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試合結果 9/14 新木場1stRING『CONVICTION 9』

『CONVICTION 9』
観衆:212人(満員)

▼第1試合「新木場闘会始」(20分1本勝負)
大家健(ガン☆プロ)&○ツトム・オースギ(フリー)
8分0秒 ツキノイシ→片エビ固め
神崎ユウキ&●中村宗達(ガン☆プロ)

▼第2試合「SURVIVAL WAR」(30分1本勝負)
●バナナ千賀(フリー)
0分17秒 腕ひしぎ十字固め
○KURO-OBI

<再試合>
○バナナ千賀(フリー)
0分7秒 首固め
●KURO-OBI

<再々試合>
●バナナ千賀(フリー)
3分33秒 ダブルフォール
●KURO-OBI

▼第3試合「TTT認定インディー統一6人タッグ選手権試合」(60分1本勝負)
【王者組】●政岡純(フリー)&木下亨平(ダブ)&ガイア・ホックス(フリー)
13分20秒 ファイヤーバード・スプラッシュ→片エビ固め
【挑戦者組/ラッキートリガーズ】○瀧澤晃頼&中野貴人(BASARA)&神野聖人(BASARA)
※第8代王者組が初防衛に失敗。ラッキートリガーズが新王者となる。

▼セミファイナル「TTT認定インディー統一タッグ選手権試合」(60分1本勝負)
【王者組/れいわ鬼神組】ガッツ石島&●橋之介
17分23秒 MADE IN NERIMA→片エビ固め
【挑戦者組/ゴキブリ商会】藤原秀旺(アライヴアンドメジャーズ)&○定アキラ(AlmaLibre)
※第8代王者組が初防衛に失敗。秀旺&定が新王者となる。

▼メインイベント「TTT認定インディー統一無差別級選手権試合」(60分1本勝負)
【王者】○藤田ミノル(フリー)
16分53秒 変形サムソンクラッチ
【挑戦者】●マスクドミステリー
※第9代王者が初防衛に成功。

大会開始前


 この日もゴキブリ商会が無許可でゲリラ定例記者会見を実施。
 新作アパレルの案内に始まりTTTの運営会社の未払問題(※虚言)を告発するなどやりたい放題やった結果、怒りに震える正義の大家健が乱入。
 しかし、大家は「不法投棄」「ダフ屋」など懐かしいワードで秀旺を糾弾しており現状を把握できていない様子。なんやかんやで大家はゴキブリ商会にもTTT正規軍にも雑に扱われて踏んだり蹴ったりの様子で去っていった。

第1試合


 この日はオースギも黄緑のタンクトップを着て入場し、大家とともにノリノリでバッコミ入場。「wow wow wow…バッコミニケ…… 」まで来たところで神崎が大家の背後からドロップキック。大ブーイングの中でゴングが鳴る。
 オースギと中村の対面で試合が始まり、エルボー合戦からロープワークの応酬。軽やかなムーブでの攻防からオースギがティヘラも、中村はヘッドスプリングで着地してドロップキック。場外に逃れたオースギに向かって中村が場外飛びのフェイントからポーズを決めて挑発。両者タッチ。
 大家と神崎の対面。ショルダータックルでのぶつかり合いとなり、大家が競り勝つも神崎がすぐ立ってエルボー連打。耐えきった大家がヘッドバッド連打で倒していき、暑苦しい連続体固めでスタミナを削ってからオースギにタッチ。
 オースギも大家を真似てヘッドバッドを連打していくが、大家ほど頭が硬く無かったためか自身の頭にダメージを負っていく。それでもなんとか倒したオースギが神崎へ逆片エビ固め。ブレイクした神崎がチョップを連打していくと、オースギもチョップで応戦しつつヘッドバッド。またも頭にダメージを負ってしまったオースギの隙を突き、神崎がロープに飛んで翻弄しつつフライング・フォアアーム。大家がカットに入ってカミカゼを狙うが、着地した神崎が低空ドロップキックからのDDTで撃退して中村にタッチ。
 中村はオースギに串刺しバックエルボーからコーナーに上ってダイビング・クロスボディ。中村はジャーマン・スープレックスを狙うが、オースギが1回転して着地してティヘラ。オースギは串刺し攻撃を狙うが、中村がエプロンへと放り出す。オースギがスワンダイブ式の攻撃を狙うも、中村が地対空ドロップキックで場外に叩き出し、プランチャで追撃。神崎も場外飛びを狙ってロープに飛ぶが、大家がエプロンから一撃入れて妨害。神崎が大家をドロップキックで場外に蹴落とし、エプロンからウルトラ・タイガー・ドロップ。
 神崎&中村は2人でオースギにダブルのハーフハッチ・スープレックス。中村がその場飛びムーンサルト・プレスを見舞い、神崎がフロッグ・スプラッシュと連撃。大家がカットして1vs2のエルボー合戦を挑んでいき、その隙にコーナーに上ったオースギが中村にダイビング・バックエルボー。さらに大家がカミカゼで叩きつけ、オースギがツキノイシを狙う。
 着地させた中村がスクールボーイ、バックスライド、変形トルネード・クラッチ、回転エビ固めと丸め込みで粘っていくが、後転して抜け出したオースギがランニングニーを叩き込み、ツキノイシで突き刺して3カウントを奪った。


 試合後、大家&オースギは「みんなでやろうよ!」と神崎&中村を誘って一緒にバッコミをやろうとする。流されて付き合う中村に対し、神崎には強い抵抗がある様子。結局「wow wow wow…バッコミニケー…… 」まで来たところで神崎が大家の背後からドロップキックを見舞い、会場は笑顔とブーイングに包まれた。

第2試合


 この日の会場には、海外からKURO-OBIファンが駆けつけており、手作りの応援ボードを掲げて熱烈応援。

 試合前、握手を求めるKURO-OBIに対して千賀は中指を立てて応える。
 ゴングが鳴ると、KURO-OBIが仰向けに寝転んでグラウンドに誘う。千賀が上から覆いかぶさっていくが、KURO-OBIが引き込んで腕十字。千賀がタップして17秒で試合終了。

 秒殺勝利を収めたKURO-OBIが大喜びで退場しようとする中、千賀がマイクを取る。

千賀「ハァーッ、ハァーッ、ハァーッ、ハァーッ、ハァーッ、ハァーッ……ハァーッ!ハァー~、そんなんだったら俺、何回やっても負けるよ?ビックリしちゃった。おかしいおかしい。ちょっと待て。なんか、『もう1回やろう』も恥ずかしいな。ちょっと待って。いやいやいや、俺が納得いかないです。柔術強いのは分かったから。1回ちょっと待って。1回落ち着こう。みんなで1回落ち着こう。俺が一番動揺してるけど。ちょっと待ちましょう?1回皆さん深呼吸しましょうか。分かった。分かりました。いいです。もう1回やってください。国由さん、いい?いい?OK?OKッスか?いいって!」


 石川会長がOKを出したことで再試合が開始。
 ゴングが鳴ると、千賀が突っ込んでいきつつレフェリーの視線をそらしながら急所打ち。そのまま首固めで3カウント。わずか7秒で試合終了。
 大喜びの千賀はそのまま観客席になだれ込み、海外からのKURO-OBIファンから応援ボードを奪い取ってコーナー上で引き裂く暴挙。場所が場所なら「千賀●ね!」コールが響くであろう蛮行に及ぶ。
 
KURO-OBI「ちょっと待った!千賀さん、ちょっと待って。帰ってきて。バナナ千賀さん、バナナさん、多分皆さんも御存知だと思うんですけど、柔術でもそうなんですけど、プロレスでも金的は反則じゃないんですか?……ひどいなぁ」
千賀「アンタ俺に同じようなことやったんだで?スポーツが違えど?」
KURO-OBI「僕のはテクニックです」
千賀「同じようなことやっといてよく言えたねえ?」
KURO-OBI「反則はちょっと無いかなあって」
千賀「レフェリーが見てなかったらいいんだもん」
KURO-OBI「そっかぁ」
千賀「そうだろぉ?」
KURO-OBI「1,2,3,4……までOKか」
千賀「そうだろぉ?俺なんなら1本目ギブアップしてねーし?」
KURO-OBI「えっ、ひよこさん?」
(※グレーゾーンひよこレフェリーに確認を取ると、千賀がギブアップしたことを再確認)
千賀「したか。したな。まだちょっと右腕痛い。おい、国由!もう1本やるか!」


 再々試合が開始。
 ゴングが鳴るなり千賀がKURO-OBIのマスクを剥ぎにかかり、もつれ合う2人は場外へ。観客席の中になだれ込みながらの打撃戦が展開されていき、2人でカウントアウトギリギリでリングに戻る。
 千賀が低空ドロップキックから押さえ込みにかかるが、KURO-OBIは下から引き込んで腕十字。千賀が足を伸ばしてロープブレイクし、再びレフェリーの視線をそらしながら急所攻撃を発射。KURO-OBIはこれをキャッチして阻止し、ロープに振ってフライング・クロスチョップ。千賀も延髄切りで反撃するも、KURO-OBIは倒れずソバット。千賀もトラースキックで反撃して一歩も引かず。
 千賀がブレーンバスターで叩きつけてからクラッチを解かずにフロントネックロック。KURO-OBIはこれを巴投げで外そうとするが、千賀も食らいついて投げられず。両者の肩がマットに付いた形となり、ダブルフォールで3カウント。ひよこレフェリーも迷ったのか3つ目のカウントは大分溜めてから叩かれた。

 1勝1敗1分の結末となったが、両者ともに自分の勝ちだと主張し、この結末に納得せず。

千賀「俺は3つ入れましたよ。なんならレフェリー不正しましたよね。2から3おかしかったでしょ。納得はしてません。あんな恥さらされて、ちょっとだけ悪いことしてやり返されたけど、次はレフェリーの不正ですよ。アンタやってんなあ?裏で糸引いてんなあ?アンタがやっただろ。そんな柔術だっつってマスク被ってよぉ、なにがKURO-OBIだ!自分で黒帯の奴は黒帯って言わねーだろ!どんだけ承認欲求がつえーんだよ!」
KURO-OBI「レスラーはみんな承認欲求が強いの!」
千賀「そらそうだ。そらそう。国由!再試合だ!」
石川会長「もういい、もういい、もういいから。明日やろ。明日傳通院でやって。明日の伝通院前通り三盛会大会でKURO-OBIvs千賀。明日やるよ!」

第3試合


 政岡と中野の対面で試合開始。ロックアップでの力比べから政岡が髪を掴んで引き回し、目まぐるしいロープワークの応酬からさらにサミング。中野もコルバタで切り返し、神野とともに連携。中野のドロップキック+神野のショルダータックルの合体技を決め、瀧澤にタッチ。
 瀧澤は政岡の首にエルボースタンプ、ネックロックと見舞ってロープに振る。
 ここで木下がコーナーから手を伸ばしてブラインドタッチ。木下が飛び込んできて誤爆を避けつつ軽やかな連携。木下のエルボーから政岡の飛びつき式ネックブリーカー。ラッキートリガーズを場外に放り出すと、ガイアがノータッチ・トペ・コンヒーロで飛んでいく。瀧澤をリングに戻し、ガイアにタッチ。
 ガイアが瀧澤を場外に放り出してレフェリーの気を引いている間に政岡がMJボードで瀧澤を殴打。ガイアが瀧澤とエルボー合戦を展開し、打ち勝って政岡にタッチ。
 政岡は瀧澤にサミングを見舞い、ガイアと2人でコーナーに振ってトレイン攻撃。政岡の高速ブレーンバスターからガイアのセントーン・アトミコと連撃し、木下にタッチ。
 木下は逆片エビ固め。ブレイクされるとガイアにタッチ。
 ガイアは瀧澤を引き起こして好きなようにエルボーを打たせた後にグーパンチ一発で黙らせる。さらにロープに飛ぶが、瀧澤がカウンターのドロップキックを叩き込んで中野にタッチ。
 中野はガイアにランニングエルボーを連打し、ロープワークで翻弄してドロップキック。木下が援護に入って2人で中野をロープに振るが、中野がガイアのタックルを木下に誤爆させつつガイアにカサドーラ・フェイスクラッシャー。ガイアは目突き攻撃を放つが、中野はこれを白刃取り。神野が飛び込んできてショルダータックルでふっ飛ばし、愛人タッグでトレイン攻撃からファンタスティック・フリップ。
 神野がアイアンクローを発射も、ガイアがキャッチしてニーリフトからシザースキック。さらにフックキックからリバース・スリングブレイドを狙うが、神野がアイアンクローでキャッチ。そのままアイアンクロー・スラムを狙うが、ガイアが巻き投げで切り返し、変形旋風脚。神野が即座に起き上がってラリアットで反撃し、両者タッチ。
 木下と瀧澤の対面。瀧澤がランニングエルボーで倒してチルト3を狙うが、木下が回転エビ固めで切り返しつつロープに振ってカウンターのブロックバスター・ホールド。政岡にタッチ。
 政岡&木下がコーナーに振ってダブルの串刺しバックエルボー。ガイアがランニングニーで追撃し、政岡&木下がガイアを肩車して瀧澤に組み付かせてガイアがスイングDDTを見舞う複雑な合体攻撃。政岡は必殺のAmbitionsを狙うが、瀧澤が振り払ったところに中野がドロップキック。さらに神野がエプロンを駆けてラリアットを叩き込み、中野のバッククラッカー+神野のラリアットの合体攻撃。さらに瀧澤がRKOを見舞うも木下&ガイアがカット。神野が中野を場外にショルダースルーのようにぶん投げる形の合体プランチャを放って後続を断つ。
 瀧澤はチルト3を狙うが、政岡が2trapで切り返す。政岡は足払いからフットスタンプを突き刺し、フェイント混じりのトラースキックから再びAmbitionsの体勢。瀧澤が振り払ってチルト3で叩きつけ、最後は奥の手のファイヤーバード・スプラッシュを決めて3カウント。ラッキートリガーズが王座戴冠を果たした。

第4試合


 秀旺はなぜかマスクを被って登場したため、本当に中身が秀旺なのか不明な中で試合へ。
 ガッツと定の対面でゴングが鳴ると、ロックアップからヘッドロックの攻防を経てショルダータックル合戦。両者1回ずつ倒してにらみ合いながらタッチへ。
 橋之介と秀旺(?)の対面。手4つから秀旺(?)がグラウンドに引き込んで圧倒。巧みな回転体を見せて橋之介をコントロールしていき、マウントを取って掌底を連打。橋之介は必死にロープへ逃れる。クリーンブレイクから今度は橋之介が低空タックルで倒してグラウンドで三角絞めを狙う。これを秀旺(?)がアンクルホールドで切り返すと橋之介は必死のロープブレイク。さらに定と2人でロープに振るが、橋之介はハンドスプリングエルボーで2人まとめてなぎ倒して場外に落とし、スワンダイブ式プランチャで場外へと飛んでいく。橋之介は秀旺(?)をリングに戻してセントーン・アトミコで追撃し、ガッツにタッチ。
 ガッツは秀旺(?)に鬼神ナックル連打から「立てコラ!」と鬼神憑依。さらにコーナーに振ってのジャンピング・アームブリーカー、その場式のジャンピング・アームブリーカーを2連撃。橋之介にタッチ。
 橋之介は腕へのコードブレイカーから腕への倒立式ダブルニードロップ。さらに脇固めで組み伏せ、ブレイクされるとガッツにタッチ。
 ガッツはイスを持ち込んで秀旺(?)を何度も殴打。さらにマスクを剥いでしまい、秀旺(?)の正体が秀旺であることを明らかに。定は「やっと秀旺さんって呼べるよ……」とぼやく。ガッツが串刺しラリアットを狙うが、秀旺はブートで止めてロープに飛び、ジャンピング・ラリアット。定にタッチ。
 定はガッツに串刺しバックエルボーから後頭部へのトラースキック。さらにガッツの巨体をフロント・スープレックスで投げ捨てるが、ガッツは強烈なヘッドバッドを見舞って定を怯ませチョップ連打。定もエルボー連打で対抗するが、ガッツがカウンターの鬼神ナックルからラリアットを発射。これをかわした定がショットガン・ドロップキックでふっ飛ばして2人でガッツをロープに振るが、ガッツはダブルラリアットで2人まとめてなぎ倒す。ガッツはゴーストバスターを狙うが、逆に定がブレーンバスター。両者タッチ。
 橋之介がエルボー、秀旺が逆水平チョップで打ち合っていき、秀旺がボディへの正拳突きからジャンピング・ブレーンバスター。さらにバックドロップで叩きつけてロープへ振るが、橋之介がティヘラで迎撃。秀旺が定にタッチ。
 橋之介は定にエルボーからソバット、みちのくドライバーIIと連撃。さらにローリング・エルボーを発射も、かわした定がスパインバスター。定はヘッドバッドかた投げようとするが、橋之介が着地。そこへガッツが飛び込んできてラリアットを見舞い、ゴーストバスターで追撃。この上ないアシストを得た橋之介が最上位技のスカイツイスター・プレスを投下するも秀旺がカット。
 ガッツと秀旺が真っ向からのラリアット合戦を展開し、ガッツが打ち勝って秀旺を排除。橋之介がローリング・エルボーから貫通ランニングニー。さらにジャンピングハイキックからスワンダイブ式の攻撃を狙うが、定が地対空エルボーで撃ち落としてバズソーキック、トラースキック、ショットガン・ドロップキック。さらに変形ファイヤーサンダーから顔面を蹴り上げ、最後はMADE IN NERIMAで突き刺して3カウントを奪った。

秀旺「どーも皆さん、おばんでございます。藤原秀旺です。ちょっとあの、役不足でした。非常に。見ての通り、ね?まあそれはいいとして。皆さん、この夏、恋しましたか?」
定「えぇ?!ちょ、なに?ベルトの話しようぜ?」
秀旺「ちょっと黙って。サマー・オブ・ラブということで」
定「知らん知らん知らん知らん!」
秀旺「もしかしたら、結構人よりもほんの少しだけ多く恋したかなと思います。ひとまずベルトの話をしようということで。僕たちがチャンピオンになりました。ありがとうございます。ということで、まあね。突然の結果です。橋之介選手、彼に期待してる人……3人くらいしかいないのかな?まあ世直しですよね。出直してきていただきたいと思います。そんな中で、次のチャレンジャーは誰でもいいですけど、我々は……」

(※突如大家健が「オオオォォオオオオオイッ!!ウオオオォォオオオオオォオイ!!」とわめきながらリングに飛び込んでくる)

大家「オイ!オイ!オイ!オイ!オイ!オイ!オイ!お前たちなんで!なんでこのリングにいるんだよ!お前たちは追放されたはずだろ!そしてェ!そのベルトォ!友達の奴じゃねーか!お前たち盗人だろ?!なァ?!なんでお前らベルト持ってるんだ!おかしいよ!おかしいだろ!皆さんおかしくないですかァ?!おかしくないですかァ?!オイ!誰も見てねーと思ってなァ!観客はみんな見てんだよ!お前は盗人だよオイ!分かってんのか?!分かってんのか?!オイ?!」

定「……はぁ。ありがとうございました」

(※秀旺&定は大家を無視して退場しようとする)

大家「オイ!オイ!帰んじゃねーよオイ!帰んじゃねーよオイ!オイ!お前たちがベルト持ってるってんだったらお前、次正々堂々と挑戦させろお前!挑戦させろよお前!」
秀旺「分かった。お前、あなた、You、多分友達とかいないタイプだよね?これタッグベルトなんで、それくらい僕も分かります。2人で挑戦してきてほしいんで、大家選手、パートナーを連れてきていただきたいと思います」
大家「分かったよオイ!まだ決まってねーけどオイ!誰かしら連れてきます!誰かしら!最悪俺1人でやりますからオイ!オイ!オイ!逃げんじゃねーぞオイ!なァ?!次10月5日、ここで俺が挑戦しますッ!!」

第5試合


 試合前からミステリーが宇宙との交信ポーズで威嚇し、ゴングが鳴ってからもこれを続けたため藤田が動揺。
 ロックアップでの力比べに押し勝ったミステリーが離れ際に宇宙と交信。再びロックアップからリストの取り合いとなり、藤田がコーナーエスケープ。
 バックの取り合いからミステリーがグラウンドに倒してレッグロック。藤田が腕を取って切り返し、アームツイストを連打。さらに藤田がアームロックにとらえていくが、ミステリーが首投げで切り返してニードロップ。
 両者距離を取り、じりじり近寄っっていきミステリーがヘッドロックから腰投げ。藤田がヘッドシザースで切り返すも、ミステリーは首を抜いてヘッドロックからショルダータックル。藤田はたまらず場外にエスケープするが、ミステリーはすぐ追って行く。藤田がコーナーポストに叩きつけて反撃。
 リングに戻って藤田がスイングネックブリーカーから後頭部へのドロップキック。藤田はコーナーでの逆水平チョップ連打からロープへ振ってスリーパーホールド。ロープを掴むミステリーだったが、藤田は後頭部へのジャンピング・ハイキック。ミステリーはよろよろとエルボーで反撃していくが、藤田は強烈なエルボー一発で黙らせて逆水平チョップでなぎ倒す。
 藤田はロープに振ろうとするが、ミステリーが振り返してカウンターのドロップキック。ミステリーはコーナーに振って串刺しバックエルボーからブレーンバスター。コーナーに上ってダイビング・ラリアットを叩き込み、スリーパーホールドから変形STO。さらにチョークスラムを狙うが、藤田が巻き投げで切り返し後頭部へのジャンピング・ハイキック。続けて河津掛けからアンクルホールドに捕らえるが、ミステリーが前転してコーナーにぶつけることで脱出。
 ミステリーは串刺しラリアットを発射も、藤田がかわしてロープに飛びスピアーを見舞う。藤田は「ミステリー、サヨナラ!」とSAYONARAでぶっ刺し、本部席からベルトを持ってきてミステリーを殴打しようとする。ミステリーはこれをはたき落とすが、藤田はベルトの上にDDT。

 藤田は宇宙との交信ポーズから掟破りのチョークスラム。さらにロープに飛ぶが、ミステリーはカウンターのパワースラムで迎撃。

 熾烈なエルボー合戦が展開され、藤田が再びSAYONARAを狙うが、ミステリーが掟破り返しのSAYONARAで突き刺し、必殺のチョークスラム。カバーに入るが、位置が悪く藤田がすぐにロープに足をかける。
 ミステリーは再びチョークスラムを狙うが、藤田がチンクラッシャーからロープを掴みながらの変形サムソンクラッチで3カウントを奪った。

 藤田がマイクを取ると、ナチュラルにミステリーが奪い取る。そしてTTT所属選手たちが全員リングに上って来る。

ミステリー「負けてしまったァッ!負けたァ!ありったけの思いをぶつけて挑戦したこの日、負けたッ!このベルト獲って、12月の後楽園のメインに立つはずだっ……」


 瀧澤がミステリーから強引にマイクを横取りし、瀧澤以外の所属選手陣が全員で「俺に挑戦させろよ」と藤田に詰め寄っていく。
 そんな中、瀧澤が酔っ払っているかのようなガンギマったテンションで話し始める。

瀧澤「所属の皆さん?ベルトを持っているのは誰ですか?所属で唯一ベルトを持っているのは誰ですか?そんな僕に意見したい人、手を挙げてください。……誰もいないということは、僕が次の挑戦者にふさわしいのではないでしょうか?そして次回の新木場で藤田ミノルからベルトを獲って、後楽園大会まで僕がベルトを持ち、後楽園のメインで誰かを相手に防衛戦をしたいと思います。会長、次回の新木場大会、藤田ミノルと僕がタイトルマッチをしたいと思うのですが、よろしいですか?(※石川会長がOKを出す)そうです。よろしいんです。なぜなら?所属で唯一ベルトを持っているのが僕だから!そんな僕に意見したい所属の選手は是非挙手をしてください?そうなんです!出来ないんです!挙手出来ないんです!なぜかって?僕がベルトを持っているから!僕しか所属で挑戦権はないんです!なので次回僕がメインイベントで藤田ミノルに挑戦します。そしてベルトを獲ります。会長いいんですもんね?ほらぁ、マルなんです。OKなんです。ンフ~、藤田ミノルにマイクは持たせねえ!いくらチャンピオンだとしても!次回挑戦するのは僕だし、なんたって、僕が所属だから。このまま今日は僕が締めたいと思います。次回新木場大会、メインイベント、終了後にこうやって、マイク、で、大会を締めるのは、僕でしょう。次回また会いましょう。今日はありがとうございました!あっ、みんなで行こうぜもやりましょう。(※手にした2本のベルトを取り落とす)ちょっと酔ってました。ベルトを獲って。自分に。なんか、なんか、こういうおちゃめな部分もあっていいんじゃない?フハハハハハハハァァ~(笑)笑ってごまかそ?みんなで立ってよ。アレやろうよ。自分に酔ってます。ベロベロ。OK?行きますよ行きますよ?OK?集中、集中、集中。……待って。もうちょっと集中するょ?…………集中。みんなしゅーちゅー。お~け~?集中、出来た?行くぞ!オーッ!みんなで行こうぜ、後楽園!」

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