悲哀を背負ってしまった大家は観衆からの温かい声援を受けながらゴミを抱えてトボトボと去っていった。
第1試合
TTT4周年記念大会のオープニングはインディープロレスの今後を担う木下と中村の若い2人によるシングルマッチ。
試合は握手に始まり、リストロックの応酬からグラウンドでの首の取り合いを経てクリーンブレイク。
再び向き合い、木下が足払いからロープに飛ぶも中村がリープフロッグでかわしたり背中渡りで攻撃をかわしたりと身軽な動きで翻弄しランニングエルボー。さらにヒップトスで叩きつけてからエルボードロップで追撃。さらにブレーンバスターを狙うが、クラッチを切ってリストを取った木下が延髄斬りからランニングバックエルボー。
木下はキャメルクラッチで痛めつけ、高速ブレーンバスターから背中へのエルボードロップを連打。さらに連続エビ固めでスタミナを削って逆エビ固めを狙う。中村は下から蹴り上げて脱出しエルボー合戦へ。打ち勝った木下が逆逆エビ固め。
ロープブレイクした中村は突っ込んできた木下にカウンターのドロップキックを発射も、木下が回避して自爆させる。さらにロープへ飛ぶが、今度は中村がドロップキックをヒットさせて反撃の狼煙。
中村はコーナーバックエルボーからロコモーション式ハーフハッチ・スープレックスを3連発。さらにコーナートップからダイビング・クロスボディを見舞ってジャーマン・スープレックスを狙うも、木下がクラッチを切ってロープに飛ぶ。中村もロープへ飛んで熾烈なドッグファイトを展開も、木下がカウンターのクロスボディ。即座に起き上がった中村がトラースキックをヒットさせるも、木下も倒れず耐えて側頭部へのトラースキックをクリーンヒット。さらにランニングニー、ジャンピングニーから旋回式のブロックバスター・ホールドで叩きつけて3カウント。
試合後、木下が握手を求めるも中村は荒々しくはたき落として拒否。鼻っ柱の強さを見せつけた中村の今後の飛躍にも期待していきたい。
第2試合
インディー界のタッグの名手たるSOSに対するは、ダフ屋から足を洗って更生した酒井と大家による酒井組。SOSに勝てば酒井組もタッグ王座戦戦へ絡んでいく大義名分が出来るためなんとしても勝利したい試合。
オースギと大家の対面でゴングが鳴り、バックの取り合い、リストの取り合いを経て両者タッチ。
千賀と酒井の対面となり、ロックアップで力比べ。パワーで勝る酒井が押し込んでバックを取っていくが、千賀がカニバサミで倒してグラウンドに引き込む。千賀がヒザ十字を狙えば酒井もヒールホールドを狙って絡みつき、転がっていってロープブレイク。
スタンドで向き合うと酒井がローキックを連打してから低空タックルで攻め込むが、千賀が上から潰して倒しアキレス腱固め。酒井もアキレス腱固めで取り返しつつ両者ヒールホールドを狙う攻防から両者ブレイクしタッチへ。
オースギと大家がリストロックの攻防を展開し、オースギがコブラツイスト。大家が腰投げで切り返してエルボー連打も、オースギがドロップキックを見舞って千賀にタッチ。
千賀はオースギとともに大家をロープに振ってダブルのドロップキック。千賀が引き起こそうとするも、大家が下からボディブローの連打で反撃しスリーパーホールド。酒井が加勢に入って2人で千賀をロープに振ろうとするが、上手くいなした千賀が2人のタックルを誤爆させる。
大家と酒井が仲間割れを始めて小突き合いを展開も、千賀がロープへ飛んで突っ込んでくると息ピッタリのダブルバックエルボーで迎撃。大家はカミカゼからダイビングショルダーで連撃し、エルボー合戦。これを制した千賀が低空ドロップキックでヒザをつかせてさらに低空ドロップキックで顔面を撃ち抜く。両者タッチ。
突っ込んでいったオースギがエルボーを連打も、仁王立ちで耐えた酒井が強烈なエルボー一発で叩き伏せる。酒井はコーナーに振って串刺しバックエルボーを発射も、オースギがするりとエプロンに逃れてからコーナーに上がりダイビングバックエルボー。オースギがツキノイシを狙うが、これをこらえた酒井が担ぎ上げてそのまま水車落とし。さらに酒井がブレーンバスターを狙うが、オースギが着地してロープ際へ逃れる。酒井が追撃して突っ込んでくるも、オースギがかわしたところに場外から千賀が地対空ドロップキック。
オースギ&千賀がダブルのランニング・ブレーンバスターを狙うが、酒井が着地し千賀をミドルキックで吹き飛ばす。さらにオースギにハイキックを発射も、かわしたオースギがバックを取る。酒井がバックを取り返したところに大家が突っ込んできてラリアットも、これが酒井に誤爆。
再び仲間割れを起こした酒井と大家が言い争っているところにオースギが突っ込んでいって酒井を大家にぶつける。バランスを崩した酒井を十字架固めで丸め込み、キックアウトした酒井の顔面に千賀が低空トラースキック。再びオースギが十字架固めで押さえ込んで3カウント。
第3試合
前回大会で6人タッグ王座を戴冠した【ラッキービッグサーカス】改め、【ハッピードバイサーカス】藤田ミノル&星誕期&条柴拓真が早速初防衛戦。対するは、定アキラ&阿部史典&橋之介というTTTレギュラーの精鋭選手。組み慣れていないチーム同士だからこそ生まれる化学反応に期待が高まる試合だ。
藤田はドバイな雰囲気漂うフージーとして登場。なぜドバイなのかは一切不明ながら、一部のファンは興奮してスタンドアップ。条柴にもなぜか「ジョーシー!」「王子!」と歓声が飛ぶが、条柴は「今日は違うよ!」「それは明日なんだよ!」と全力で否定。しきりに「マルハバァーッ!」と叫ぶフージーに対して条柴は「それ言いたいだけじゃねえか!」と真っ当なツッコミ。TTTのリングに持ち込むには少々スリリングなネタが展開される。
条柴と橋之介の対面でゴングが鳴ると、リストの取り合いからヘッドロックの攻防。条柴がショルダータックルでなぎ倒すも、追撃は橋之介がドロップダウンでかわし、側転からの低空ドロップキックで反撃。両者タッチ。
フージーは謎の錠剤を飲み下してハイな状態となり、阿部とのリストの取り合いを制して後頭部への低空ドロップキック。さらに「ジョーシー!」とドバイ連携を狙うが、今日の条柴はジョーシーではないため拒否。その隙を逃さず阿部がフージーにビンタを入れて両者タッチ。
誕期と定の対面となると、2人共向かい合って蹲踞の姿勢。定が全身で突っ込んでいくも誕期はビクともせず、逆に定がふっとばされる。誕期はさらにショルダータックルでなぎ倒して条柴にタッチ。
条柴は関節蹴りで跪かせてJ48DDTを宣言するも、フージーが割り込んできて自身が「マルハバァーッ!」と叫びつつJ48DDTを狙う。げんなりとした様子の条柴がフージーをどかしてJ48DDTを狙うも、定がショルダースルーで切り返して橋之介にタッチ。
橋之介はセントーン・アトミコからボディスラムでセットし、その場飛びムーンサルト・プレス。阿部にタッチ。
阿部&定が条柴をロープに振ってダブルのバックエルボー。阿部がフェイスロックで痛めつけていくも条柴がロープに逃れてエルボー連打。阿部にもJ48DDTを発射も、阿部の頭が坊主であったためすり抜けてしまい1人で自爆。阿部がロープに振ろうとするも、条柴が河津落としで切り返して誕期にタッチ。
誕期は阿部をショルダータックルでふっ飛ばし、援護に来た定&橋之介もダブルのショルダータックルでふっ飛ばす。誕期は阿部に串刺しボディスプラッシュからブレーンバスター。さらに新百合ヶ丘夜明け前を発射しようとするが、フージーが「終わっちゃうから!終わっちゃうから!」と自身のさらなる見せ場を要求しつつ技の発射を制止。誕期が戸惑っている間に橋之介がコーナートップから誕期の後頭部にミサイルキック。自軍コーナーへと吹っ飛んでいった誕期がフージーにタッチ。
フージーは阿部にフライングショルダーから「マルハバァーッ!」と叫んでJ48DDTを狙う。振り払った阿部がビンタを見舞うと、フージーもビンタで反撃。吹っ飛んだ阿部がアイル・ビー・バックで帰還して伊良部パンチを叩き込み定にタッチ。
定はフージーに串刺しバックエルボーから後頭部へのトラースキックを見舞い、ロープに振って必殺のスパインバスターを狙う。フージーは足を刈って倒して旋回式ボディプレスを見舞い、条柴にタッチ。
条柴は定にJ48DDTを狙うが、関節蹴りで怯ませた定がJ48DDTの体勢へ。これをフージーが関節蹴りでカットし、定へJ48DDTを狙う。これを阿部が関節蹴りでカットし、フージーへJ48DDTを狙う。これを誕期が関節蹴りでカットし、阿部にJ48DDTを狙う。これを橋之介が関節蹴りでカットし、誕期へJ48DDTを狙う。これを条柴が関節蹴りでカットし、橋之介にJ48DDTを狙う。これを定が関節蹴りでカットし、条柴にJ48DDTを狙う。振り払った条柴が関節蹴りからJ48DDT。
投げ技の攻防を制した条柴がビッグブートからコーナーに振るが、定がカウンターのトラースキックからショットガンドロップキック。さらにロープに飛ぶが、条柴がスクラップバスターで迎撃し、両者タッチ。
誕期と橋之介の対面となり、橋之介がビッグブートやエルボーを連打するも誕期はビクともせず張り手一発で吹き飛ばす。それでも橋之介は怯まずジャンピングニーからドロップキックで倒して見せ、阿部、定とともにトレイン攻撃。
阿部のサッカーボールキック&定のランニングニーのサンドイッチ攻撃から橋之介がスワントーンボムを投下も、フージー&条柴が必死のカット。橋之介がムーンサルト・プレスを狙ってコーナーに上っていくが、誕期が山嵐で叩きつけ新百合ヶ丘夜明け前からチョークスラムで叩きつけて3カウントを奪った。
<試合後コメント>
ハッピードバイサーカス
フージー「見たか?!ドバイ産のサーカスを!」
条柴「明日なんだけどそれ」
フージー「ドバイの力をもらった……!ドバイの力で!」
条柴「だからそれ今日じゃないっすから」
フージー「これでインディーを統一していく!俺たちが!6人タッグを統一していく!誕期さん、ありがとう!」
誕期「ウン」
フージー「あっ!ホーシー、ありがとう!」
条柴「誕期さんでいいのよ。合ってる。合ってるから」
フージー「ジョーシーもありがとうございました」
条柴「ジョーシー言うな!今日は違うんだから!条柴なんだから!ダメなんだって!違うから!」
フージー「インディー統一!」
条柴「ちがう!ちがうからーっ!」
第4試合
昨年12月、ガッツ石島は自らのデビュー19周年記念試合として自らの持つTTT認定インディー統一無差別級王座をかけて渡鳥連合の藤原秀旺、ジョニー・ヘイワードJr.と3WAY形式で対戦。しかし、これは渡鳥連合のセコンド陣の無法介入によって無効試合となってしまう。
その後はTTT本隊と渡鳥連合による売り言葉に買い言葉の煽り合いが展開され、【TTTが負けたら団体解散、渡鳥連合が負けたらユニット解散&TTT追放】というなんとも釣り合いが悪い条件での5vs5の総力戦が決定する。
渡鳥連合は、藤原秀旺&塚本拓海&竹田誠志&木村太輔&ジョニー・ヘイワードJr.というフルメンバーを用意。
そして、TTT本隊はガッツ石島&マスクドミステリー&瀧澤晃頼&神崎ユウキという所属4人に黒田哲広を加えた5人を用意したが、大会1周間を切ったところで黒田の脳出血が発覚し緊急欠場。欠場の連絡も黒田本人から来ており、既に退院もしているとのことで大事には至らなかったものの団体解散がかかったTTTにとっては大きな痛手。
秀旺は「本隊が代わりのメンバーを用意するなら俺たちはボイコットする」という理不尽な要求をTTTが認めてしまったため、本試合は4vs5のハンディキャップマッチで試合が行われることが決定。またもTTTは解散の危機を迎えていた。
フルメンバーの渡鳥連合が入場後に雀卓を囲んで歓談。TTTのメンバーもいつも通りの入場ルーティンを行おうとするも、雀卓が非常に邪魔な様子。最後に入場してきたガッツが伝統芸能の域に昇華させた雀卓返しで闘いの火蓋を切って落とす。
両軍は、試合開始から約5分もの間会場全体を使った殴り合いを展開。
ようやくリングに戻ったミステリーと塚本がショルダータックルの攻防を展開し、両者タッチ。
神崎と竹田の対面となると、神崎がガムシャラなエルボー連打も竹田はニヤニヤと不敵な笑みを浮かべてノーダメージをアピール。強烈なエルボー一発でなぎ倒した竹田がロープに飛ぶも、神崎はアームドラッグで迎撃してドロップキック。さらにボディスラムを狙うも竹田がニーリフトで怯ませて神崎がバウンドするほどの勢いでボディスラム。さらにロープにくくりつけながらの顔面かきむしりでいたぶっていく。
さらに竹田は塚本とともにダブルのヒップトスから交互にトラースキックを見舞い竹田がギロチンドロップを見舞うクレイジーラバーズ連携。さらになぜかヘイワードをリングに連れ込んでダブルのブレーンバスターで神崎の上に投げ落とす。
代わる塚本が顔面かきむしりからシュミット式バックブリーカー。そのまま逆片エビ固めに入り、渡鳥連合が総出でアシスト。
秀旺と神崎の対面に。チョップを連打する神崎だったが、受けきった秀旺が強烈な逆水平チョップで倒し喉輪で絞め上げる。もちろん反則カウントを取られ、4で離して木村にタッチ。
木村は神崎の目元を踏みつけていき、ステップ式サーフボードストレッチで痛めつけてヘイワードにタッチ。
ヘイワードは弱った神崎をOTRさせようとするが、ガッツが必死のカット。ヘイワードが串刺しラリアットを狙うと、ブートで迎撃した神崎がミサイルキックで逆転を狙うもかわされて自爆。ヘイワードがホッケーマスクを脱ぎ捨てて神崎の顔面を殴打し、十字を切ってのパワーボムを狙う。これを抜け出した神崎がゼロ戦式ジャンピングニーを叩き込み、フィッシャーマン・バスターで叩きつける。
ここでTTT本隊が全員で突っ込んでいって渡鳥連合を場外へ排除。トレイン攻撃からミステリーがヘイワードをチョークスラム。さらに神崎がフロッグスプラッシュを投下して3カウントを奪い、TTTに価値ある一勝。4vs4となり数的不利を解消する。
神崎と秀旺の対面となり、勢いに乗る神崎がドロップキックの連打からフライングフォアアーム。さらにダイビング・クロスボディからロープに飛ぶも、秀旺がカウンターのドロップキックを顔面に突き刺し、ロマンチックを突き抜けろ!で叩きつけて3カウント。再びTTT本隊が3vs4で数的不利。
神崎の敗北を告げるゴングが鳴り響いた瞬間に飛び込んできた瀧澤が秀旺に首固め。さらにロープへ飛んでバイシクルキックを発射も、リーチに勝る秀旺のビッグブートで迎撃される。秀旺がサイドバスターで叩きつけて木村にタッチ。
木村は瀧澤にヒップトスからエルボードロップ連打。さらにブレーンバスターからダイビング・ボディプレス。これをガッツ&ミステリーにカットされると、塚本が投げっぱなしヒップトスから串刺しエルボー。さらに木村が一本背負いから腕を離さず引き起こそうとするが、瀧澤が下から絡みついてヘッドシザースホイップ。さらに瀧澤は塚本&木村の連携攻撃も上手くいなして塚本をコルバタで排除。木村をウラカン・ラナで押さえ込んで3カウント。
すかさず竹田が飛び込んできて瀧澤をショットガンドロップキックで吹き飛ばし、コーナーで串刺しロッキンポ。さらにエクスプロイダーで叩きつけ、エルボー連打で粘る瀧澤をエルボー&ソバットで怯ませてロープに飛ぶ。瀧澤はカウンターのドロップキックをヒットさせ、ブルーサンダー。
さらに瀧澤が必殺の右打ちを狙うが、いなした竹田がジャーマン・スープレックス。さらに竹田がロッキンポから変形の無双。さらにUクラッシュで叩きつけて3カウント。
ミステリーと塚本の対面となり、ミステリーがエルボースマッシュを連打。塚本も足を刈って倒し、膝裏へのキック連打からチンロックで固め、首4の字固めで捕らえたまま秀旺にタッチ。
秀旺はミステリーの脳天をナックルで打ち据えていき、ミステリーがエルボーで反撃すると秀旺が仰向けに倒れながら足を振り上げての急所蹴り。竹田にタッチ。
思わずロープへもたれかかったミステリーの後頭部に竹田が串刺しのロッキンポ。さらにロープへ飛ぶが、ミステリーがカウンターのパワースラムで迎撃。ミステリーはガッツとのダブルショルダータックルで倒し、ガッツのボディスラムからミステリーのダイビング・ラリアット。
さらにミステリーが必殺のチョークスラムを狙うが、秀旺がニード手島レフェリーを背後から突き飛ばして昏倒させ、持ち込んだサーベル攻撃でミステリー&ガッツを殴打。そこへさらに竹田のロッキンポ+塚本のトラースキックのサンドイッチ攻撃が決まり、竹田がフォール。しかし、レフェリーが昏倒していたためカウントが叩かれず、クレイジーラバーズの2人の怒りは秀旺に向いて仲間割れを起こす。
サブレフェリーとしてグレーゾーンひよこが参戦してなんとか試合が再開されると、竹田がリバースUクラッシュを狙うが、ミステリーが下から蹴り上げて脱出。ミステリーがファイヤーマンズキャリーで担ぎ上げてOTRさせようとするが、竹田が道連れにして2人でトップロープを超えてエプロンに着地。2人で揉み合う中、秀旺&塚本が加勢してミステリーを落とそうとする。ガッツが突っ込んできてダブルラリアットで秀旺&塚本を吹き飛ばすも、2人がミステリー&竹田に衝突。ミステリー&竹田がOTRで失格。
残るは、本隊がガッツ1人に対して渡鳥連合は秀旺と塚本の2人。
秀旺と塚本が交互にガッツを羽交い締めにしながら打撃を見舞っていき、太鼓の乱れ打ちから2人でロープに振る。ガッツは1度はガードされつつもダブルラリアットで2人まとめてなぎ倒し、塚本をコーナーに振って串刺しラリアットを発射。これをブートで止めた塚本がガッツを小内刈りで倒し、秀旺&塚本がサンドイッチラリアット。さらにロープへ振るが、ガッツが塚本、秀旺にそれぞれラリアット。間髪入れずにガッツが塚本をゴーストバスターで突き刺して3カウント。
最後はガッツと秀旺の一騎打ち。
ガッツが串刺しラリアットからブルドッギング・ヘッドロック。さらにパワースラムからのラリアットと躍動。そのまま担ぎ上げて秀旺をOTRさせようとするが、渡鳥連合の面々が場外から総出で秀旺の落下を阻止するアシスト。埒が明かないと踏んだガッツはロープに飛んでラリアットを発射も、秀旺はとっさにひよこレフェリーをひっつかんで盾に。
ガッツのラリアットがひよこレフェリーにクリーンヒットし、その衝撃で秀旺は場外に落下。
秀旺がOTRしてガッツの1人残りでTTT本隊の勝利……かと思われたが、なんと起き上がったひよこレフェリーはガッツへレフェリー攻撃による反則負けを宣言。秀旺のOTRよりもレフェリー攻撃の方が先に起きたことであるため、ガッツの反則負けが優先。TTT本隊が敗北して団体解散が決定してしまう。
勝利を確信して大喜びしていたガッツだが、自らの反則負けのコールを聞いて愕然。レフェリーに詰め寄るも裁定は覆らずリング上は大混乱。
秀旺「えー、どうも改めまして。僕たちが渡鳥連合です!私たち勝ちましたんで、ほんの1ミリの差で勝ったかもしれないけど……」
ガッツ「勝ってないよお前!」
秀旺「ちょっと静かにして?勝ちは勝ちなんで。黙って?新団体・トリプルT改め、新団体が次回旗揚げになります。トリプル秀。オープニングマッチで皆さんとまたお会いしたいと思います」
この惨状を見かねた大家健が飛び込んできて秀旺からマイクをひったくる。
大家「ふざけんなお前!オイ!お前たちだけだよこんなの納得してんの!オイ!なあ?!そんな嬉しいか?!ふざけんじゃねーよこの野郎!俺がこの試合決めた!ということは!なあ?!俺に権限があるはずだ!なあ?!俺にあんだろ?!俺に預けたんだよ!なあ?!TTTはこの試合を俺に預けてんだ!なあ?!ビビってんのか?!ビビってんのか?!なあ?!藤原秀旺!ガッツ石島!今ここで!完全決着ゥ!時間無制限!シングルマッチでェ!やれんのかオイ!やれんのか?!おーーーーーし!決定!レフェリーはこの俺だ!レフェリーはこの俺だお前俺に預けてんだお前この試合!1人ずつ出てこい!藤原秀旺とガッツ石島だけ残って!正々堂々とやれよ!なあ?!オーバー・ザ・トップは無しだ!3カウント!ギブアップ!分かったかオイ!分かったかオイ!ビビってんのか?!ビビってんのか?!ビビってんだったら無しでいいぞ!よし!決定!ゴング鳴らせゴング!」
緊急決定試合
ゴングが鳴ると、秀旺はするりと場外に出て渡鳥連合の面々と円陣を組んで絆を深める。
リングに戻ると、ガッツと秀旺が真っ向からバチバチのチョップ合戦を展開。互いの胸が真っ赤に腫れ上がっていくも決着は付かず。
ガッツは鬼神ナックルからラリアットを発射も、秀旺もまたラリアットで迎撃。今度はラリアットでの正面衝突が続くが、これも互角。ガッツはヘッドバッドの連打からロープに飛ぶが、秀旺は大家を盾にしてガッツの攻撃を阻止。
秀旺はガッツにサミングからフライングラリアット。ここで渡鳥連合の面々が総出でリングになだれ込んできてガッツを袋叩きにしようとするが、ここにツトム・オースギ、バナナ千賀、木下亨平、橋之介が花道からリングに駆け込んできてTTT本隊を救出。そのままセコンド陣を会場外へと連行してもう邪魔できないようにする。
秀旺はガッツにお願い魅惑のターゲット(※垂直落下式ブレーンバスター)からチャンス of LOVE(フライング・ニールキック)。さらにヘイワードのように十字を切ってからロマンチックを突き抜けろ!(※変形バックドロップ)を狙うが、ガッツが振り払ってラリアットからお返しのフライング・ニールキック。
さらにガッツはコーナーに上がり、大一番でしか出さないダイビング・クロスボディ。さらにロープに飛んで後頭部へのラリアット、正面からのラリアットと連撃し、最後は必殺のフェイスバスターで叩きつけて3カウントを奪った。
ガッツ「おい!藤原秀旺!約束守れよお前。解散しろコノヤロー!」
秀旺「まあ、色々ありました。2010年、メロン記念日解散。2023年、男闘呼組解散。そして2024年、本日、渡鳥連合、終わります」
「えぇ~っ?!」という残念がる悲鳴が会場に響く中、秀旺が退場。場内はしんみりとした空気になってしまう。
ガッツ「勝ったんだよ?!なんか勝ったんだけど……勝ったんだけど……なあ?なんだこの空気は!解散しなかったんだぜ、みんな?!(※ようやく本隊への歓声が起こる)いやあ、しんどかった。しんどかった。みんなのお陰で今日は勝つことが出来ました。ありがとうございます!そしてここに来ていただける皆さんの温かいご声援のおかげで今日の試合、カツトが出来ました!ありがとうございます!我々は、解散せずに、今年の12月28日、後楽園ホールが出来ます!まあ、渡鳥連合が次回からいなくなるんですよこれで。ということで、本当に名実ともに新しいTTTが2月からスタートします。渡鳥連合のあ名を誰が埋めるのかわかりませんが、また新しい新戦力が現れることでしょう。きっとな!
瀧澤「いらない!(※場内から「えーっ……」と残念がる声)」
ガッツ「……いらない?大丈夫?ちょっと『えーっ』って言われちゃったから一言言えよ」
瀧澤「僕はねえ、切磋琢磨したいんですよ、このリングで。せっかく僕と神崎とか下の世代がいるし、結構離れたベテランの世代がいるし。世代交代じゃないけど、僕と神崎が引っ張っていくのもアリなんじゃないかなあと」
ガッツ「そのつもりだったら俺たちはいつでも受けて立つぜ」
瀧澤「とりあえず今はハッピーエンドで終わりましょう!」
ガッツ「あと皆さんに報告が1つ!黒田さんは病院から無事退院しました。とりあえず1月、2月はお休みすると思いますが、また黒田さんはこのリングに帰ってきてくれると思いますので、皆さん応援の方宜しくお願い致します。ということで!2024年、ハッピーエンドでスタートできました。次回、2月17日土曜日、新木場1stRINGで新シリーズ開幕します。後楽園ホールまでの道のり、皆さん応援よろしくお願いします!ありがとうございました!」
<試合後コメント>
藤原秀旺
「ハッキリ言っちゃえば、先月インフルエンザA型に感染して欠場して、体重も87kgとか、そのくらいまで落ちました。その中で、当たり負けというのが要因かなと思うけども。渡鳥連合の4年間の歴史の中で、様々な闘いをやってきました。最後に言いたいのは、復活もないですし、今日で終わり。マイクでもお話しましたように、メロン記念日が解散して、昨年男闘呼組が解散した。その同一線上に渡鳥連合の解散があったんじゃないかと思いますんで。今後一切TTTには出ないということで。来週からMKW、中国を中心に出まして、その後2年ほど中国で活動していくということになるので。もう一切、この団体には出ませんし、元々TTTという団体はファンが6人しかいませんからね。私が、渡鳥連合がいなくなった場合、経営難になるかと思います。そのとき、本当の意味でのトリプル秀が旗揚げするんじゃないかと思います。ですので、皆さん、この今、激動のプロレス界。もう1度、外からこれを見てみたいと思います。以上です。ありがとう」
ガッツ石島&マスクドミステリー&瀧澤晃頼&神崎ユウキ
――今日の試合を振り返って
ガッツ「4vs5という不利な試合でしたけど、俺たちの結束力で勝てた。途中、SOSとか橋之介とか亨平が助けに来てくれた。TTTの所属だとか所属じゃないとか関係ない!みんなの絆で勝つことが出来ました!」
ミステリー「このリングを守れたってことが嬉しかったね」
――渡鳥連合がまさかの解散を果たしました
ガッツ「まあ、追放&解散だからね。彼らは条件を守ったってことで。今後はこのリングに上ってくることはないでしょう。旗揚げから4年、彼らも活動してましたけど、俺たちも彼らとの戦いを経て新しいステージに向かいたいと思います」
――渡鳥連合の解散を受けて、ファンからは喜ぶ声よりも残念がる声の方が多かったことについて
ガッツ「やっぱり、TTTはコロナ禍を経て4周年を迎えてるからね。お客さんも、渡鳥連合は一緒にTTTを作ってきた仲間だと、そういう風に見ているお客さんもいるんで。そのへんは残念かなと思うけど、これは試合に罹った条件だからね。仕方ない。リング上では強い者が残るからね。渡鳥のことは残念かもしれないけど、そこは俺たちも新しい闘いを求めてやっていきたいと思います」
――ガッツ選手と秀旺選手はTTT旗揚げ前から長きにわたる抗争を展開していましたが、これで完全決着という形になる?
ガッツ「はい。接点は無くなると思いますが、GOING-UPのときから数えて6年近くやってきたんで。その高層に今日はピリオドを打ったということで感慨深いものはあるけど、俺たちも後楽園ホールに向けて頑張っていくんで。そのへんは鑑賞に浸っている場合じゃないんで、目の前にある目標を1つ1つクリアしていきたいと思います。ちょっと俺だけ喋ってるから、みんなにも聞いてあげてよ。せっかくだから」
神崎「僕は入ったばっかりで、こういう解散がかかったような試合になってしまって、僕自身ここでプロレス界の上を目指そうと思っていた中でのこの試合だったんで、いつも以上に負けたくない試合でした。無事、団体は続行するので、今年の年末の後楽園ホールに向かって突っ走っていきたいと思います!」
ガッツ「タッキーは?」
瀧澤「思い返せば、一昨年初めて藤原秀旺に拉致され、去年の1月はここで藤原秀旺にシングルで勝ち、ベルトを獲り。2年近くやり合った藤原秀旺に『おつかれさまです』と伝えといてください。お願いします。以上」
――世代闘争もぶち上げていく?
瀧澤「そうですね。なあ、なんだろうなぁ~。純粋にガッツさんとミステリーさんに勝ちたいんで(笑)そこです(笑)世代闘争って形になってもいいし、シングルでもいいし、いつか超えたいなっていうのがあったので。(神崎と)2人で超えてもいいし、どっちかが超えてもいいし。そこはそのときの流れで。いつか超えたいんで」
――4周年を迎えて、渡鳥連合もいなくなって、リング上の風景も新しいものになると思います。改めて、2024年の抱負をお願いします。
ミステリー「1月、めでたく俺たちがこのリングを守れたんで。今年は12月、ガッツの20周年、後楽園ホール大会に向けて突っ走る。そして、“拡大”といったところじゃないですかね!」
ガッツ「おっ!いいね!勢力拡大!所属の人数も拡大!」
ミステリー「拡大!」
ガッツ「すべてに於いて拡大ですね」
ミステリー「拡大だな!今年の抱負は拡大だよ!」
ガッツ「今年のTTTのテーマは“拡大”ですから!俺もデビュー20周年イヤーなんで、充実したいい年にしていきたいですね。みんなで頑張って、していこう!人数は少ないけど、志は大きく持った、拡大した団体にしていこう!おし!最後はこういうやつやろうか!」
(※4人で手を重ねて記念撮影)