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2.142021
試合結果 2/13 新木場1stRING『ATTACK2』
『ATTACK2』
観衆:140人(札止め)
▼第1試合「新木場闘会始」(30分1本勝負)
[真GUTS軍]●マスクドミステリー&翔太(ガン☆プロ)
10分31秒 逆さ押さえ込み
[渡鳥連合/クレイジーラバーズ]塚本拓海(BASASRA)&○竹田誠志(フリー)
▼第2試合「インディー世代闘争」(30分1本勝負)
○黒田哲広(フリー)
10分0秒 サムソンクラッチ
●洞口義浩(フリー)
▼第3試合「SOSvs渡鳥連合」(45分1本勝負)
[Speed of Sounds]○ツトム・オースギ(フリー)&バナナ千賀(フリー)
12分17秒 千賀のトラースキック→エビ固め
[渡鳥連合]●藤原秀旺(アライヴアンドメジャーズ)&木村太輔(アライヴアンドメジャーズ)
▼セミファイナル「スペシャルシングルマッチ」(60分1本勝負)
[真GUTS軍]○TORU
19分44秒 垂直落下式ブレーンバスター→片エビ固め
●瀧澤晃頼
▼メインイベント「NEW WORLD OF TTT」(60分1本勝負)
●佐山駿介&政岡純(紫焔)&頓所隼(フリー)
19分4秒 ジャーマン・スープレックス・ホールド
阿部史典(BASARA)&竹田光珠(666)&○木下亨平(ダブ)
第1試合
元ガッツワールドの盟友であるミステリーと翔太が“クレイジーラバーズ”竹田誠志&塚本拓海と対戦する豪華な第1試合。
外敵ユニット・渡鳥連合のメンバーでもある竹田&塚本が試合前に握手を求めるも、ミステリー&翔太は警戒して距離を取る。
ミステリーと竹田でゴングが鳴ると、ロックアップから腕の取り合い、グラウンドでの足関節の取り合いとなり、クリーンブレイクから竹田がミステリーの宇宙のパワーを受信するポーズを取って挑発。
続く翔太と塚本の対面となると、翔太が多彩な形から入るリストロックで塚本を翻弄し、グラウンドヘッドロックで捕らえていくものの、ウエイトで勝る塚本が自軍コーナーに押し込んで竹田にタッチ。
竹田はショルダータックルで翔太をなぎ倒し、自軍コーナーで塚本とともに翔太の顔面を踏みつけていき、軽快にタッチを回す。
塚本はボディスラムからキャメルクラッチに捕らえようとするが、決まり切る前に翔太が後方へ抜け出し、バックマウントからアームロックに捕らえてミステリーにタッチ。
ミステリーは首筋へのエルボースタンプを連打し、ニードロップで追撃して翔太にタッチ。
翔太は塚本をコーナーに振って突っ込んでいくが、翔太のエルボーをかわした塚本がショルダースルーで高々と放り捨て、逆エビ固め。そこへ竹田も加勢に入り、翔太の顔面を踏みつけながら観衆へアピール。
竹田にタッチが回ると、ブレーンバスターからエビ固め、片エビ固め、体固めと連続押さえ込みで翔太のスタミナを奪っていくものの、翔太はこれをブリッジで跳ね上げてリストロックに捕らえ、手足をロックしながらの押さえ込み。竹田がこれを返すと互いにバックの取り合いを馬跳びでいなしていき、翔太がハイタッチを求めるフェイントからソバット。さらにナックルで追撃してロープに飛ぶが、塚本がエプロンからキックを見舞ってアシストすると竹田がすかさずドロップキック。塚本にタッチ。
塚本と竹田は翔太をロープに振ってダブルのヒップトス。さらに竹田のトラースキック、塚本のPK、竹田のギロチンドロップ、塚本のブレーンバスターホイップと流れるような連続技を繰り出していき、塚本はバックドロップの体勢へ。翔太はこれを身を翻してクロスボディのような形で押しつぶし、延髄斬りを見舞ってミステリーにタッチ。
ミステリーは塚本、竹田をそれぞれランニングクロスチョップでなぎ倒すと、塚本をドロップキックでコーナーまで吹き飛ばして串刺しジャンピングバックエルボーを発射。塚本はこれを回避して自爆させると竹田にタッチ。
竹田がミステリーに串刺し攻撃を狙うが、今度はミステリーがこれを回避し、サイドスープレックスからトップロープ越しのアトミコ。さらに必殺のチョークスラムの体勢も、竹田が暴れて着地し、即座にスピアー。
竹田はエクスプロイダー、ニーリフトのコンビネーションからのロッキンポと畳み掛けるが、これは翔太がカット。翔太は竹田に変形コードブレイカーを見舞うと救援に来た塚本には場外に放り出し、ウルトラタイガードロップで追撃。勝負をミステリーに託す。
ミステリーは竹田をパワースラムで叩きつけ、ラリアットを狙ってロープに飛ぶが、塚本が場外からミステリーの足を引こうとする。ミステリーが塚本を警戒し竹田に背を向ける形となると、すかさず竹田が逆さ押さえ込みで3カウント。
竹田は「初めてやったぁ~!」と人生初の逆さ押さえ込みでの勝利を大喜びしながら去っていった。
第2試合
TTTの第2試合の門番として定着している黒田と、TTT参戦2戦目となる洞口がシングルマッチで対決。
両者クリーンな握手を交わしてからゴングが鳴ると、ロックアップから腕の取り合い、グラウンドでの首の取り合いとオーソドックスなレスリングを展開していくが、洞口は黒田の左腕に照準を定めてショルダーアームブリーカーを連打。黒田は痛む左手では威力不足と感じたかダブルチョップで反撃していくが、洞口もエルボー連打で反撃。たたらを踏んで距離を取った黒田だが、洞口が突っ込んでくると的確な低空ドロップキックでヒザを撃ち抜き、コーナーを使った伝統芸能の哲っちゃん足殺し。
黒田は洞口をリングに戻してハンマーパンチで痛めつけていくが、洞口はその腕を取って再びショルダーアームブリーカーの連打。そして一際大きく振りかぶってのショルダーアームブリーカーを狙ったところで黒田がスリーパーホールドで捕らえ、足を刈り倒しながらヒザ十字。洞口がロープブレイクするとリング中央に引き戻し、今大会の前日に日本武道館でGHCヘビー級王座を戴冠した武藤敬司を意識してか何度もプロレスLOVEポーズを決めながらの足4の字固め。
洞口がこれもなんとかロープブレイクすると、黒田はロープに足を絡めてのニーロックで痛めつけ、コーナーに振って串刺しラリアットを狙うが、洞口がカウンターのビッグブート。さらにコーナーに振ってバックエルボーからスイングネックブリーカー、ブレーンバスターと続けて黒田をコーナーに上げて行くが、黒田は哲っちゃんカッターで反撃。
黒田は洞口をレフトハンドラリアットで叩き伏せて冬木スペシャルで絞め上げ、洞口がギブアップしないと見るや体固めに入ろうとするが、洞口はバックエルボーで怯ませてスピニングネックブリーカー。洞口がロープに飛ぶと黒田がカウンターのラリアットを見舞うものの洞口は即座に起き上がってビッグブートで反撃。さらに黒田の後ろ足を振り上げての金的蹴りも見切って再度ビッグブートを叩き込んでバックを取るが、黒田が電光石火のサムソンクラッチを決めてカウント3。
カウント2で返したと悔しそうにレフェリーにアピールする洞口だったが、黒田が握手を求めて右手を差し出すと深々と頭を下げながら両手で握り返し、黒田は洞口の腕を掲げて健闘を讃えてから退場していった。
第3試合
渡鳥連合の面々はいつものように入場時にリング上へ雀卓を持ち込み、秀旺は前回に引き続き大量のVHSを持って入場。4人で卓を囲んで雀牌を積み上げ始める。
Speed of Soundsの2人が花道から現れるも、雀卓が邪魔でいつものように2人同時にトップロープを飛び越えての入場が出来ないため、千賀が本部席のマイクを取り「お客様の中に麻雀卓を蹴り上げたい方はいらっしゃいますか~?」と募集をかける。すかさず手を挙げたのはTTTの鬼将軍。ガッツは2人に促されてリングに上がると雀卓を派手に蹴り上げて排除する。
秀旺と木村がクリーンに握手を求めるが、ツトム&千賀は当然無視。
ツトムと木村でゴングが鳴ると、柔道をバックボーンに持つ2人はグラウンドでじっくりとした首の取り合いを展開し、互角のままクリーンブレイクして両者タッチ。
秀旺と千賀の対面となると、再び秀旺が握手を求めるが千賀がその手を蹴飛ばして拒否。両者組み合ってグラウンドにもつれ込み、千賀がレッグロックに捕らえれば秀旺もキーロックで対抗し、ヘッドロックの奪い合いからスタンドへ。千賀はショルダータックルでぶつかっていくが体格に勝る秀旺を倒すことは出来ず。ならばとフランケンシュタイナーで場外に放り捨て、ツトムとともにダブルの場外飛びのフェイントから後転してポーズ。リングに上ってきた秀旺をダブルのバックエルボーでなぎ倒し、千賀がロープに飛ぶも木村が場外から足を引き倒すと、4人入り乱れた場外戦へ。
その間に塚本が大量のVHSを用意し、秀旺は千賀をローブローで倒してからVHSをキレイに敷き詰めその上へのボディスラムを狙う。千賀が必死に堪えるとVHSを使ったチョーク攻撃を見舞い、千賀がロープに逃れるとVHSで頭を殴打。タッチを受けた木村もVHSの角で千賀の顔面をえぐっていく。
木村と秀旺はダブルのショルダータックルで千賀をなぎ倒してフォールもツトムがカット。千賀は木村の串刺しバックエルボーをかわして延髄斬りを叩き込み、ツトムにタッチ。
ツトムは2人がかりで突っ込んでくる木村と秀旺の攻撃を誤爆させ、秀旺へコーナー上から飛びつくフランケンシュタイナーを放って排除。さらに木村をロープに振ってトラースキックを発射も、木村ロープに捕まって耐えて空振りさせるとショルダータックルでなぎ倒し、ボディスラムの体勢もツトムが背面着地してスクールボーイ。これをキックアウトした木村は追撃を狙うツトムをカウンターの払い腰で叩きつけ、秀旺にタッチ。
秀旺は強烈な逆水平チョップを連打していき、ツトムを軽々と担ぎ上げ場外へのやり投げを狙う。しかしツトムが背面着地してロープ際まで秀旺をプッシュするとすかさず千賀が場外から地対空ドロップキックを秀旺の顔面に叩き込む。
ツトム&千賀は2人で秀旺へランニングブレーンバスターを決め、ツトムが秀旺へダイビングバックエルボーを発射。秀旺はこれをキャッチしてバックドロップを狙うが、ツトムが背面着地してトラースキック。さらにロープに飛ぶが、エプロンから木村がツトムの頭に渡鳥連合のジャージをかぶせて視界を奪い、その隙に秀旺がビッグブートからサイドバスター。さらに木村がダイビングボディプレスで追撃し、秀旺がジャンピングブレーンバスターから100%メロ~ンジュースを狙うが、ツトムが回転エビ固め。秀旺はこれをひっくり返してエビ固めも、千賀が飛び込んできてトラースキック。思わぬダメージを受けた秀旺をツトムがそのままおさえこんで3カウントを奪った。
この裁定に納得の行かない渡鳥連合の面々がリング上になだれ込んで乱闘となり、秀旺がVHSの角で千賀の顔面をえぐり、木村がツトムへ巴投げ。大暴れした渡鳥連合はまるで勝者のように4人で高々と手を掲げ上げた。
第4試合
前回大会のエンディングでTTT所属となることを発表した瀧澤は、リング上での接点こそ無いものの意識していたというTORUとのタッグ結成を熱望。これに対してTORUは「まずシングルで戦ってみないとなんとも言えない」と瀧澤との対戦を希望し、今大会でこれが実現した。
互いにクリーンな握手を交わしてからゴングが鳴ると、ロックアップから腕の取り合い、首の取り合いとオーソドックスなレスリング戦を展開していくが、TORUは早々に瀧澤の首に狙いを定め、執拗なグラウンドヘッドロックやネックロックで痛めつけ、脱出しようとする瀧澤に隙が生まれればすかさず丸め込みに入るという瀧澤を休ませない変則的な一点集中攻撃。瀧澤がTORUのジャックナイフを切り返してのバックスライドを見せれば、TORUは一旦場外にエスケープしてたっぷりと間を取り、瀧澤にペースを掴ませない。
再び両者がリングで対峙すると、瀧澤がTORUの足を刈ってロープに飛び、リープフロッグなどでTORUの突進をかわしながらフランケンシュタイナーで場外に放り出し、ビッグブートで追撃して場外でのチルト3を狙っていくが、TORUが背面着地しエプロンの角に背中を打ち付ける形での河津掛け。
瀧澤が大ダメージを負うと、TORUは再びじっくりとしたネックロックで絞り上げ、瀧澤が抜け出そうともがくと後頭部への低空ドロップキック。さらにバッファロースリーパーのように腕を上方へ巻き込む形での変形フェイスロックで絞り上げ、起死回生を狙う瀧澤のカウンターのドロップキックもすかして自爆させる。TORUは瀧澤の首筋へ逆水平チョップを叩き込んでロープに飛ぶが、瀧澤が今度こそカウンターのドロップキックを叩き込んで反撃開始。
瀧澤は串刺しバックエルボーからビッグブートを連打していき、これが目に入ったか、TORUは顔面を押さえてうずくまりダウン。レフェリーによるチェックが入る中、瀧澤はかまわず引き起こし、ココナツクラッシュからチンクラッシャーのコンビネーションからRKOを狙うも、TORUがロープスタンガンからのスイングネックブリーカーで対処。TORUは内藤哲也のような目を見開くポーズを観衆に見せておどける余裕を見せる。
TORUは瀧澤をうつ伏せに寝かせて後頭部へのダイビングダブルフットスタンプを見舞い、変形クロスフェイス。瀧澤が足を伸ばしてなんとかロープブレイクし、エルボー連打で突っ張っていく。TORUは両手を広げてこれを受け切ると、身長差を生かして上から潰していくかのような容赦のないエルボーを連打。
一度は膝をついた瀧澤だが雄叫びを上げながら再びエルボーの猛連打をかけると、TORUがニーアッパーを見舞ってロープに飛ぶ。瀧澤はこれをビッグブートでカウンターし、ステップ式の延髄斬りからRKO、チルト3と猛攻。さらにコーナーに上っていき、追いすがるTORUを突き飛ばしてからスワンダイブ式のダイビングクロスチョップを放つが、なんとTORUはこれを地対空ドロップキックで迎撃。
TORUは瀧澤をロープに振って顔面にドロップキックを突き刺し、Dガイストからカバーに入る。瀧澤は下から組み付いて首固めで切り返すなど貪欲に勝利を狙っていくが、TORUのショットガンドロップキックから串刺しシャイニング・ウィザード、垂直落下式ブレーンバスターと連撃を受けて3カウント。
勝ち名乗りを受けたTORUは倒れたままの瀧澤に手を差し伸べて引き起こし、肩を組んで健闘を讃えた。
第5試合
メインイベントはTTTに参戦するインディー会の未来を背負う若手選手たちによる6人タッグマッチ。所属の佐山、紫焔の政岡、BASARAの阿部、666の光珠、ダブの木下、元WRESTLE-1で現在フリーの頓所と全員出自の違う選手たちが集った。
佐山と光珠でゴングが鳴ると、ロックアップで押し込み合い、佐山が押し勝つと光珠がリストロックから足を刈ってレッグロック。佐山がヘッドロックで捕らえると光珠は自軍コーナーに押し込んで阿部にタッチ。
佐山と阿部はグラウンドで目まぐるしい首の取り合いを展開し、これを制した佐山が背中へ強烈なサッカーボールキック。阿部は痛みに顔をしかめながらも自ら狭山に背中を向けて正座。佐山がもう一発サッカーボールキックを叩き込むと痛みに苦しむ阿部は対角コーナーに控える頓所にエルボーを見舞って八つ当たりしてから佐山にお返しのサッカーボールキック。両者正面からエルボーで打ち合っていき、阿部がゲンコツで佐山の頭をぶん殴ると佐山はミドルキックで返礼し、政岡にタッチ。
政岡は阿部の顔面にビッグブートも、阿部がこれをキャッチしてグラウンドに引き込んでいく。政岡が上を取ってネックロックも、阿部は手を伸ばして木下にタッチ。
木下と阿部は政岡にダブルのバックエルボーを見舞い、木下がチンロック。政岡がブレイクすると気迫に満ち満ちた木下がエルボーの猛連打を見舞っていくが、政岡がサミングで怯ませて佐山にタッチ。
佐山が突っ込んでいくと、木下は腰投げから袈裟固に捕らえながら顔面へナックルを落としていき、佐山もグラウンドヘッドロックに取り返して行くが、木下はそのまま自軍コーナーに押し込んで阿部にタッチ。
阿部は佐山へ連続エビ固めでスタミナを消耗させてから木下にタッチ。
木下と政岡は正面からエルボーで打ち合っていき、木下が政岡のスライディングキックをリープフロッグでかわしてランニングエルボー。倒れた政岡を荒々しいストンピングで攻め立てる普段は見せないファイトスタイルを見せていくが、ロープに飛んだところで政岡が追走してスライディングで場外に出ながら木下の足を引き場外に引きずり出す。そこへ佐山がエプロンを駆けての空対地サッカーボールキックを叩き込む連携を見せ、政岡が木下の両手にフットスタンプを見舞って頓所にタッチ。
頓所は首筋へのエルボースタンプ連打から木下をロープに逆さ吊りにし後頭部へのドロップキック。さらにスリーパーホールドで絞り上げながら佐山にタッチ。
佐山はボディスラムからサッカーボールキックを見舞って政岡にタッチ。
政岡は顔面へのフットスタンプからエルボードロップ、さらに挑発的に木下の顔面を踏みつけてから頓所にタッチ。
頓所はエルボー連打から回転エビ固めに捕らえ、木下のキックアウトに合わせてゆりかもめに捕らえる。木下がブレイクすると頓所はロープに飛ぶが、木下がカウンターのドロップキックをヒットさせ、阿部にタッチ。
阿部は頓所の顔面にドロップキックを突き刺し、カットに来た佐山をコーナーに振って回転浄土宗、続く政岡のトラースキックをキャッチしてドラゴンスクリューを見舞い、突っ込んでくる頓所をエプロンに放り出すが、頓所はロープ越しの延髄斬りを見舞い、トップロープとセカンドロープの間へ飛び込みながら組み付いてのスイングDDT。政岡にタッチ。
阿部と政岡は正面からエルボーで打ち合っていき、阿部が伊良部パンチを狙ったところへ政岡がカウンターのトラースキック。さらに阿部をロープに振るが、阿部は低空ドロップキックでヒザを打ち抜き、光珠にタッチ。
光珠は変形ゴードバスターからスライディングキック。さらにパワーボムを狙っていくが、政岡が回転エビ固めで切り返してフットスタンプ。さらにトラースキックで追撃してロープに飛ぶが、光珠はカウンターのハリケーンドライバーで迎撃し、両者タッチ。
佐山と木下の対面となり、佐山が突っ込んでいくと木下はカウンターのドロップキックを見舞い、フィッシャーマンズ・スープレックス・ホールドから必殺のジャーマン・スープレックス・ホールドを狙うが、佐山が振り払ってレッグラリアート。ここに政岡&頓所が加勢に入り、トレイン攻撃から佐山のブレーンバスター、政岡&頓所のサンドイッチトラースキック、佐山のPKと華麗な連撃を決めていく。
佐山は木下へバックドロップを狙うが、ここに阿部が飛び込んできて佐山の顔面に伊良部パンチ。政岡が阿部へRKO、光珠が政岡にミサイルキック、頓所が光珠へスライディングキック、木下が頓所へ延髄斬りを見舞う全員が入り乱れた攻防が展開され、これを制した木下が佐山へジャンピングニー。佐山は倒れず耐えてハイキックを叩き込み、座り込んだ樹の下にPK。さらに脇固めからのキドクラッチ、腕十字に捕らえるがこれは光珠がカット。頓所が光珠&阿部を排除し、場外にプランチャで飛んでいって佐山に勝負を託す。
佐山は木下をバックドロップで叩きつけてから満を持してのバズソーキックを発射も、木下はこれをダッグしてかわして空振りさせ、背を向ける形となった佐山に組み付いて高角度ジャーマン・スープレックス・ホールド。不意を突かれた佐山にこれが完璧に決まると、佐山も肩を上げられずに3カウント。
木下「俺は最後まで諦めんかったぞ!今日は俺が3つ取ったぞーッ!まだまだこんなもんじゃないからな!今年はもっと行くからな!オイ、佐山!俺にそのベルト、挑戦させろーッ!」
佐山「木下ァ!ジャーマン効いたぞ!来月、ベルトかけて1vs1でもう1回やろうぜ!」
木下「しゃあっ!」
佐山と木下は額を突き合わせてにらみ合い、木下らが退場していくと佐山が改めてマイクを取る。
佐山「前回、1月にベルトを獲ったときに『TTTの顔になって引っ張っていく』って言ったのに、こんなとこで負けてメチャメチャ悔しいけど、来月勝ってやるからな!皆さん見ていてくださいよ!来月、木下と1vs1でやるんで、来月皆さん新木場に見に来てください!よろしくお願いします!このベルト、自分が去年メチャクチャ苦労して手に入れたベルトなんで、絶対離しません!なので、もう1度言いますが、ベルトを防衛するところを新木場1stRINGに見に来てください!今日はありがとうございました!」
<試合後コメント>
瀧澤晃頼
――所属第1戦となりましたが、試合を振り返っていかがでしたか
「初対戦で、ゴングが鳴るまですごいワクワクしてたんですけど、TORUさんの一撃一撃がすごく重くて。芯に響く痛みでしたね。TORUさんは強かったです」
――所属を発表した前回大会よりも体が大きくなったように思えますが、肉体改造に着手しているのでしょうか
「んー、それは僕の気分なので、あんまり所属になったからとかは関係なく、僕が体を大きくしようと思ったタイミングが今だったというだけです」
――これからウエイトを増やしていく予定はありますか
「ビジョンで言うと、6月まで増量して、そこから絞る感じです(笑)」
――前回大会で「TORUさんとタッグを組みたい」という発言がありました。今回戦ってみて感触はいかがでしたか
「負けちゃったんで、僕がなにを言ってもしょうがないんですけど、TORUさんが『お前とだったら組んでいいよ』って言ってくれるか分からないですけど、言ってくれたらもう僕は是非とも組みたいですね。TORUさん次第ですけど、タッグなんで、僕の気持ちだけではどうにもならないので」
――TORU選手は戦前にTwitterで『今日の試合が終わった後に「TTTに入ってよかったです」と言わせる試合をする』という旨の発言をしていました。TTTに入ってよかったですか?
「入ってよかったっすよぉ~!へへ(笑)TORUさんは優しいし、でも試合じゃボコボコにしてくるし……いやぁ、入って良かったっすね(笑)」
――今後の目標はなにかありますか
「まあ、TORUさんが『タッグ組んでもいいよ』って言うかどうかで変わるんですけど、変わるんですけど、『いいよ』って言ったら、タッグベルトを……今この団体にタッグベルトは無いんで、他団体のやつ持ってきて、どっかで挑戦して獲れたらなと思ったり。TORUさんが『組まないよ』って言ったら……1人なんで、佐山、木下選手のところに照準を合わせるというか、まあ、それしかないですよね。TORUさん次第です!」
TORU
――今日の試合を振り返っていかがでしたか
「瀧澤とは初めてで。なんていうか、全然やる前と思ってたイメージといい意味で違ったんで、すごく楽しかったです」
――もともとはどういうイメージを持っていたのでしょう
「ハッキリ言って、試合を見たイメージでは、あんまり良くなかったんです。俺の中では。軽い感じがして、プロレスやってる中で気持ちがこもってないように俺には見えてたんで。でも、やってみないと分からんもんですね。やってみたら全ッ然熱くて。ついつい、大人気なくぶん殴ってしまいましたよ~」
――瀧澤選手からはタッグ結成のラブコールを受けていました
「そうっすね、別に組んでもいいですし。去年の年末くらいっすかね、瀧澤を『TTTに入らないか』と勧誘してたのは、実は僕とガッツ石島だったりするんで、結構秋口くらいから控室で瀧澤の悩みとか聞いてて、僕は瀧澤に『TTTに限らずどこか団体に属したほうがいい。じゃないと今のままで年月だけが過ぎていってキッカケも無いまま過ごしていっちゃうんじゃないか。それはもったいない』という話をずっとしてて、それで年末っすね。ガッツ石島と3人で『ウチに来てくれ』と話し合いをして。そしたら、1月に入団を決断してくれてメチャクチャ嬉しかったですよ。メチャクチャ嬉しかったと同時に、やっぱり俺が今まで培ってきたものを、瀧澤に全部教え込みたいって気持ちがあったんで、今日シングルやらせてもらいました。それで、実際やってみたら熱くて、思ってたよりも何倍もいい選手だったし、『タッグ組みたい』と言うなら組んでもいい。……ただ、今日瀧澤に申し訳ないなと思ったのは、まだ試合勘が戻ってないって自分で痛感した部分があったんで。多分つぎやったらもっとすごい試合できるし。まあ、どっちに転んでも僕にも、瀧澤にも、この団体にも、プラスになることは間違いないと思います」
――復帰後初勝利を収めましたが、今後1プロレスラーとしてのビジョンは
「復帰後初勝利って言っても2戦しかしてないですけどね(笑)まあ、先月復帰して『エースの座は返上する』と言ったんですけど、『返上する』と言っただけのつもりが、なぜか佐山が新エースになってたんで。それはいいと思うんですよ。チャンピオンになったんだし。でも、今日なんか亨平に負けてたみたいなんで。なぁ~んか、こう、『しっかりしてくれよ!』と思う面があるんで、『結局また俺が出ていかなアカンのちゃうの?』みたいな感じになってますけど、そう思わせないように佐山に頑張って欲しいし、俺も付け入る隙があったらどんどん目立っていくんで。別にベルトに絡まなくてもメインイベンターになる自信はありますからね。どんどん上を目指していきますよ、俺なりのやり方で」
――メインイベントの若い選手たちの6人タッグ戦はいかがでしたか
「途中からしか見れてないですけど、僕も12年目?13年目?そんくらいですけど、僕があのくらいのキャリアのときとは比べ物にならないくらいすごい試合してるし、元気があってスピーディで、気持ちもあって、すごい試合だったけど……『佐山ァ!負けんなよッ!』ってとこですね。俺が言いたいのは!」
佐山駿介
――今日の試合を振り返っていかがでしたか
「え~と、ホント最後の最後で、自分が勝てるとこまで行ってたんですけど自分のちょっとした隙で3カウント取られてしまったんでメチャメチャ悔しいですね。ホントその一言に尽きます」
――同世代の若い6人でメインを託されたということに関してはどのように思いますか
「それこそやっぱり自分がチャンピオンになってからの初陣だったので、自分がホントはメインで3カウント取って締めるべきで、それを皆さんも期待してくれていたと思うんですけど、それが出来なかったので、メチャメチャ悔しいですね……」
――TORU選手は「もっとしっかりしてくれよ」と怒っていました
「まあ、怒ってもしょうがないですね。自分はTTTの顔というか、チャンピオンは強さの象徴だと思ってるんで、それが負けるってことは、TTTの顔を汚しているということになるので、必ず来月はやり返したいと思います」
――TORU選手は「ベルトに絡まなくてもメインイベンターになる自信はある」と言っていたのですが、危機感は覚えますか
「もちろん、TORUさんにそれを言われるといつでも危機感はありますけど、自分もやっぱり去年からTTTのメインイベンターとして戦い続けてきたという自負があるので、TORUさんに負けずしっかり来月このベルトを守ってTTTの中心に上がれるようになっていきたいと思います」
――最後のジャーマン・スープレックス・ホールドは不意打ちのような感じ?
「いや、ホントそうですね。もう全然、ホントに分かりませんでした。あそこでバズソーキックも当たると思ったんで、それをああいう形で返されるとは思わなかったです」
――改めて、来月大会の王座戦に向けてのお気持ちを聞かせてください
「自分は負けてしまったんで、本当は一言も言う死角は無いと思ってるんで。3月は必ず自分が3カウント獲り返して、このベルトを防衛します!必ず!」
木下亨平
「自分で掴んだチャンスっていうのは本当にこれが初めてだと思うんで、これを逃さないように1発で獲って、ベルトを獲って、『まだまだ関西のレスラーはこんなもんじゃないぞ』と見せたいと思います!以上です!」
<大会総括>
ガッツ石島
――今大会を振り返っていかがですか
「今日の前半戦はベテラン選手で、後半は若い選手たちでっていうラインナップで、自分のいないところを任せるという形でやったんですけど、まだ荒削りな部分もあるけど良い部分が出た良い大会だったと思いますよ。メインはやっぱり亨平が気合入ってたから。やられてても全然目が違ったよね。その通りの結果が出たかなと」
――若い6人にメインを託したというのは、佐山選手がチャンピオンになったからというのは大きい?
「そうですね。チャンピオンを中心にマッチメイクしないといけないし、俺自身も出られないからね。そしたら違う切り口で攻めていかなきゃいけないなと思って、あのメインで行ったね」
――チャンピオンの佐山選手に勝利した木下選手が挑戦を表明しましたが、このタイトルマッチは決定ということでよろしいでしょうか
「まあカナダの方に確認はちゃんとしますけど、決定じゃないですか?最後のジャーマンもすごい角度だったからね。俺のとこ(本部席)からよく見えたんだけど。別に佐山にだけ肩入れするわけじゃないからね。強い者がベルト巻けばいいと思ってるから。それで俺が戻ったときにはそいつに挑戦すればいいだけだから、『TTT所属だから佐山に勝って欲しい』とか、そういうのは無いね」
――セミファイナルでは瀧澤選手が所属第1戦でTORU選手と対戦しました。この試合を見ていかがでしたか
「瀧澤は良かったんじゃないの?まだまだ荒削りな部分もあるけど、いい意味で武骨だったよ。TORUはまだね、調子が戻ってきてないね。技の的確さとか、まだまだだから、そういうものも追々復帰して試合を積んでいったらそのへんの感覚は戻ってくると思うから。俺も1年以上前だけど腕を折ったときにTORUとのタイトルマッチがあることで復帰したんだけど、あんときも俺は逆に早めに復帰して調整したからね。だから試合も数をこなしていけば元通りのコンディションに戻ると思うから、そこは焦らずに1戦1戦焦らずに着実に頑張っていってほしいね」
――頓所選手がTTT参戦2戦目でメインイベンターに抜擢されていましたが、頓所選手にかける期待は大きいということでしょうか
「彼は俺も試合を何回か見たんだけど、いいものを持ってるよね。この間の初参戦のときには彼のいい部分が出てないと思ったんで、逆に若いいい選手たちが揃った6人タッグに是非出て欲しいと思って。佐山も他のリングでは組んだことあるみたいだったし、それがいいかなと思って、頓所選手を抜擢しました。彼の潜在能力はまだまだあると思ってるから、またTTTに出てもらって1戦1戦チャンスを掴んでいってほしいなと思います」
――洞口選手も連続参戦していますが、そういった意味でも洞口選手にも期待がある?
「洞口選手は体がデカいですからね。インディーの中ではウチもデカい選手多いんで。洞口選手はいい選手ですよね」
――渡鳥連合との場外戦もまだまだ続いています
「俺も決着を付けなきゃいけないところで怪我をしてしまったんで、12月はウラカン・ラナで一矢報いましたけど、キッチリ力でねじ伏せて3カウントは取ってないんで、それは復帰したら確実にやらなきゃいけないことの1つだからね。そこは復帰し次第の当面の目標として藤原秀旺と決着を付けたいと思います」
――今年6月13日に新宿FACE大会の開催も発表されました
「本当は去年の6月にビッグマッチやる予定だったんだけど、出来なくなっちゃったから。今回初になる新宿FACE大会を成功させれば後楽園ホールでの大会も見えてくると思うんでね。TTTとしては外せない大会だと思うし、そこはみんなで力いっぱい協力して、大会を成功させたいと思います」
――新宿FACE大会に向けてのビジョンはなにかありますか
「まだどういう状況になるかわからないからね。とりあえず3月末くらいに俺自身も復帰できればと考えてるんで、復帰し次第。あと、来月の佐山と亨平のタイトルマッチの結果次第で6月に向けての景色が見えてくると思うし、TORUの調子が戻ってくれば色んな流れができてくると思うんで、今後もTTTから目を離さずに見ていただければいい流れが出来ていくと思います」
――メインイベントの6人タッグ戦は全員所属やルーツの違う良い選手が集まる試合となり、ガッツ選手の掲げる“インディー統一”の理想にかなり近い試合だと感じました
「いい選手が幸いTTTのリングに集まってくれてるんで、今日も5試合の中でバラエティに富んだ色の違うカードが組めたと思うんで、こういう活動は続けていって、そこから賛同者を増やしていって、瀧澤みたいに入団してくれる選手がいれば是非TTTとしては体制を整えて選手を受け入れたいと思いますし、フリーの選手で所属する団体を求めている人がいればどんどん名乗りを上げてほしいし、そこは是非TTTのリングで一緒にプロレス界を盛り上げていきたいと思います。今、メジャーの方も盛り上がってるんで、逆にね、それに巻けずにインディーも頑張っていかなきゃいけないと思いますんで。1人でも多くの賛同者が得られるよう、自分自身もそういう魅力のあるリングにするために、今自分は欠場していますが、頑張っていきたいと思います」