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9.282024
試合結果 9/28 『演芸とプロレスのエキサイティング笑店会フェスティバル 2024』 末広通り商店会
『演芸とプロレスのエキサイティング笑店会フェスティバル 2024』
日程:2024年9月28日(土)
開始:10:00
会場:東京都・末広通り商店会(新宿区)
観衆:500人(超満員)
▼タッグマッチ 30分1本勝負
○マスクドミステリー(TTT)&瀧澤晃頼(TTT)
8分58秒 ランニング式チョークスラム→片エビ固め
神崎ユウキ(TTT)&●橋之介(TTT)
▼シングルマッチ 30分1本勝負
●KURO-OBI (TTT)
4分28秒 バズソーキック→片エビ固め
○前口太尊(飯伏プロレス研究所)
▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
○ガッツ石島(TTT)&ツトム・オースギ(フリー)&バナナ千賀(フリー)
8分43秒 ゴーストバスター→片エビ固め
[ゴキブリ商会]藤原秀旺(アライヴアンドメジャーズ)&定アキラ(AlmaLibre)&●秀警察S.W.A.T.
オープニング
“プロレス者”として知られる宮澤聡さんと、池田勝さんによるお笑いコンビ【ジグザグジギー】がMCを務めてオープニングトーク。
末広通り商店会の石川会長、巣鴨大鳥神社商店街の中村会長、伝通院前通り三盛会の中村副会長がリングに上って挨拶を行った。
石川会長「皆さんおはようございます!本日は雨模様だったんですけど、私がウェザーニュースに言いまして見事このくらいの天気になりました。最後まで楽しんでいってください!その後は末広通りでランチを食べていただけるとありがたいと思います。よろしくお願いします!」
中村会長「皆さんこんにちは!おもてなしの街、そしてお年寄りに優しい街、おじいちゃんおばあちゃんの原宿で有名な巣鴨は大鳥神社商店街から今日はお邪魔をさせていただきました。この3回に渡る事業ですが、こんなに大勢の皆様にお越しいただいて、これからエキサイティングを楽しめるということがとても私にとっても喜びであります。最終日、10月6日は巣鴨の駅前でグランドフィナーレを実施させていただきます。何が起こるか分かりません。ちょっと楽しみなこともありますので、ぜひ最後の最後まで巣鴨に足をお運びいただきまして、この事業が盛大に終えることを皆様方にお願い申し上げましてこのご挨拶をさせていただきます。今日は宜しくお願い致します!」
中村副会長「末広通り商店会にお集まりの皆様、こんにちは!皆さん元気ですかッ!……まだ元気じゃないですね(笑)私は9月15日に開催されましたお隣の文京区、伝通院というところの商店街からやってまいりました。9月15日は非常に炎天下でマットもメチャクチャ熱いということだったんですけど、メチャクチャ盛り上がりました!今日も同じくらいの盛り上がりがあるんじゃないかと期待しております。もし場外乱闘があった場合は、僕も参戦できるように今日は僕もトレーニングしてまいりました。皆さんと一緒に楽しんでまいりたいと思います!よろしくお願いします!」
その後は選手入場式が実施。選手を代表してガッツ石島が挨拶を行った。
ガッツ「皆さんご来場ありがとうございます!今日もプロレスが全3試合、気合い入れて頑張りますので応援の程よろしくお願いします!」
第1試合
ミステリーと神崎の対面でゴング。ミステリーがいきなりショルダータックルで先制するも、神崎がヘッドロックからのテイクダウン合戦を制してヘッドシザース。ミステリーが倒立で抜け出して行くが、神崎はアームドラッグからショルダータックルでやり返す。両者タッチ。
瀧澤と橋之介の対面。橋之介が足を刈ってロープに飛び、瀧澤も応戦してスピーディなロープワークの応酬。橋之介がアームドラッグからヒップトス、低空ドロップキックと軽快なコンビネーションで先制。瀧澤を場外に放りだして人混みのド真ん中で追撃していく。橋之介は瀧澤をリングに戻してセントーン・アトミコ。神崎にタッチ。
神崎はコーナーで瀧澤の顔面を踏みつけ、ロープに振ってバックエルボーからサンセットフリップ。橋之介にタッチ。
橋之介はネックロック、チンロックといたぶっていき神崎にタッチ。
神崎はストンピング連打から串刺しバックエルボー、串刺しジャンピング・エルボーからコーナーに駆け上ってダイビング・クロスボディ。神崎がロープに飛ぶが、瀧澤が正面飛びのドロップキックで顔面をぶち抜いてカウンター。ミステリーにタッチ。
ミステリーは神崎、瀧澤をクロスチョップでなぎ倒していき、神崎に串刺しバックエルボーからブレーンバスター。ミステリーはコーナーに上ってダイビング・ラリアットを叩き込み、スリーパーホールドから変形STO。さらに暴飲暴食で作り上げたという自慢のお腹をポンポコ叩いてからボディプレスで圧殺し、エルボー連打からラリアットを発射。神崎はこれをスライディングでかわし、スピーディなロープワークで翻弄しつつフライング・フォアアーム。橋之介にタッチ。
橋之介はミステリーにソバットからローリング・エルボーを発射。ミステリーはこれをキャッチして必殺のチョークスラムを狙うが、橋之介がこれをウラカン・ラナで切り返す。さらに側頭部へのトラースキックからその場飛びムーンサルト・プレス、ライオンサルトと軽快な飛び技で連撃。橋之介はランニングニーを狙って突っ込むが、ミステリーはカウンターのパワースラムで迎撃。
ミステリー&瀧澤は2人で橋之介をロープに振る。橋之介はうまく攻撃をかわして瀧澤のクロスボディをミステリーに誤爆させるが、ミステリーはこれを軽々キャッチして橋之介に投げつけるという驚異的な怪力を発揮。
ミステリーはチョークスラムを狙うが、橋之介が背面着地し「神崎!」と呼びかけながらロープに向けてプッシュ。これに応えた神崎がロープ越しのジャンピング・ハイキックをミステリーに叩き込み、2人で同時のランニングニーを食らわせる。
橋之介はコーナーに上ってスワントーン・ボムを発射も、ミステリーはこれを回避して自爆させ、普段は見せないランニング・チョークスラムで叩きつけて3カウントを奪った。
第2試合
“柔術vsキックボクシング”の異種格闘技戦とも言えるKURO-OBIと太尊の一戦。
ゴングが鳴るとKURO-OBIが寝転んでグラウンドに引き込もうとするが、太尊は警戒して近付かず。KURO-OBIが起き上がったところへ太尊が怒涛のローキック連打。KURO-OBIが低空タックルを狙うも太尊は軽快なバックステップでかわしてさらに掌底&ローキック。
太尊が掌底を見せて意識を上に誘導した上でカーフキックを叩き込み、KURO-OBIはダウン。なんとかKURO-OBIが起き上がるも、太尊は掌底、掌底、ロー、ロー、掌底、ロー、ローと情け容赦無い無呼吸連打。またもKURO-OBIはダウン……かと思われたが、倒れながら太尊の足を絡め取ってアキレス腱固め。位置が悪くすぐにロープブレイクされてしまったが、太尊は足をかばってステップを踏めなくなる。
KURO-OBIは掌底を受けながらも強引に突っ込んで脇固め。太尊は必死のロープブレイク。
2人は向き合ってロックアップ。太尊が首相撲からの膝蹴りを連打し、ロープに飛んでジャンピングニー。そして「行くぞ~!タイソン・スプラ~ッシュ!」と宣言しながらコーナーに上がり、タイソン・スプラッシュを発射。これはクリーンヒットしたものの、KURO-OBIは被弾しながらも腕を取って腕十字。
KURO-OBIはそのまま三角絞めに捕らえていくが、太尊は持ち上げてバスター。間髪入れずにバズソーキックを叩き込んで3カウントを奪った。
第3試合
Speed of Soundsの2人の入場後、最後にリングインしたガッツが鬼将軍ポーズを決めた瞬間にゴキブリ商会の面々が奇襲。
そこかしこで場外戦が勃発する中、ガッツと秀旺はリング上でショルダータックルでのぶつかり合いから足を止めてのチョップ合戦を展開。互角と見るや互いにラリアットを放って正面衝突を続け、秀旺がサミングからロープに飛ぶもガッツがカウンターのラリアット。千賀にタッチ。
千賀は「俺も行くぞ~!」と体格的に圧倒的に不利な秀旺相手にラリアットを放っていくが、秀旺はビクともせず。千賀はマッスルポーズを取ってパワーアップしてからさらにラリアットを放つが、秀旺にはノーダメージなのに千賀の腕には大ダメージが入る。ならばと千賀はサミングからロープに飛ぶが、外から定が足を引いて場外戦へと引きずり込む。
定&秀警察が大暴れする中、秀旺はバイ秀クルに乗って千賀を轢殺。さらにガッツも撥ね飛ばし、千賀にを念入りにもう1回轢殺。
リング上では千賀と秀警察の対面に。秀警察が千賀をロープに振ってバックエルボー。さらにストンピング連打でいたぶって定にタッチ。
定は千賀の背中へエルボーを連打し、コーナーに押し付けながら反則技である首絞め攻撃。さらにコーナーに振って串刺しラリアットを狙うが、千賀は痛む足を引きずりながらも延髄切りを見舞ってガッツにタッチ。
ガッツは定、秀旺、秀警察をショルダータックルでふっ飛ばし、秀旺、定、秀警察へそれぞれボディスラム。秀旺&定が2人でロープに振っていくが、ガッツはダブルラリアットでなぎ倒し、反撃を試みる秀警察もラリアットで叩き伏せて制圧。秀警察は定へ、ガッツはオースギにタッチ。
オースギは「俺も行くぞ~ッ!」と気合いを入れて定にボディスラムを狙うが、定がボディブローで振り払う。定はオースギに串刺しラリアットを狙うが、オースギがするりとエプロンへ脱出しスワンダイブ式バックエルボー。オースギはツキノイシを狙うが、振り払った定がトラースキックからショットガン・ドロップキック。定が秀旺にタッチ。
秀旺は定&秀警察を伴って3人でオースギを袋叩きにした後にトレイン攻撃。定のホップアップ式ニーアッパー、秀旺のジャンピング・サイドバスター、秀警察の敬礼式ダイビング・ボディプレスとゴキブリ商会の好連携が繰り出されるも、オースギはギリギリカウント2でキックアウト。
秀旺は十字を切ってオースギへロマンチックを突き抜けろ!を狙うが、オースギが一回転して着地し、ティヘラで放り捨ててガッツにタッチ。秀旺も秀警察へタッチ。
ガッツがラリアットを狙ってロープに飛ぶが、エプロンから定がミドルキックを見舞って妨害。秀旺&定がガッツのボディにダブルの正拳突きを突き刺し、秀警察が敬礼式の地獄突き。さらに定がトラースキックを見舞い、秀旺がチャンス of LOVEを放つもこれが秀警察に誤爆。そこへオースギ&千賀が飛び込んできて定にダブルのトラースキック、秀旺にダブルのドロップキックと好連携。
ガッツが秀警察をラリアットで叩き伏せ、ゴーストバスターで突き刺して3カウントを奪った。
ガッツ「皆さんの温かいご声援のお陰で我々、今年20周年を迎える3人が勝つことが出来ました!この後はお楽しみの演芸コーナーになりますので、演芸も楽しんでいってください!皆さんありがとうございました!」
お笑いステージ
本来であればプロレスから演芸のコーナーに移行する際にはリングからロープが外されて特設ステージに改装する予定であったが、出演芸人全員から「せっかくプロレスのリングでネタをやるなら試合のときと同じシチュエーションでやりたい!」という熱い要望があったということでそのままの状態でお笑いステージが開始。
改めてジグザグジギーの2人が登場し、軽快に客を弄りながら芸人たちを呼び込む。
1組目は【太田トラベル】が葛西純の入場曲に乗って登場。
会場に集まった玄人ファンたちは葛西の入場時のように「オ・オ・タ!」とコールして迎え入れる。
太田トラベルは鉄道芸人でありつつ、大日本プロレスでアルバイトをしているという“こちら側”の人間。
まずは定番のバルーンアートを披露し、観衆にプレゼント。さらに都営大江戸線、山万ユーカリが丘線、札幌市営地下鉄+札幌市電、名古屋市営地下鉄上飯田線の路線図をバルーンアートで再現。さらに1週間かけて都内の複雑な路線図をすべてバルーンアートで作ってきたとのことだが、1週間経ってしまったため全部しぼんでいたという最高のオチを付けた。
2組目は本間キッド、中嶋享、ロングサイズ伊藤の3人組【や団】が安生洋二の入場曲に乗って登場。
や団はキングオブコント2022、2023、そして今年の2024もファイナリストに選ばれている実力者。ショートコント3本を披露した後、リング上というシチュエーションを活かしてロープワークやマイクアピールを使ったネタを披露。最後のコント『事件現場』では“ジャーマン・スープレックス殺人事件”というパワーワードを生み出して爆笑を誘った。
3組目は【ユリオカ超特Q】が藤波辰爾の入場曲に乗って登場。
ユリオカ超特Qは言わずと知れたプロレスモノマネ界の大御所。『我々は殺し合いをしてるんじゃない!分かってください!と言っているのに分かってもらえない藤波辰爾』『藤波辰爾が試合中に攻めているときと攻められているときの息遣いの違い』『本物よりちょっと上手いマッチョ・ドラゴン』『最後の「あっばれ!」しか聞き取れない天龍源一郎』『モイスチャーミルク配合』という往年の名ネタを披露しプロレスファンの期待に応えた。
最後は観衆の拍手の量で優勝者を決めることになるも、全員ほぼ同じ拍手量であったため審査が難航。そこで末広通りの王であり法そのものである石川会長に決定権が委ねられたが、石川会長は全員優勝を宣言。
優勝賞品として桂花のラーメンセットを全員に贈呈するという太っ腹ぶりを見せつけた。
最後はプロレスラー&芸人たちが全員リングに集合。ガッツが締めの挨拶を行った。
ガッツ「皆さん今日はありがとうございました!まさにお笑いとプロレス、甲乙つけがたいものでした。今回は東京都の広域事業ということで3商店会の会長のお力のお陰でプロレスとお笑いを一緒にやることが出来ました。皆さんありがとうございます!来週もまた巣鴨で大会がありますので、是非お越しください!それでは、最後に!みんなで行こうぜ!巣鴨~ッ!!」