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試合結果 7/4 新木場1stRING『SCLAMBLE5』

会場:東京都・新木場1stRING
観衆:100人(札止め)

▼「新木場闘会始」 30分1本勝負
●マスクドミステリー
10分51秒 66ロック
○忍(666)

▼「FMWレジェンド対決!」 30分1本勝負
○黒田哲広(フリー)
9分48秒 サムソンクラッチ
●リッキー・フジ(2AW)

▼「激突!パスポートの無い世界」 30分1本勝負
バナナ千賀(フリー)/●薄井鉄央(BASARA)
10分54秒 DDT→メロンティー
[渡鳥連合]○藤原秀旺(アライヴアンドメジャーズ)/塚本拓海(BASARA)

▼「襲来!#STRONGHEARTS」 45分1本勝負
阿部史典(BASARA)/●瀧澤晃頼(フリー)
14分19秒 ジャーマンスープレックス・ホールド
[#STRONGHEARTS]T-Hawk(OWE)/○エル・リンダマン(OWE)

▼「スペシャルシングルマッチ」 60分1本勝負
[真GUTS軍]○ガッツ石島
21分55秒 フェイスバスター→片エビ固め
[真GUTS軍]●佐山駿介

第1試合


 新型コロナウイルス拡散防止の為、数を絞っての席配置や手指消毒の徹底、横断幕・紙テープ投げ入れの禁止などの対策を講じて行われた約4ヶ月ぶりの興行。

 第1試合は忍とミステリーの初シングルマッチ。
 互いにしっかりと握手を交わしてからゴングが鳴ると、バックの取り合いからグラウンドでの首の取り合いに発展し、一旦クリーンブレイク。再び組み合うとヘッドロックのポジションを奪い合い、互いにロープへ飛んでショルダータックル合戦へと発展。これに打ち勝ったミステリーがロープに飛ぶと忍はドロップキックでミステリーを場外に吹き飛ばし、そのままラ・ケブラーダを狙うも、飛ぶ前にミステリーが捕縛してエプロンへとフェイスクラッシャー。

 ミステリーは忍をリングに戻すとサミングを交えたヘッドロックでじっくりと痛めつけ、頭部へ執拗なエルボースタンプ。さらにトップロープ越しのサンセットフリップから顔面へのボディプレスと連撃。さらにコーナーへ振って串刺しラリアットを狙うが、忍はブートでカウンターしてコーナーへ登っていく。ミステリーは忍のタイツを引き下げてその桃尻を露わにすると、忍の両腕をロープに引っ掛けてから突っ込んでいくが、忍はロープを引き下げてミステリーを場外に落としラ・ケブラーダで追撃。忍が客席になだれ込んでしまったため、セコンドに付いたダイスケが忍の尻と股間に消毒液を噴射して清潔にする。

 忍はミサイルキックからセックスボンバーを宣言して突っ込んでいくが、ミステリーもラリアットで迎撃して相打ちに。そのまま正面から打ち合っていき、忍がロープへ飛ぶとミステリーがパワースラムでカウンター。さらに串刺しジャンピングバックエルボーからブレーンバスター、ダイビングエルボードロップと畳み掛け、チョークスラムでの決着を狙うが、忍は背面着地して逆水平チョップ。
 両者足を止めてチョップを打ち合い、忍がフランケンシュタイナーで放り捨てるが、ミステリーも即座に起き上がってチョークスラムを狙う。忍は持ち上げられた勢いを利用してミステリーの顔面にニーリフトを叩き込むと、怨霊クラッチからの66ロック。6月27日に怨霊が宮本裕向から無秩序無差別級王座を奪取した試合を思い起こすフィニッシュで勝利を掴んだ。
 試合後、両者は再びしっかりと握手を交わし、ミステリーが忍の右手を掲げて勝利を称えると、忍は脱がされた自らのタイツをミステリーの顔にかぶせて返礼した。

第2試合


 インディープロレスの源流とも言えるFMWの遺伝子を持つリッキーと黒田のシングルマッチ。
 ロックアップからリストの取り合いとなり、スタンドからグラウンド、再びスタンドへと流れるような手首の取り合いが続き、グラウンドで足を取ったリッキーが弓矢固め。これで勢いに乗ったリッキーは、黒田をヘッドロックで固めながらコーナーを駆け上がっての腰投げを見せるなど軽やかな動きを見せるが、レフリーの目を盗んで顔面にグーパンチを入れ始めると黒田も怒ってチョップで反撃。

 黒田とリッキーはチョップで打ち合っていき、互いに「久しぶりだとチョップ痛ぇなあ」「ホント痛い」とぼやき合う。そして黒田が優勢となるとリッキーはサミングからのブレーンバスター。さらにコーナーへ振って串刺し攻撃を狙うが、これを回避して場外に出た黒田がリッキーの足を取り、伝統芸能と化した“哲っちゃん足殺し”でコーナーポストを利用したヒザへの集中攻撃。さらにロープを使ってのニーロックからヒザ十字で絞り上げるもリッキーはなんとかロープへ。
 黒田はリッキーをコーナーに押し付けてチョップを連打し、コーナーポストを使っての哲っちゃんカッター。さらにレフトハンドラリアットでなぎ倒して行くが、もう一発を狙ったところでリッキーが飛びついてヘッドシザースホイップ。リッキーはカミカゼからローリング・ストーンを狙っていくが、黒田はクラッチを切って首固め。リッキーも体勢を入れ替えて首固めで返していき、カウント2で返し合うシーソーゲームとなるが、黒田が不意を突いてのサムソンクラッチで丸め込むとカウント3。
 リッキーは「そこは首固めだろぉ?!」と文句を言いつつ引き上げていった。

第3試合


 TTTに侵略してきた“渡鳥連合”は、入場時にテーブル&ドンブリ&サイコロを持ち込んでチンチロに興じるなど独特な世界観を展開することが持ち味だが、この日は秀旺と塚本が季節外れの羽子板セットを持ち込んでリング上でラリーを始めるも全く続かず。
 そして迎え撃つはTTTにレギュラー参戦している千賀と、欠場となった河原成幸(北都プロレス)の代打出場となったBASARAの新鋭・薄井。
 秀旺と薄井の対面でゴングが鳴ると、ロックアップからロープへ押し込んだ薄井が離れ際のチョップで気の強さを垣間見せると、秀旺がリストを取りながらのカニバサミでグラウンドに引き込んでいき、互いにマウントを取り合うレスリング戦に。これを制した秀旺がマウント掌底を連打して腕十字に入るが、薄井は即座に切り返して秀旺の左腕をアームロック。しかし秀旺は残る右腕で薄井の背中をバチンバチンと叩いて抜け出すと両者タッチへ。
 千賀と塚本の対面となると、グラウンドでのバックマウントの取り合いから塚本がフロントネックロックで捕らえて自軍コーナーに押し込む。すると秀旺が持ち込んだ赤色の赤ちゃんを象ったソフビ人形を持ち出し、赤ちゃん人形で千賀の頭を殴打。得体のしれない攻撃を受けた千賀は一旦下がり、薄井にタッチ。
 薄井は秀旺へエルボーを連打していくが、秀旺が後ろに倒れ込みながら足を振り上げて金的蹴り。さらに赤い赤ちゃん人形で薄井を殴打して塚本にタッチ。

 塚本は赤い赤ちゃん人形をコーナー上に立たせると、赤い赤ちゃん人形がミサイルキック(塚本が足から人形を投げつける)。さらに塚本は黄色い赤ちゃん人形も持ち出すと、2つ並べてリング上に寝かせつけてからその上へボディスラムを狙うが、薄井が耐えて逆に塚本をベイビーズの上にボディスラム。

 千賀にタッチが渡ると、千賀は塚本をドロップキックで吹き飛ばし、続けて秀旺にもドロップキックを放つが秀旺はビクともせず。秀旺は塚本と2人で千賀をロープへ振るが、千賀は2人をぶつけて誤爆させると秀旺をフランケンシュタイナーで場外に放り出し、2体の赤ちゃん人形の首をもぎ取って観客席に放り投げるという残虐行為。さらに千賀はコーナー上から塚本へダイビングクロスボディを放ち、続けてブレーンバスターの体勢に入るが、塚本が耐えて旋回式フィッシャーマンズスープレックス。さらに串刺しトラースキックからのスマイルスプラッシュを見舞うが、千賀を引き起こそうとした際に千賀が足払いからロープへ飛んで顔面へ低空ドロップキックで一矢報いると両者タッチへ
 薄井が突っ込んでいくと、秀旺はカウンターのビッグブートで怯ませてから張り手を連打。薄井は気迫のエルボー連打で突っ張ってからドロップキックを顔面に突き刺し、ノーザンライトスープレックスホールド。これを塚本にカットされると薄井はロープへ飛ぶが、秀旺がカウンターのビッグブートを顔面に叩き込み、塚本がトラースキックで追撃。さらに秀旺がバックドロップ、DDTと連撃し、最後はメロンティーで押さえ込んで3カウント。

 試合を終えた塚本は、観客席に放り投げられてしまった赤ちゃん人形の首を回収して修復。さらに試合前から自らのTwitterで「重大発表がある」と宣言していた秀旺に水を向ける。

塚本「藤原秀旺!重大発表ってなんだよ?そんなに反応がないからみんな期待してないかも知れないけど、重大発表ってなんだよ?!聞かせてくれよ!」
秀旺「えー、どうもこんばんは。私事ですけども、まあですね、非常に言いにくいですけども、料理研究家に転向するということで、無期限の休業ということになります。そして、今日持ってきたNWAミズーリ州ヘビー級選手権、私チャンピオンですけども、無期限の休業に入りますので、返上致します。ありがとうございました!最後に一言!コロナなんかねーんだよ!最初から!」

<試合後コメント>

藤原秀旺
「リング上で話したとおり、コロナ禍の中において、詳しくは、うん。詳しくは明日の記者会見で詳細は発表するけども、現状は先程言った料理研究家に転向ということで、プロレスを無期限休業ということで。現時点ではそれだけしか言えないので、明日会見で明らかにしたいと思います。ありがとうございました」

第4試合


 今年2月にTTTに初参戦したCIMAは“インディー統一”の志とガッツの手腕を高く評価し、刺客としてT-Hawk&エル・リンダマンを送り込むことを宣言しており、世界を股にかける2人がTTTに初参戦。TTTレギュラー参戦メンバーである阿部がBASARAのリングで絡みのある瀧澤を伴って#STRONGHEARTSと対峙する。

 両軍が入場すると阿部がT-Hawkへ突っかかっていき、#SHの2人がこれに応じて殴りかかって乱闘となる中でゴング。
 阿部はT-Hawkにリング上に放り出させながらもアイル・ビー・バックで何度もリングに帰還して張り手を見舞う。しかし阿部が帰還に失敗すると#SHの2人は瀧澤に狙いを定め、ダブルのバックエルボーからT-Hawkが強烈な逆水平チョップ、リンダマンがヘアホイップと連撃。瀧澤はエルボーの連打で反撃して意地を見せるとフランケンシュタイナーでリンダマンを吹き飛ばして阿部にタッチ。
 阿部は張り手からリンダマンの顔面を捉えるドロップキック。瀧澤にタッチするも、ここでT-Hawkがどこからかスパナを取り出してターンバックルをガンガン叩いて威嚇。リング上は殺伐とした雰囲気となる。
 瀧澤はリンダマンのエルボーをかわしてロープへ飛び、再びフランケンシュタイナーを狙うが今度はリンダマンが足を持って耐えて瀧澤を宙吊りに。ここでT-Hawkが瀧澤の顔面に低空ドロップキックを突き刺すとスパインバスターで追撃。リンダマンは顔面や背中へのエルボーで畳み掛けてT-Hawkにタッチ。

 T-Hawkはコーナーでの串刺しチョップや、片腕を掴みながらの起き上がりこぼし式逆水平チョップで瀧澤を痛めつけていき、瀧澤のエルボーを受けても余裕の表情。
 T-Hawkはリンダマンに代わると2人でコーナーに叩きつけるアイリッシュウィップからリンダマンがボディスラムを連打。ここに阿部が救出に入ると#SHの2人は排除にかかるが、阿部が高速のジャブで顔面を殴打してアシスト。瀧澤はT-Hawkのボニートを耐えると逆水平チョップ、エルボー、逆水平チョップと気迫の連打で突っ張っていき、ブレーンバスターでT-Hawkを投げきって一矢報いると両者タッチへ。

 阿部がタッチを受けるとともにリンダマンが突っ込んでくるが、阿部はリンダマンをドラゴンスクリューで迎撃するとコーナーに振って回転浄土宗を放つ。1回目は隙が大きく回避されたものの、阿部は意地になって2回目を命中させる。そして伊良部パンチの体勢に入るが、リンダマンはこれをかわして組み付き、エクスプロイダーで叩きつける。リンダマンはジャーマンスープレックスを狙っていくが、阿部が絡みついてお卍固め。T-Hawkがカットに入ろうとすると瀧澤がコブラツイストで捕縛するも、T-Hawkは瀧澤に絡みつかれながらの体当たりでカット。阿部は急角度エビ固めで何度もフォールも、すべてカウント2で返されると瀧澤にタッチ。
 瀧澤はリンダマンへココナツクラッシュ、チンクラッシャー、RKOとアゴへの3連打を見舞い、救出に来たT-Hawkの逆水平チョップを耐えきって反撃のRKO。突っ込んでくるリンダマンの攻撃をかわしてエプロンへ出た瀧澤はなんらかのスワンダイブ式攻撃を狙うが、ダメージが大きく足を踏み外して落下してしまう。

 ここでT-Hawkが飛び込んできてアギラ、ダブルチョップ、ウラジゴクと畳み掛け、リンダマンがジャーマンスープレックス。さらに2発目を狙うが、ここで阿部が飛び込んできて伊良部パンチをリンダマンにクリーンヒット。突っ込んできたT-Hawkには掌底連打からのソバット、伊良部パンチを叩き込むが、背後から組み付いたリンダマンが阿部をジャーマンスープレックスで叩きつけて排除。
 リンダマンは瀧澤にもジャーマンスープレックスを仕掛けるが、瀧澤はカサドーラボムで切り返す。瀧澤は追撃を狙ってロープへ飛ぶが、リンダマンが素早くバックを取ってロコモーション式ジャーマンスープレックスホールドを2連発見舞うと、瀧澤も肩を上げられず3カウント。

第5試合


 約4ヶ月ぶりの興行に向け、「TTTここに在りという試合を見せたい」という想いから組まれたガッツと佐山の純血シングルマッチ。
 両者しっかりと握手を交わしてからゴングが鳴ると、ロックアップで組み合いガッツがロープへ押し込んでクリーンブレイク。リストの取り合いからヘッドロックのポジションを奪い合い、佐山がショルダータックルでぶつかっていくも120kg超えのガッツはビクともせず。佐山は何度もぶつかっていくが、ガッツが倒れないと見るやドロップキック。
 佐山がエルボーを放てばガッツもナックルパートで応戦し、両者足を止めて打ち合っていくが、佐山がミドルキックに切り替えて連打でガッツをコーナーまで追い込むとハイキックでテンプルへ強烈な一撃。ガッツはコーナーダウンし、一時は試合続行が危ぶまれるも鬼の形相で立ち上がって試合は継続。
 佐山はガッツを転がしてからサッカーボールキックを叩き込み、体固めからキックアウトに合わせて右腕へのダブルリストロック。ガッツがブレイクすると右腕へのショルダーアームブリーカーを連発し、ガッツの右腕をロープにくくりつけてのビッグブート、右腕へのミドルキック連打からのチキンウイングアームロックと、ガッツが昨年8月に骨折した古傷ある右腕へと狙いを定めて冷酷な一点集中攻撃。
 佐山はロープへ飛んでレッグラリアートを狙うが、ガッツはこれをフラップジャックの形からロープスタンガン。佐山の振り向きざまにレフトハンドラリアットを叩き込んで反撃の狼煙を上げると、スリーパーホールドで弱らせてからのエルボードロップ、ナックル連打と猛攻。佐山はミドルキック連打で突っ張っていくが、ガッツはヘッドバッドの連打でこれに対抗し、佐山がよろけたところで強烈なショートレンジ右ラリアット。さらにガッツは腕取りヘッドシザースで絞り上げ、佐山がブレイクするとコーナーへ振って串刺しラリアットを狙う。
 佐山はガッツのラリアットをキャッチするとアームドラッグから入るダブルリストロック。ガッツが暴れて振りほどこうとすると自ら解放して延髄斬りからハイキックとコンボを繋げ、ガッツの巨体をブレーンバスターで投げきってから串刺しPK。さらに脇固めでギブアップを迫るも、ガッツは足を伸ばしてブレイク。

 佐山は必殺のバズソーキックを放つが、これを回避したガッツがロープへプッシュ。跳ね返ってきた佐山をパワースラムで叩きつけ、串刺しラリアットからコーナーに上がり、フライングソーセージで飛んでいって佐山をその巨体で押しつぶしてからダメ押しのフィッシャーマンバスター。佐山がこれをキックアウトするとWARスペシャルで絞り上げ、必殺のフェイスバスターの体勢に入るが、佐山は意地のショルダースルーで切り返す。

 佐山はガッツのナックルを耐えながら気迫のエルボー連打。さらにガッツのラリアットをビッグブートで撃ち落とし、レッグラリアートで顔面を蹴り抜いてからのPK。さらに左右の足でPK、サッカーボールキックを交互に連打し、側頭部へバズソーキック3連発。ガッツにフォールを返されても慌てず即座に腕十字に捕らえるが、ガッツもなんとかロープへ足を伸ばす。

 佐山はコーナーを背に立つガッツに突っ込んでいくが、ガッツも突撃してレフトハンドラリアット。さらにゴーストバスターで突き刺すもカウントは2。

 ガッツは再びラリアットを狙うが、佐山がソバットでカウンターして顔面への右ストレート。これを倒れず耐えたガッツが全体重を乗せた倒れ込み式ラリアットで佐山をなぎ倒すと、最後はこだわりのフェイスバスターで3カウント。

エンディング


ガッツ「皆さん、お久しぶりでございます!自粛明け一発目ということで、所属同士のメインのシングルマッチで今日は佐山と真っ向勝負!ぶつかりました!TORUが右肩を負傷して欠場しているので、今は俺と佐山とミステリーさんの3人しかいない状況ですが、そんな中で“TTTここに在り”というものを見せたくてこのカードでやりました。佐山!佐山!今日はありがとう!このコロナ、自粛明け、シングルお前と出来てよかったよ!本当にありがとう!……喋れるか?」

佐山「まずは、皆さん、ただいまです!やっとお客さんの前で、リングで、試合できて、めちゃめちゃしんどいですけど、本当に嬉しく思います。ガッツさん、本当にヘビー級の戦いを見せつけられた、そんな試合でした。でも今日、腰に巻いてないですけど、俺はガッツさんが持ってるCCWカナディアンヘビー級のベルト、狙ってますからね。今はこんなに実力差あるけど、絶対俺がそのベルト獲って見せるからな!そして、TORUさんが怪我して半年くらい戻って来れなくなってしまいましたけど、ガッツさん、ミステリーさん、自分でTTTを守っていくんで、この後コロナがどうなるかわからないけど、皆さんも来られるときは会場に足を運んでください!今日はありがとうございました!」

ガッツ「まだまだ予断を許さない状況ですが、次は8月3日!そして9月3日と、TTTは興行をやっていきますので、皆さん是非こういう時期ですが、お誘い合わせの上、入場も人数に制限があるかも知れませんが、皆さん今後ともTTTをよろしくお願いします!これからのTTTはとりあえず今は俺と佐山とミステリーの3人で頑張っていきますんで、皆さん今後ともTTT応援の程、よろしくお願いします!ありがとうございました!」

<試合後コメント>

ガッツ石島&マスクドミステリー&佐山駿介
――約4ヶ月ぶりの大会でしたが、終えてみていかがですか
ガッツ「やっぱりお客さんが来るとね、今は嬉しいってだけじゃなくて、色々な責任を持って大会を開かないといけないと思うんで、緊張しますよね。ホント、半端なことはできないというか。うちの団体は小さいですけど、やれる限り、出来る限りの要望を受けて興行をやったんですけど、なんというか、ちょっと嬉しいんだけど嬉しいだけじゃない複雑な気持ちですね」

――メインイベントは熱戦となりましたが、ガッツ選手は佐山選手の頑張りを受け止めてどう思われましたか
ガッツ「まだお互いに実戦の勘が戻ってきていないというかね。自粛中はお互いにトレーニングは続けてきたけど、実戦とトレーニングはまた違うからね。今日自粛明けでこれだけやったんで、お互いにコンディションをどんどん上げていけば、コイツがさっき言ったようにCCWのタイトルマッチという話も具体化してくると思うんで、次やるときはもっとベストな状態でタイトルマッチをやりたいですね」

――佐山選手、結果は惜しくも敗れてしまいましたが、試合をしてみて手応えは感じましたか
佐山「やっぱり『これがヘビー級の戦いなのか』というのを痛感しました。けど、やっぱり僕はここの団体に所属している限り、このCCWカナディアンヘビー級のチャンピオンベルトを獲らないともっと上にはいけないと思っているので。今日はめちゃめちゃ実力差を感じましたけど、必ずガッツさんのベルトに挑戦して、必ず3カウント取ってみせますよ!」

――ミステリー選手も2月末の新木場大会以来の試合でしたが、感触はいかがでしたか
ミステリー「久々でね、これだけリングを離れた期間あったかなっていうくらい久々の試合だったんだけど、中々リングと体がまだ馴染んでいたのがそっぽ向かれたところから始まったんで、これで来月、再来月とどんどん調子を上げていかなきゃ行かないなと。いや、上げていきますよという感じですね。それがTTT全体がさらに上がっていくことにつながっていくと思うので、立ち止まっていられないです」

――6月に予定されていた新宿FACEでのビッグマッチは流れてしまいましたが、団体としての次の大きな目標は
ガッツ「とりあえず、今はまた(新型コロナ陽性の)人数が増えてきてるから、どれだけの期間興行できるか分からないので、やれる限りは一生懸命やって、今は興行が出来なくて空白ができてしまっているので、いい形で1周年を迎えられるような戦いを今後3人で続けていきたいと思っています。あと、今日の大会で意義があったと思うのは、これだけインディーの若い選手が僕ら3人しかいない団体に集まってくれて、みんな熱い試合をしてくれていたので、このインディー統一という目標を掲げて、インディーのいい選手を集めて興行をやっていくというスタイルはこれからも絶対続けていって、その中でいいものを出していければなと思ってます」

――藤原秀旺選手が「料理研究家に転身のためプロレスを無期限休業する」というコメントを発表されていましたが、それについては
ガッツ「……えっ、そんなこと言ったんですか?えぇ……料理研究家?僕も藤原秀旺とはGOING-UPのときから抗争をしてきて、このコロナの状況になって、これからインディーを盛り上げていかなきゃいけないという中で、対立はしていますけどそこは同じ方向を向いていると思っていたんです。やり方は違えど同じ目標に向けて切磋琢磨してきたと思っていたんですけど……なんすか、料理研究家って。ガッカリですよ。今興行再開してるわけだから、今から一丸となってやっていかなきゃいけないのに……。なんだよ、料理研究家って。そういう意識の低い人間は、俺たちTTTと見てる方向が違うんで、別に今後上がってもらわなくても結構ですよ。料理研究家にでもなんでもなればいいじゃん。プロレスで限界を感じてるからそういう発言してるわけでしょ?そういうヤツは渡鳥連合含めてもううちのリングでは使わないから。絶縁だから。もう絶縁って書いといてください。もうアイツらをこのリングに上げることはありません。今日が最後だから」

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