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10.222023
試合結果 10/22 『末広通り商店会プロレスフェスティバル2023』
『末広通り商店会プロレスフェスティバル2023』
観衆:400人(超満員)
▼シングルマッチ 20分1本勝負
○ツトム・オースギ(フリー)
4分34秒 ウラカン・ラナ
●神崎ユウキ(TTT)
▼3WAYマッチ 30分1本勝負
○ビューティー吉田
6分58秒 ボディプレス
●バナナ千賀(フリー)
※もう1人はトランザム★ヒロシ(BASARA)
▼シングルマッチ 30分1本勝負
[渡鳥連合]●藤原秀旺(アライヴアンドメジャーズ)
9分17秒 レフェリー暴行→反則
○ウルトラ・ソーキ(琉球ドラゴン)
▼6人タッグマッチ 60分1本勝負
○ガッツ石島(TTT)&マスクドミステリー(TTT)&瀧澤晃頼(TTT)
13分50秒 フェイスバスター→片エビ固め
新納刃(MAKAI)&関根龍一(BASARA)&●条柴拓真(フリー)
オープニング
前日の泥酔客乱入を受け、この日は警備スタッフを増員し厳戒態勢下で大会開催。
まずは末広通り商店会の中川孝久副会長から挨拶が行われた。
中川副会長「(※朝9:30に大勢詰めかけた観衆を見渡して)おかしいって、ホントに(笑)リング立ててるときから来るのはやめてもらえます?!(笑)昨日も朝早く、一番早い人は8:30くらいに来てた。10:30からだっつってんのに!(笑)2時間も立ちっぱなしでイスも無いのにホントご苦労さまでございます。昨日来てくれた方で、そのあとちゃんと新宿三丁目でお金使っていただけましたかね?それがいちばん大事なんでね。昨日来て使っていただいた方は、周りの人1人連れてきてまた使ってください(笑)大きく輪を広げて。それが商店街にキックバックされて、それでプロレスが出来るというシステムになってますんでね。この流れをこのまんま、区長に行って新宿のコズミックスポーツセンターとか、良い施設があるんでね、そこ使わせてもらおうと思って。頑張っていきますんで。これからも1つお願いします。今日も楽しんでいってください。よろしくお願いします!」
続いて、実況&解説を務めるミスター雁之助&のげが登場し、前説を行った。
今日も雁之助は遅刻せずちゃんと開始時間に登場。前日乱入してきた泥酔客を散々こすり倒しつつ、雁之助の物販を宣伝。会場ではTシャツと雁之助が歌うCD(シーデー)が販売されていた。
第1試合
今年最後の末広通り商店会プロレスの第1試合を飾るのは、オースギvs神崎というイケメンジュニア同士のシングルマッチ。
前日の第1試合でトラウマを負ってしまったオースギが観衆の中に泥酔した客がいないかどうかを必死に探し回る中でゴングが鳴る。
ゴングが鳴ると、素早いバックの取り合いからリストの取り合い。オースギが腰投げを見せれば神崎が即座にヘッドシザースで切り返しクリーンブレイク。オースギは泥酔客がいないか確認する。
そんな中、神崎が「あっ!酔っ払いがいる!」と明後日の方向を指差すとオースギが全力で振り向いて泥酔客がいないか確認。その背中を神崎が蹴とばしてコーナーに振るが、オースギは追撃をひらりとかわしてティヘラ。場外に転落した神崎へプランチャを見舞って追撃する。
オースギは神崎をリングに戻し、ロープに振ってローリング・ソバットを発射。これをかわした神崎がオースギを場外に放り出し、エプロンからウルトラタイガードロップ。さらにコーナーに振って串刺しジャンピングエルボーからくるくるエルボー。2人は足を止めてのエルボー合戦を展開し、神崎がフィッシャーマン・バスターを狙うもオースギが着地してスクールボーイ。さらにコーナーに上ってダイビング・バックエルボーで追撃し、エプロンからスワンダイブ式の攻撃を狙う。
神崎はこれを回避しブサイクへの膝蹴りからフィッシャーマン・バスター。さらにフロッグスプラッシュを発射も、オースギが回避して自爆させ、神崎の起き上がり際に飛びついてウラカン・ラナで3カウントを奪った。
勝ち誇るオースギに対し、神崎はまたも観衆の中に泥酔客がいると主張。泥酔客がいないか確認しに行くオースギの背中に神崎が蹴りを見舞って去っていった。
第2試合
千賀、ヒロシ、ガッツの生き別れの妹であるというビューティー吉田による3WAYマッチ。
試合が始まると、ヒロシ、千賀が功夫を練り上げていく。ビューティーも困惑しつつも功夫を練り1vs2のオーラバトルに辛勝。千賀が「外国の子供が見てた……変なことは出来ねーぜ!」と、ジャパニーズ・プロレス・カルチャーに誤解を与えてしまうことを危惧する。
ビューティーが千賀にローキックを見舞うと、千賀が容赦なくビューティーのお尻に前蹴り。吹っ飛んだビューティーをよそに千賀とヒロシが十字ロープワークでスピードを競い合いつつ見栄を切って観衆にアピール。ヒロシが千賀に組み付いて柔道殺法を繰り出そうとするも千賀がロープに逃れる。
この取組を見てビューティーの中の相撲魂に火が点いたか、ビューティーが蹲踞の姿勢を取って千賀に立会を求める。千賀が胸を借りてぶつかっていくが、ビューティーがあっという間に上手投げ。ヒロシもぶつかっていくがビューティーが上手投げ。再び千賀がぶつかっていくがビューティーが上手投げ。再びヒロシがぶつかっていくがビューティーが上手投げ。また千賀がぶつかっていくがビューティーが上手投げ。すっかり疲弊したビューティーにヒロシがぶつかっていくがビューティーが上手投げ。
空前の相撲ブームが起きているリングの空気に中てられたか、弥武リングアナも立会を求めてリングに乱入。弥武リングアナは父親が相撲部出身(本人は帰宅部)という相撲サラブレッドだ。
弥武リングアナがぶつかっていくがビューティーが上手投げ。再び弥武リングアナがぶつかっていくがビューティーが上手投げ。またまた弥武リングアナがぶつかっていくがビューティーが上手投げ。
千賀、ヒロシもまだまだビューティーに立会を求めていくが、弥武リングアナが倒れたままピクリと動かなくなってしまう。
千賀「あれっ……弥武さんが死んでるゥーーッ!!」
ヒロシ「えぇーっ?!そうだ!こんなときは私が歌を歌って弥武さんを生き返らせたいと思います!聞いてください!」
ヒロシがその美声を以て見事に賛美歌312番を歌い上げると弥武リングアナはビクンビクンとゾンビのごとく蘇生しかけるが、法力が足りなかったか完全復活には至らず。
続いてビューティーが「じゃああたしが歌います」と圧倒的な歌唱力で賛美歌312番を歌い上げると弥武リングアナはビクンビクンとゾンビのごとく蘇生しかけるが、法力が足りなかったか完全復活には至らず。
すると、ビューティーが「2人で歌いましょう!」と提案し、ヒロシと賛美歌312番をデュエット。2人の聖なる歌唱によって弥武リングアナが復活。我らが父なるヤブは一度死に、復活することで完全なる存在となられたのだ。
まるでシモン・チェホヴィッチの『復活』に描かれたイエスの如きプロレスLOVEポーズを取った弥武リングアナは、千賀の蹴り足を取ってドラゴンスクリュー。さらに見事なシャイニング・ウィザードを叩き込む。
聖なる閃光魔術を受けて倒れた千賀にビューティーがボディプレスを見舞い、そのまま体固めで3カウントを奪った。
第3試合
新宿のド真ん中で催されるプロレスの音を聞きつけてか、いつの間にか多くの外国人観光客がリング周囲に集結。そんな中で秀旺が自転車で登場したため、ジャパニーズ・プロレス・カルチャーに多大なる誤解を与えた恐れが生じる。
試合前のボディチェックで秀旺が隠し持っていたスパナがあっさりと発覚し、ソーキが猛抗議する中で試合開始。ゴングが鳴ると同時に秀旺が場外に出て観衆の中を練り歩く。
リングに戻るとロックアップ、手4つでの力比べからリストロックの応酬を展開。クラシカルなグラウンドレスリングが展開され、ソーキがヘッドロックで絞り上げてからショルダータックル。ソーキは場外に逃れた秀旺をリング上から見下ろすが、秀旺が下から足払いをかけ、そのまま場外へと引きずり降ろして鉄柱へと叩きつける。
さらに秀旺は自転車に乗ってソーキを轢殺。ヒザに自転車がぶち当たったソーキは痛みにのたうち回るが、秀旺は容赦なく引っ張って行ってリングに放り込む。
秀旺は自転車に乗るときには装着していなかったヘルメットを被り、ツバの部分をぶち当てるヘッドバッド。さらにショルダークローからコブラクロー、脱ぎ捨てたシャツでの首絞め攻撃とラフファイトを展開。
さらにコーナーに振って串刺し攻撃を狙うが、ソーキがドロップキックでカウンター。さらに串刺しラリアットの連打からブルドッギング・ヘッドロックで叩きつけ、監獄固めで拷問。秀旺は下から顔面を掻きむしって脱出し、逆水平チョップで反撃。ソーキもエルボーバッドで打ち返して真っ向からの打撃戦へ。
秀旺は両手を広げて「気持ちいいよ!」と余裕を見せラリアットを放つが、ソーキもラリアットで迎撃。幾度ものぶつかり合いを制したソーキがラリアットでなぎ倒し、バックを取ってジャーマン・スープレックスを狙う。
これを嫌がった秀旺は大暴れし、近寄ってきたレフェリーにサミングを見舞ってからソーキに急所蹴り。ソーキは股間を押さえてのたうち回るが、なぜか秀旺はソーキではなくレフェリーへストンピングを猛連打。レフェリー暴行により秀旺の反則負けがコールされた。
第4試合
ガッツ&ミステリー&瀧澤のTTT純正タッグに相対するは、刃&関根&条柴の3人。ガッツは「お前ら脱千葉だ!」と、千葉の某団体からエクソダスしてきたという共通点を指摘して挑発。3人は特に言い返すこともなく苦笑いで応じる。
ガッツと条柴の対面でゴングが鳴ると、ロックアップでの力比べを展開。ガッツが押し込んでクリーンに分かれるが、条柴が押し込んだ際には離れ際に逆水平チョップ。怒ったガッツがショルダータックルでなぎ倒すが、条柴も即座にショルダータックルで反撃。ガッツは「中々やるじゃねえか」と条柴の実力を認めつつ、両者タッチへと向かう。
瀧澤と刃の対面となると、スピーディかつテクニカルなリストロックの応酬を見せ、互いにロープへ飛んでリープフロッグや前転で相手の攻撃をかわし合うロープワークの攻防を展開。これをティヘラで制した瀧澤がロープへ飛ぶが、場外から関根が足を引いて転ばせ、刃が瀧澤の顔面に低空ドロップキック。場外に転がり落ちた瀧澤に関根がサッカーボールキックを見舞う。
タッチを受けた関根は瀧澤にミドルキックを連打。条柴にタッチ。
条柴は瀧澤の顔面をロープにこすりつけ、刃にタッチ。
刃は瀧澤をコーナーに振って串刺しビッグブート。さらに瀧澤をセカンドコーナーの上に寝かせ、その腹部へ串刺しジャンピングダブルニーを突き刺す。関根にタッチ。
関根はボディスラムからスリーパーホールド。これをブレイクした瀧澤は真っ向からエルボー合戦を挑んでいき、体格に勝る関根を相手に肉薄。しかし、関根が重いミドルキックを連打していくと劣勢に追い込まれる。追撃を狙った関根がロープに飛ぶが、瀧澤はフライング・クロスボディで迎撃。ガッツにタッチ。
ガッツは相手3人を次々とショルダータックルでふっ飛ばし、刃&条柴にダブルラリアット。さらに関根をボディスラムで叩きつけてミステリーにタッチ。
ミステリーはコーナーに上ってダイビング・ラリアット。さらに串刺しバックエルボーからサイドスープレックスで叩きつけ、チョークスラムを狙って組み付く。関根は大暴れして着地し、ソバットで怯ませてからミステリーの巨体を軽々担ぎ上げるパワーを見せカミカゼで一矢報いてから刃にタッチ。
刃はサッカーボールキックからその場飛びムーンサルト・プレス。さらにサマーソルトキックでミステリーを踏み台にしつつエプロンに着地しスワンダイブ式の攻撃を狙うが、ミステリーが喉輪でキャッチ。そのままチョークスラムを狙うが、刃が持ち上げられた反動を使って延髄斬り。さらにロープに飛ぶが、ミステリーがパワースラムでカウンター。両者タッチ。
ガッツと条柴の対面となると、両者ラリアットで突っ込んでいって正面衝突。これにガッツが打ち勝ってなぎ倒し、続けてフェイスバスターの体勢へ。そこへ刃が飛び込んできて条柴を踏み台に飛翔してガッツに延髄斬り。さらに関根のスレッジハンマーから条柴がスピアーを突き刺す。さらに条柴がロープに飛ぶが、ガッツがニールキックでカウンター。
ここでミステリー&瀧澤が加勢へ。瀧澤がセカンドから飛びついてのフランケンシュタイナーで放り捨て、ミステリーが暗闇脳天落とし。ガッツがカバーに入るも、刃&関根がカット。ミステリーが刃をクロスチョップで、瀧澤がドロップキックで刃を場外に排除。ミステリーがダブルアックスハンドルで、瀧澤がプランチャで場外へ飛んでいってガッツに勝負を託す。
ガッツは条柴にゴーストバスターを狙うが、条柴が着地して関節蹴りで転ばせてからのDDT。さらにコーナーに振って突っ込んでいくが、ガッツが強烈なラリアットでカウンター。間髪入れずにゴーストバスターで突き刺してから必殺のフェイスバスターを見舞って3カウントを奪った。
ガッツ「皆さん!今日も朝早くからご来場いただきましてありがとうございます!昨日は10:30試合開始、今日は9:30試合開始。さらに1時間早くなってました。皆さん、いい意味で今日もキチガイですよ(笑)ありがとうございます!ということで、石川会長!」
(※例の泥酔客と毛髪量にある程度の共通点がある石川会長が散々いじられつつリングイン)
石川会長「皆さん、おはようございます!本日はご来街ありがとうございました。本日で、末広通り商店会でのプロレスは今年は終わりです。あとは屋根のあるところでプロレス見てください。よろしくお願いします。(※その後、会場配布のノベルティの案内)ここが新宿三丁目という町会でございまして、ここに町会長というのがおられます。町会長の許可を取ってここでプロレスをしております。今日は中山町会長をご紹介致します」
中山德次町会長「皆さんこんにちは!今日は晴れてまして、今日三丁目町会の中の末広通りでずーっとこういう催しをやってもらって、今後とも永く続くことを祈念しまして、当町会も応援していこうと思ってます。今後とも宜しくお願いします!」
その後、バスケをやっていたという中山町会長のために条柴&関根&吉田がバスケゴールを象った騎馬を組み、中山町会長がダンクシュート。ついでに雁之助にもダンクシュートをさせ、2023年の末広通り商店会プロレスは大団円のうちに終わった。