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2.182024
試合結果 2/17 新木場1stRING『CONVICTION 1』
『CONVICTION 1』
観衆:155人
▼第1試合「新木場闘会始」(15分1本勝負)
○ツトム・オースギ(フリー)
8分16秒 ツキノイシ→片エビ固め
●中村宗達(ガン☆プロ)
▼第2試合「SURVIVAL WAR」(30分1本勝負)
▲大家健(ガン☆プロ)
10分48秒 両者リングアウト
▲阿部史典(格闘探偵団)
▼再試合
○大家健(ガン☆プロ)
0分45秒 反則
●阿部史典(格闘探偵団)
▼第3試合「スペシャル6人タッグマッチ」(45分1本勝負)
[光戦士門-X]○バナナ千賀(フリー)&ラッセ(みちのく)&神野聖人(BASARA)
12分53秒 横入り式エビ固め
●星誕期(DDT)&アントーニオ本多(フリー)&トランザム★ヒロシ(BASARA)
▼セミファイナル「第5代TTT認定インディー統一タッグ王座決定トーナメント1回戦」(60分1本勝負)
○瀧澤晃頼&神崎ユウキ
14分6秒 右打ち→片エビ固め
[REAL HIPSTAR]政岡純&●木下亨平
▼メインイベント「第5代TTT認定インディー統一タッグ王座決定トーナメント1回戦」(60分1本勝負)
○ガッツ石島&マスクドミステリー
17分17秒 フェイスバスター→片エビ固め
[クレイジーユニオン]ホー・デス・ミン(フリー)&●松崎和彦(フリー)
オープニング
リング上には石川会長とガッツ石島が上がり、4月21日に王子BASEMENT MON☆STARで開催される『TTT選手会プロデュース興行』の開催を告知。
BASEMENT MON☆STARではドリンク代が従来の500円から600円となったが、石川会長の「お釣り用意するのが面倒なんで、僕が100円持ちます」という太っ腹な裁量によって観客負担は500円に据え置きとなることが発表。
ゴミの不法投棄も無くダフ屋もいないという、少し寂しい気持ちにもなる平和なオープニングを迎えた。
第1試合
プロレス界期待のホープである中村が、昔からファンだったというオースギとシングルマッチで対戦。
元気よく入場する中村に対し、オースギは入場時にコーナーに飛び乗ろうとして失敗。ロープをゴシゴシ拭くなど再発防止策を講じて試合に臨む。
中村が握手を求めるも、オースギが応じずにゴング。
組み合ってグラウンドでの素早い首の取り合いからクリーンブレイク。リストの取り合いからテイクダウンを奪い合う展開から2人同時にネックスプリングで跳ね起きると、場内からは黄色い歓声が上がる。
オースギがコーナーに詰めていくが、中村がひらりとかわしてロープに飛ぶ。中村はリープフロッグなど、オースギは側転などの軽やかな動きで攻撃をかわしながらロープワークの攻防を展開。競り勝った中村がドロップキックで場外に落としてプランチャで追撃……するかに見せかけて寸前で止めてポーズを決める挑発。怒ったオースギが場外鉄柱に叩きつけてお仕置きする。
リングに戻ってエルボーの打ち合いとなるが、オースギが腕を取って背負投げを連発。さらにダブルアームバーから足まで絡めて固めていく複雑なジャベに捕らえるが、中村は断固としてギブアップを拒否。
オースギは自ら解放してストンピングを連打。中村のドロップキックをかわして「足が動くようになってきた」と入場時の失敗を引きずっていると、2発目のドロップキックが顔面にクリーンヒット。
オースギはたまらず場外に退避も、中村がプランチャで追撃。リングに戻してランニングエルボーからハーフハッチ・スープレックスで叩きつけ、コーナーへと詰めていく。
オースギはひらりとエプロンに着地し、スワンダイブ式バックエルボー。さらにツキノイシを狙うが、中村が振り払って横入り式エビ固め、回転エビ固め、首固めと丸め込みで金星を狙っていくが、これを全て返したオースギが起き上がりざまにランニングニー。間髪入れずに飛びついてツキノイシで突き刺して3カウントを奪った。
試合後、オースギは中村になにかを語りかけ、しっかりと握手を交わしてから退場していった。
第2試合
意外なことにこれが初のシングルマッチとなる大家と阿部。
いつも通りバッコんで入場してきた大家に対し、なぜか阿部はバッチバチに殺気立っており、「独立してんじゃねーよ!やってけんのか!殺すぞお前!」と啖呵。大家も負けじと「お前も独立してんじゃねーかよ!」と言い返す。
ゴングが鳴ると、ロックアップで組み合い、阿部が腰投げでテイクダウン。大家がヘッドシザースで切り返してクリーンブレイク。
ロックアップで組み合い、阿部が腰投げでテイクダウン。大家がヘッドシザースで切り返してクリーンブレイク。
ロックアップで組み合い、阿部が腰投げでテイクダウン。大家がヘッドシザースで切り返してクリーンブレイク。
ロックアップで組み合い、阿部が腰投げでテイクダウン。大家がヘッドシザースで切り返してクリーンブレイク。
ロックアップで組み合い、阿部が腰投げでテイクダウン。大家がヘッドシザースで切り返してクリーンブレイク。
ロックアップで組み合い、阿部が腰投げでテイクダウン。大家がヘッドシザースで切り返してクリーンブレイク。
ロックアップで組み合い、阿部が腰投げでテイクダウン。大家がヘッドシザースで切り返してクリーンブレイク。
ロックアップで組み合い、阿部が腰投げでテイクダウン。大家がヘッドシザースで切り返してクリーンブレイク。
ロックアップで組み合い、阿部が腰投げでテイクダウン。大家がヘッドシザースで切り返してクリーンブレイク。
ロックアップで組み合い、阿部が腰投げでテイクダウン。大家がヘッドシザースで切り返してクリーンブレイク。
ロックアップで組み合い、阿部が腰投げでテイクダウン。大家がヘッドシザースで切り返してクリーンブレイク。
ロックアップで組み合い、阿部が腰投げでテイクダウン。大家がヘッドシザースで切り返してクリーンブレイク。
ロックアップで組み合い、阿部がロープに押し込んで離れ際に「勝手に独立してんじゃねーよッ!」と張り手を見舞うと、「人は生まれながらにして独立してんだよッ!」と唐突に大家の口から名言が飛び出す。
両者正面から激しくエルボーを打ち合っていくと、大家は「そんなの……痛いわけねーじゃん?」とキメ顔。阿部は「ナメてんじゃねーよバカヤローッ!」とさらに激しく打ち込む。
大家はふらつきながらも「全ッ然痛くないんですけどぉ~~?」と挑発しつつエルボー連打。阿部が情け容赦ないローキックを叩き込むと、大家は足をプルプル震わせながら「えっ?なんかやった?」と涼しい顔をしようとする。
阿部がさらに鋭いローキックを見舞って「効いただろ、今のはァッ!」と勝利宣言するが、大家は生まれたての子鹿のようになりながらも「ヒザ付いてませぇ~~ん!全然ですぅ~~!私はずっと立ったままですけどぉ~~?」と心だけは強くあろうとする。阿部は無情にもブレーンバスターで叩きつける。
ここで5分経過のアナウンスが為されると、阿部は「5分もやってんだ!いい加減いてーだろ!」とグーパンチを頭に叩き込んでいくが、大家は「面白くないよ?」「痛くないよ?そんなんで痛みを与えられると思ってんの?」と挑発。
阿部が「コンニャロ!」とサッカーボールキックを叩き込むと、大家は「ビニャァアアアッ!アーーッ!アーーッ!アアーーッ!……そんなんでよくプロレスラーやってんね?」と発情期の牛のような悲鳴を上げた後に涼しい顔で挑発。
阿部は「いてーだろ!なあ?!いてーだろ?!」とさらにサッカーボールキックを連打も、大家は「お前、20代か?俺もうちょっとで50代なんだよ。20いくつの奴にさ、50いくつの俺がやられても全然痛くありませんけどぉ?」と挑発し、ヘッドバッドを猛連打しカミカゼ。
さらにアキレス腱固めで捕らえて「いてーだろ?!絶対痛い絶対痛い!」とギブアップを迫るが、阿部は「痛くないッ!そんなんで独立出来んのかお前」と挑発。さらに「ポイントが違うよお前。ホウキを挟んでな、折るように……こーしてこーしてこう!」とアキレス腱固めのお手本で返すと大家が「お゛っ!お゛っ!お゛ほぉっ!……全然痛くありませんけどぉ?非力なのか?力がないのか?」と悲痛なオホ声を上げつつノーダメをアピール。
阿部がさらに絞ると、大家は「全然痛くないですよね?全然痛くないですよね?」と観衆に問いかけるが、阿部は「お客が分かるわけねーだろ!」とド正論をぶつけながらさらに絞り上げる。
しかし、阿部にも限界が来たのか「おい、先にブレイクしろ」と命令。大家は「違うよお前!お前のほうが痛かったら先にブレイクしたって良いんだよ?」と余裕を誇示。阿部は「ブレイクなんてしないよお前ッ!折れるッ!お前俺がこれやったら靭帯逝くぞ」と脅しをかける。
慌てた大家は「1、2の3でブレイクしよ?」と和睦交渉。阿部も「いーよ。裏切りなしね?」と快諾。互いに本当に限界だったのか、「1、2の3」できちんと2人同時にロープブレイク。
互いに雄叫びを上げながらエルボーで打ち合っていき、これを制した阿部がサッカーボールキック。「いてーだろ。痛いなら痛いって言えよ」と額を突き合わせていくと、大家もゴツゴツと額をぶつけて行って睨み合いに。
2人でなかよくおでこをくっつけたまま場外へと転がり出ていき、そのまま観客席へとなだれ込む。意地の張り合いが続く中で場外カウント20が数えられ、両者リングアウト負け。
阿部「いいのか!独立する前の試合がこんなんで終わって!大家!どっちが強いか決めなくていいのか?!」
大家「トーゼンだよ!なあ?!こんなの再試合しか無いだろ!再試合だオイ!会長!再試合いいですかねェーーッ?!(※石川会長が両手でマルを作る)おっしゃァーッ!再試合だ!」
阿部「殺してやるよ!」
ゴングが鳴ると、ロックアップで組み合い、阿部が腰投げでテイクダウン。大家がヘッドシザースで切り返してクリーンブレイク。
ロックアップで組み合い、阿部が腰投げでテイクダウン。大家がヘッドシザースで切り返してクリーンブレイク。
ロックアップで組み合い、阿部が腰投げでテイクダウン。大家がヘッドシザースで切り返してクリーンブレイク。
ロックアップで組み合い、阿部が腰投げでテイクダウン。大家がヘッドシザースで切り返してクリーンブレイク。
ロックアップで組み合い、阿部が腰投げでテイクダウン。大家がヘッドシザースで切り返してクリーンブレイク。
エルボーの打ち合いの中で阿部が伊良部パンチを発射も、大家が回避した先にいたひよこレフェリーに誤爆。レフェリー暴行により、即座に阿部の反則負けがコールされた。
阿部「大家ァ!大家ァッ!俺はピンピンピンピンしてるぞ!たしかに今、お前のテーマ曲がヒットした。たしかにお前は、俺に反則勝ちというこの世に残されたプロレス界の結果の中で一番しょーもない勝ち方をしたァッ!それを引っ提げてお前は、このインディーのトップを走る俺から勝ったと言えるのか?」
大家「ふざけんなぁ!そんなん全然思ってないよ!再試合だ再試合!会長ォ!再試合おねがいしまああああす!」
石川会長「……あのぉ、時間無いんで。続きはガンバレ☆プロレスでやってもらっていいですか?帰って。終わりだから。終わり終わり。帰って~」
大家と阿部は仲良く額を突き合わせながら2人で花道を歩いて退場していった。
第3試合
2022年12月に誕生したウルトラマンロビン校長によるウルトラロビンジムだが、2023年12月に校長から卒業して光戦士門X(ウルトラモンエックス)に改名。光戦士門Xの千賀、ラッセ、神野がTTTは初登場。
対するは、人によっては懐かしさを感じる誕期、アントン、ヒロシの3人。
ヒロシと千賀の対面でゴングが鳴ると、ヒロシはケンポーじみた構え、千賀は倒立で対抗して不思議な力場を生み出す。
アントンが「油断すんな!」などとアドバイスを送ると、ヒロシはなぜか「うるせぇッ!」とガチギレして黙らせる。これが繰り返されると誕期が「なかよくしよ~?」と仲裁に入る。
一瞬の隙を突いた千賀がヒロシのハチマキを奪い取り、ヒロシが悔しそうに下がっていく。両者タッチ。
誕期と神野の対面となると、誕期が蹲踞の姿勢を取って相撲勝負を求める。神野は「シュワ~ッチ!」とスペシウム光線を発射。誕期がノーダメージで耐えると神野がプッシュアップで筋肉増強してから再びスペシウム光線を発射も、誕期には一切効かず。誕期がショルダータックル1発で吹っ飛ばす。両者タッチ。
アントンとラッセの対面となり、アントンがドロップダウンしたラッセにつまずいて転びかけるもセーフ。ヒザが破壊されずに済むが、ラッセがアームドラッグ連発からドロップキック。さらに千賀&神野が飛び込んできてアントンにダブルブレーンバスター。神野が「ジュワッ!」と例のポーズを決めながらのボディプレスを見舞う。
大ダメージを負って現代アートのような体勢で痛がるアントンは、タイムを要求。
アントンは「俺もう46歳だからさ、ちゃんとマトモなプロレスやるともうダメなんだ……。だからもうちょっと人としてのアレを、愛情を、人として。タイム(※両手で作ったTの文字)をちょっと斜めにすれば“人”になる。人~としてぇ~♪人~と出会い~♪人~としてぇ~♪人に~迷い~♪人~としてぇ~♪人を~傷つけるぅ~♪」と“人”で地獄突き。アントンは悲しみを繰り返す。そうだ、人なんだ。
代わる誕期はラッセの腹部を全体重をかけながら踏みつけていき、ヒロシにタッチ。
ヒロシはアントンとともにラッセをロープに振ってダブル正拳突き。さらにヒロシがロープに振るも、ラッセがハンドスプリングエルボーで反撃して神野にタッチ。
神野はヒロシをボディスラム。その上にアントンをボディスラム。さらに誕期にもボディスラムを狙うが、涼しい顔で耐えた誕期がショルダータックルでぶつかっていくが、なんとこれを耐えた神野がショルダータックルで誕期を場外までふっ飛ばすことに成功。
神野はヒロシにアイアンクロースラムを狙うが、ヒロシが脇固めで切り返す。バルクのみで振り払おうとする神野だったが、ヒロシがしつこく脇固め。神野が放ったチョップすらもキャッチして脇固めに持ち込み、そのまま誕期にタッチ。神野も千賀につなぐ。
千賀は誕期にドロップキックを見舞うも、誕期はビクともせず。ショルダータックルでぶっ飛ばしてからチンロックで痛めつける。
すると、神野が入場時に被っていたマスクを再び被ってウルトラマンに変身。誕期にクロスチョップを見舞ってカットし、アントン&ヒロシにはダブルのウルトラダイナマイト。さらにコーナーへ上がり、超超至近距離からゆっくり着地するかのようなウルトラデスティニーを見舞うというロビン校長のムーブを完全再現。
すると、アントンがバイオニック・エルボー合戦を要求。互いにバイオニック・エルボーを打ち込んでいくが、最後にクリーンヒットを奪ったのは誕期組。
ヒロシが千賀を払い腰で叩きつけると誕期とアントンがそれぞれ別のコーナーへ上がっていき、アントンが「ブエノスアイレス午前零時!俺は、調布市富士見町午後陸時!」と合体攻撃を提案すると、誕期も「あたらしーね♪」とノリノリ。
しかし、アントンはコーナーから転落しヒザを痛打。とても試合が続けられるコンディションではなくなってしまう。
アントン「不測の事態が。足を滑らせてヒザを強打して、全治7年半。残念ながらこの試合は没収試合にしなきゃいけないんだけど、ちょ、みんな集まって?ナイスファイト、ナイスファイト。没収するにはもったいないんで、俺昨日徹夜で昔話考えてきたんで、それだけ話させてもらって、そしたらみんなでボッシュートして終わろう。創作昔話、ごんきづね!もうね、年始から金が無い。まいったな。駅前の三菱UFJ銀行に行こう。コンコンコン。三菱UFJ銀行ですか?ガラガラガラ~。いらっしゃいませ。引き出すのですね?引き出させていただきましょう。フンッ!ボロ~ン♪ゴロゴロゴロ~ユーエフユーエフ♪ジェーイ♪(※Jの形で怒張)ボロ~ン♪ミツビシィ~♪おじさん、これひょっとして三菱UFJ銀行じゃない。三菱UFJチンコーだ。三菱UFJチンコーだ。三びダァーッ!ダァーッ!」
アントンがごんきづねを発射していくが、白刃取りした千賀がきつねをヒロシに向けて突き出し、ヒロシが餌食に。血に飢えた右手のきつねはアントンの乳首を食べ始める。アントンは左手のきつねを振りかぶるが、再び千賀がキャッチして今度は誕期がきつねに喰われる。
目潰し状態になった誕期を千賀がスクールボーイで丸め込んで3カウントを奪った。
千賀「チンコ野郎!誕期、俺たちが勝ったぞ。俺たち、光戦士門X3人で6人タッグのベルトに挑戦させろ!」
誕期「こんな負け方、納得しない。いいよッ!やろーよ!」
千賀「来月俺たち3人がお前の持ってる6人タッグのベルトに挑戦してやるよッ!」
誕期「カクゴシロ」
第4試合
今大会から開幕した次期インディー統一タッグ王座決定トーナメント。初戦は、インディーファンなら誰もが知る実力者【REAL HIPSTAR】にTTT所属の若手タッグである瀧澤&神崎が挑む。
瀧澤&神崎が握手を求めると、木下のみにこやかに応じる。政岡は徹底して塩対応。
瀧澤と政岡の対面でゴングが鳴ると、ロックアップで押し込んだ政岡が離れ際にダブルチョップのように強く胸を叩いてブレイク。続くリストロックの応酬は政岡がやや優勢も、瀧澤が食らいついていってクリーンブレイク。両者タッチ。
神崎が足払いからロープに飛び、木下の攻撃をリープフロッグでかわしつつアームドラッグからのドロップキック。さらに瀧澤とともにダブルのヒップトスから2人同時に背中へのドロップキック。さらに神崎がサンセットフリップから自軍コーナーにエルボーで押し込んで瀧澤にタッチ。
瀧澤はネックロックで首にダメージを蓄積させつつエルボー連打。ロープに飛ぶも、木下がリープフロッグ。身を低くしてくぐり抜けた先に待ち受けていた政岡が首をキャッチしてフロントネックロック。木下がドロップキックを合わせ、政岡がDDTで突き刺す。
政岡は瀧澤の顔面をコーナーで踏みつけつつ観衆へ撮影を要求。瀧澤はエルボー連打で反撃も、政岡がボディへの強烈なエルボー一発で黙らせて木下にタッチ。
木下はストンピング連打からボディシザース。そのままフェイスロックで捕らえて絞り上げる。
代わる政岡はロープ間を往復しながらフットスタンプ。瀧澤はコーナーに上ってフランケンシュタイナーでの切り返しを狙うが、政岡が足払いをかけてリングに転落させる。瀧澤はエルボー連打で反撃し、ロープに飛んでランニング・クロスボディ。神崎にタッチ。
神崎はエルボーバッド&エルボースマッシュを連打し、政岡の攻撃をスライディングでかわしつつフライングフォアアーム。さらに串刺しジャンピング・エルボーからコーナーに上ってダイビング・クロスボディ。さらにフィッシャーマン・バスターを狙うが、政岡が着地して顔面へのビッグブート連打。
政岡はヒザへの低空ドロップキックから頭頂部への踵落とし。さらにフェイスロックで拷問してからトラースキックを発射も、かわしてコーナーに飛び乗った神崎がミサイルキック。瀧澤にタッチ。
瀧澤は政岡をロープに振ろうとするが、その際に木下がエプロンから手を伸ばしてタッチ。
木下が飛び込んできて瀧澤に流れるようなコンビネーション攻撃から木下のバッククラッカー+政岡のダイビング・フットスタンプの合体攻撃。
木下はジャーマン・スープレックスを狙うが、瀧澤がバックを取り返してロープに向けてプッシュ。神崎がエプロンからジャンピング・ハイキックを叩き込むと瀧澤が首固め。これを返されると瀧澤が顔面へのビッグブートを見舞い、神崎がフィッシャーマン・バスター。
瀧澤はチルト3を狙うが、持ち上げられた反動を使って木下がゼロ距離ジャンピングニーを顔面に突き刺す。それでも瀧澤は怯まずRKOを見舞い、コーナーに上っていく。しかし、木下は地対空ジャンピング・ハイキックでリング内に叩き落し、すかさず政岡がコーナー・トゥ・コーナーのミサイルキック。
政岡がAmbitionsを狙うが、神崎が背中にドロップキックを見舞ってカットし、ジャンピングニーで追撃。場外に逃れた政岡にウルトラタイガードロップを見舞って勝負を瀧澤に託す。
木下は瀧澤をロープに振り、カウンターのブロックバスター・ホールド。さらにジャーマン・スープレックス・ホールドを狙うが、瀧澤がホルヘクラッチで切り返す。さらに瀧澤がチルト3。さらにバイシクルキックを発射も、かわした木下が素早くバックを取ってジャーマン・スープレックス・ホールド。
すかさず神崎が飛び込んできて木下にブサイク・ニー。瀧澤がチルト3を狙うが、振り払った木下が瀧澤をロープへ向けてプッシュ。政岡がコーナートップからエプロンへの断崖式ダイビング・フットスタンプを見舞う。
木下はレッグロールクラッチで決めに行くも、返した瀧澤が飛びついて右打ちで突き刺して3カウント。前々王者組を相手に殊勲の勝利を挙げた。
第5試合
第三ブランドで暴れまわる【クレイジーユニオン】ホー・デス・ミン&松崎和彦がTTTに上陸。迎え撃つはTTT最強のツートップ・ガッツ&ミステリーの強力タッグ。
ガッツ&ミステリーに紙テープが舞う中、ホー・デス・ミンが青龍刀で斬り掛かって奇襲。観客席になだれ込みながらクレイジーユニオンが場外戦で圧倒していく。
ホー・デス・ミンがガッツをリングに戻し、ヒザへのニードロップからヒザ十字。再び場外に放り出すと、松崎と、クレイジーユニオンのセコンドとして来ていたヴァサライケウチが2人でガッツの足を集中攻撃。
ホー・デス・ミンはガッツにアンクルホールド。松崎にタッチしつつ2人で同時のレッグスプレッド。
松崎はガッツの膝裏へのローキックを連打し、レッグロック。ガッツがもう片方の足をロープに伸ばすが、その足をホー・デス・ミンがロープに固定。ヒザに松崎がヒップドロップを見舞う。ガッツがたまらず場外に退避するも、ホー・デス・ミンが逃さず場外での足4の字固め。さらにヴァサライケウチがガッツの膝関節の裏にクレイジーユニオンの旗をぶっ刺して屈辱を与える。
松崎はガッツをアキレス腱固めで捕らえ、ホー・デス・ミンもストンピングで加勢。
続くホー・デス・ミンはガッツを足4の字固めで捕らえて痛めつける。さらに松崎を呼び込んで2人でロープに振っていくが、ガッツはダブルラリアットでなぎ倒して生還。
ミステリーはホー・デス・ミンにランニング・クロスチョップ、串刺しバックエルボー、ブレーンバスターと連撃。さらにニードロップ&エルボーを連打してからチョークスラムを狙うが、背面着地したホー・デス・ミンがスリーパーホールド。さらに倒れ込んで胴絞スリーパーホールドに捕らえる。
ミステリーがロープに足をかけるも、松崎がその足を掴んで引き回し、ヴァサライケウチとともにミステリーの股間を鉄柱にグリグリと押し付けていく。
代わる松崎はミステリーにスリーパーホールド。ふらつくミステリーをヘッドバッドの連打でダウンさせ、ホー・デス・ミンにタッチ。
ホー・デス・ミンはエルボードロップ連打からコブラクラッチ。そのまま起こしてゴッチ式パイルドライバーで突き刺す。さらにキャトル・ミューティレーションを狙うが、体力の消耗が激しかったか、上手く決まらず断念。
ホー・デス・ミンがロープに飛ぶが、ミステリーはカウンターのパワースラムで叩きつけてガッツにタッチ。
ガッツはホー・デス・ミンに串刺しラリアットからブルドッギング・ヘッドロック。さらにフライングニールキックからゴーストバスターを狙うが、ホー・デス・ミンが着地して自軍コーナーに引き込み、待ち受けていた松崎がビッグブート。
代わる松崎が串刺しラリアット。ホー・デス・ミンも串刺しラリアットで続き、セントーンで追撃。さらに松崎が伝家の宝刀たるランニングネックブリーカードロップ。
松崎がガッツにラリアットを狙うが、ホー・デス・ミンを振り切ったミステリーが松崎の真横からドロップキック。ふらついた松崎の顔面に鬼神ナックルを叩き込んだガッツが必殺のフェイスバスターで叩きつけて3カウントを奪った。
試合後もクレイジーユニオンの狂乱ぶりは収まらず、3人でガッツ&ミステリーを暴行。ガッツがクレイジーユニオンを力ずくで会場外に叩き出すまで乱闘は続いた。
ガッツ「今日は皆様、ご来場ありがとうございました。やっぱり、90年代のインディーのレジェンドってのはスゴいですね。いやあ、アイツらホントにルール無用だね。俺らがまだまだ大人しく見えるもんね。これは俺らもあんくらい狂わなきゃダメだね。ああ。でも今日は皆様のご声援のおかげで勝つことが出来ました!ありがとうございます!クレイジーユニオンとは、まだ終わりじゃないんでね。いつでも、あっちのリングでもなだれ込んでやってやろうと思います。これはタッグチャンピオンを決めるトーナメントの1回戦ということで。とりあえず勝ち上がったね。次、決勝で当たる……瀧澤&神崎!出てこいコノヤローッ!(※瀧澤&神崎がリングに上がってくるもエプロンからロープをまたごうとせず)上がれって。別に俺らいがみ合ってるわけじゃないんから。俺らのやったプロレスと、お前らのやったプロレスは全く毛色が違う。インディーには色んなプロレスがあるから。その毛色の違うプロレスで勝ち上がってきた俺たちが、インディー統一タッグのチャンピオンを決めるに、まさに相応しいと思う。ここは正々堂々と。次はあんな荒れた試合じゃなく、3月23日のメインでガッチリやろうじゃないか。よろしくお願いします(※4人がそれぞれ握手)ということでね、次は我々の熱い闘いで締めますんで。皆さん応援の程、よろしくお願いします!ということで……最後の締めはお前らに任せたっ!(※ガッツ&ミステリーが脱兎のごとく逃走)」
瀧澤「だいじょうぶだあ。来月もメインは俺たちが締める。今日はありがとうございました!」
<試合後コメント>
ガッツ石島&マスクドミステリー
――今日の試合を振り返って
ガッツ「最近ではあんまり見ない形の試合展開だったけど、メチャクチャだったけどやりがいはあったよね。ホント、勝ててよかった」
ミステリー「ああ」
――ある意味、90年代のインディーを象徴するかのような、令和の妖怪のような敵だった
ガッツ「ホントにね。展開もクソも無くて。なんでもアリがTTTのプロレスだと思ってるんだけど、セミとメインで全く毛色の違うプロレスになったんじゃないかなと思います。セミの試合は見てないからわかんないけど。そう思いましたね」
――セミは爽やかでスピーディな、メインと正反対の試合だった。それを勝ち抜いてきた瀧澤選手と神崎選手についてはどう思うか
ガッツ「嬉しいよね」
ミステリー「うん」
ガッツ「多分下馬評では実績から言ってREAL HIPSTARが勝つとみんな思ってただろうし。アイツらが来たってことは、良い誤算だし。所属同士で次の新木場、3月23日の新木場大会でトップを争える。4年やって来て、団体としてもそこまで成長してきたのかなっていうのは感じられるんで、それは嬉しいですね。でも、勝負はそんなに甘くないんで。今日は俺らも1回戦でクレイジーユニオンっていう修羅場をくぐり抜けたんで。俺たちの奥深さを見せてやろうと思いますよ。負けないですよ。俺らだって、色んな奴とやってきたもんね」
ミステリー「そうだねぇ」
ガッツ「飛んだり跳ねたりしようが別に。言うて俺はね、瀧澤、神崎にはシングルで勝ってる。負ける要素ない」
――若い2人の成長は嬉しいけど、まだ世代交代は許さないと
ガッツ「そこはもう、俺らがガッチリベルト獲って二冠王になって、後楽園まで俺らが突っ走っていきますよ」