最新情報

試合結果 12/7 新木場1stRING『CONVICTION 12』

『CONVICTION 12』
観衆:152人

▼「新木場闘会始」 20分1本勝負
瀧澤晃頼/●ビッグベアー(フリー)
10分22秒 ギブアップ(※展覧会の絵を仕掛けられて戦意喪失)
[Speed of Sounds]○ツトム・オースギ(フリー)/バナナ千賀(フリー)

▼「愛人タッグvsTTT本隊」 30分1本勝負
[愛人タッグ]中野貴人(BASARA)/○神野聖人(BASARA)
13分18秒 ラリアット→片エビ固め
マスクドミステリー/●KURO-OBI

▼「クレイジーラバーズvs神橋シングルバウト1」 30分1本勝負
[クレイジーラバーズ]○塚本拓海(BASARA)
11分30秒 ずどん→体固め
[神橋]●橋之介

▼セミファイナル「クレイジーラバーズvs神橋シングルバウト2」 30分1本勝負
[クレイジーラバーズ]○竹田誠志(フリー)
12分21秒 Uクラッシュ→片エビ固め
[神橋]●神崎ユウキ

▼緊急決定試合
[ゴキブリ商会]●藤原秀旺(アライヴアンドメジャーズ)
0分9秒 両者ギブアップ
[酒井組]●大家健(ガン☆プロ)

▼「スペシャルタッグマッチ」 60分1本勝負
[ゴキブリ商会]○藤田ミノル(フリー)/定アキラ(AlmaLibre)
13分12秒 足掛け式横十字固め
●ガッツ石島/阿部史典(格闘探偵団)

オープニング


 この日もゴキブリ商会がいつものゲリラ記者会見を実施……するかと思いきや、現れたのは新人の藤田が1人。下っ端として会見の準備を終えるも、他メンバーが誰も来ない。困った藤田が手探りのソロ記者会見を開始。

 そこへ秀旺らゴキブリ商会の面々が現れ、勝手に記者会見を始めた藤田を糾弾。
 定が「なに勝手に始めてんスか?アンタ新入りっスよね?会見は親分がやるって言ったら我々がやるスタンスなんスよ。業界では先輩かも知れないっスけど、ゴキブリでは僕のほうが先輩なんで」とガン詰めしていく中、怒り狂った大家健が乱入し秀旺と口論を展開。

 大家は右ヒジの脱臼、秀旺は左足・中足節下部骨折と負傷しており、ともに欠場中の身。2人がリング上で一騎打ちを行おうとするも、石川会長が許可せず。
 石川会長が心底めんどくさそうに「休憩後にリング貸しますから、そこで決着つけてください。解散解散。解散で~す」と大岡裁きを行った。

第1試合


 先走ったビッグベアーが1人で奇襲するも、オースギ&千賀は特にダメージを受けた様子もなくキョトン顔。加勢に入った瀧澤だけ撃退されてしまい、1人取り残されたビッグベアーは命乞い→背後からの奇襲を繰り返すも一向に成功せず。

 ビッグベアーが袋叩きにされる中、千賀がロープへの顔面こすりつけからのエルボードロップ。ビッグベアーがチョップを連打していくも、千賀のチョップ一発でふっ飛ばされてしまう。千賀はエルボードロップで追撃してオースギにタッチ。

 ビッグベアーはオースギにもチョップを連打していくが、オースギが強烈なチョップで黙らせる。さらに千賀が羽交い締めにする中でオースギがフルスイングのチョップ。
 代わる千賀がドロップキックからカバーも瀧澤がカット。ビッグベアーがエルボー連打も、千賀がエルボー一発でなぎ倒す。ビッグベアーがエルボー連打も、千賀がエルボー一発でなぎ倒す。

 代わるオースギがキャメルクラッチ。ロープブレイクしたビッグベアーが逆水平チョップを連打。さらにチンクラッシャーで一矢報いて瀧澤にタッチ。

 瀧澤はオースギにバイシクルキックからフェイスロック。さらにブルーサンダー・ボムからビッグベアーにタッチ。

 ビッグベアー&瀧澤がオースギを2人でロープに振ってダブルのビッグブーツ。さらにビッグベアーが稲妻レッグラリアートからサマーソルトドロップを2連撃。さらにブレーンバスターを狙うが、オースギが足を刈って逆エビ固め。ビッグベアーは瀕死に追い込まれるも瀧澤のカットが間に合う。間に合ってしまったことで試合が続行。

 瀧澤は千賀にロープを使ったチンクラッシャーを見舞い、サードロープを使ったゴムパッチンならぬ“ロープパッチン”で千賀の向こう脛を痛打。オースギがランニングニーで突っ込んでくるも、瀧澤がひらりとかわしてサードロープにオースギの向こう脛を自爆させる。
 さらにビッグベアーが2人をロープ際に連行してくるが、瀧澤のロープパッチンがビッグベアーに誤爆。

 オースギ&千賀がビッグベアーにダブルのランニング・ブレーンバスター。ビッグベアーにはもう闘う力が残されていないのに瀧澤がカットしてしまう。
 オースギ&千賀がビッグベアーにダブルのランニング・ブレーンバスター。ビッグベアーにはもう闘う力が残されていないのに瀧澤がカットしてしまう。
 ビッグベアーが「ギブアーップ!ギブアーーップ!」と叫ぶのも無視し、オースギ&千賀がビッグベアーにダブルのランニング・ブレーンバスター。瀧澤がカットすると、ビッグベアーは「ギブアップって言ってんだろ?!」とブチ切れ。

 オースギ&千賀が2人で抱え上げて展覧会の絵を狙うと、ビッグベアーは全身全霊のギブアップ連呼。
 これで試合は終わったが、オースギ&千賀は構わずダブルのランニング・ブレーンバスターで叩きつけて無慈悲の追撃を行った。

第2試合


 12月28日の後楽園ホール大会では、【ラッキートリガーズ】中野貴人&神野聖人&瀧澤晃頼の持つインディー統一6人タッグ王座にマスクドミステリー&黒田哲広&怨霊が挑戦することが決まっており、この試合はその前哨戦。

 大人気の愛人タッグの入場時には大量の紙テープが舞うが、神野が紙テープを千切る際に親指を切ってしまう。試合前の握手でミステリーから指相撲を仕掛けられ、さらに親指にダメージを負う。

 神野とミステリーの対面でゴングが鳴ると、ロックアップ、手4つと力比べ。これに神野が競り勝つと両者タッチへ。

 中野とKURO-OBIの対面。KURO-OBIが寝転んでグラウンドに引き込もうとするが、アニマル浜口ジム出身の中野もしっかり寝技で追随。KURO-OBIからテイクダウンを奪うも、KURO-OBIが即座に足に絡みついてヒザ十字。中野が決まり切る前にロープを掴む。
 代わるミステリーは中野にエルボースタンプ&ニードロップ連打からKURO-OBIにタッチ。

 KURO-OBIは中野にスリーパーホールドからチキンウィング・フェイスロック。ミステリーにタッチ。

 ミステリーは中野にボディブロー&ハンマーパンチを連打してフロントネックロック。さらにロープに振ってショルダータックルで倒し、必殺のチョークスラムを狙う。中野はこれを着地すると、コーナーを駆け上がっての旋回式フェイスクラッシャー。神野にタッチ。

 神野が出てくるとミステリー&KURO-OBIが2人がかりでロープに振るが、神野がダブルラリアットでなぎ倒す。
 神野がミステリーをコーナーに振って逆水平チョップからアイアンクロー。ミステリーは喉輪でやり返し、互いにアイアンクロー・スラムとチョークスラムを狙い合う形に。振り払った神野がミステリーにショートレンジ式ラリアットを叩き込み、2発目を狙ってロープに飛ぶ。ミステリーはこれをパワースラムで迎撃し、両者タッチ。

 KURO-OBIはローリング・ソバットで中野のアゴをぶち抜くが、中野も即座にドロップキックで反撃。中野は串刺しバックエルボーからエルボー、ソバット、張り手、延髄斬りと華麗な連撃。さらにスワンダイブ式の攻撃を狙うが、KURO-OBIが空中で腕をキャッチして脇固めで組み伏せる離れ業を見せる。中野がなんとか起き上がるも、ミステリーがコーナートップからのダイビング・ラリアットを叩き込んで追撃。

 ミステリーが中野をゴールデン・アームボンバーで叩きつけ、KURO-OBIが腕十字。これは神野が素早くカット。
 KURO-OBIが中野をロープに振るが、神野がコーナーから手を伸ばしてブラインドタッチ。

 神野はKURO-OBIをショルダータックルでぶっ飛ばし、中野とともにトレイン攻撃。さらに愛人居丈高を決めるもミステリーがカット。

 ミステリーが1vs2のエルボー合戦で奮闘してロープに飛ぶが、神野のランニング・エルボー+中野のドロップキックの同時攻撃でカウンター。ミステリーが場外に逃れると、神野がショルダースルーで中野を投擲する形での合体プランチャで追撃。

 神野がKURO-OBIに串刺しラリアット。さらにラリアットを発射も、KURO-OBIがキャッチして脇固めを狙う。神野が腕力だけで振り払うとKURO-OBIがスリーパーホールドに捕らえる。これも神野が腕力だけで振りほどいてラリアット。さらにたっぷりとパワーを溜めてから渾身のラリアットで叩き伏せて3カウントを奪った。

第3試合


 12月28日の後楽園ホール大会では、【クレイジーラバーズ】塚本拓海&竹田誠志の持つインディー統一タッグ王座に【神橋】神崎ユウキ&橋之介が挑戦することが決まっており、この試合はその前哨戦。

 選手コール時に塚本が観衆に向けてベルトを掲げている際、橋之介が突如ロープに飛んでドロップキックを放つ奇襲。

 場外に逃れた塚本は飛び技を警戒して距離を取るが、橋之介はコーナー越しの対角線ノータッチ・トペ・コンヒーロを見舞う驚異の身体能力を見せて先制攻撃に成功。

 橋之介は塚本をリングに戻してセントーン・アトミコ、低空ドロップキック、コーナーでの顔面踏みつけ&エルボー連打。ボディにニーリフトを突き刺し、思わずうずくまった塚本の頭をペチンと叩いて「どーした塚本!」と叫ぶ挑発的なファイトを見せる。

 静かにブチ切れた塚本は、橋之介のエルボー連打を受けても倒れず耐えて普段は見せないドロップキックを放って吹っ飛ばす。コーナーで顔面をメチャクチャに踏みつけ、耳を掴んで引き起こしながらエルボー連打。橋之介がエルボー連打で反撃してもビクともせずに投げっぱなしヒップトスで放り捨てる。

 塚本は串刺しジャンピング・エルボーからさらなる串刺し攻撃を狙う。リープフロッグのようにこれをかわした橋之介だったが、着地を失敗して足にダメージ。動きが止まったところへ塚本が容赦なくランニング・フロントハイキックでなぎ倒し、橋之介が痛めた足を絞りながらの逆片エビ固めと情け容赦無し。

 塚本がフィッシャーマンの体勢も、橋之介が暴れて着地。しかし、その際にも足にダメージが入り、橋之介は自力で走れなくなってしまう。塚本は非情にヒザへの前蹴りを連打してロープに飛ぶも、橋之介が渾身のドロップキックでカウンター。さらにレインメーカー式Vトリガーを叩き込んで反撃の狼煙。

 橋之介は旋回式ファルコンアローからスワントーン・ボム。これを2で返されるとカンクーン・トルネードを見舞うも、足のダメージからカバーに入るのが遅れて2で返されてしまう。

 塚本はガバリと起き上がって投げっぱなしブレーンバスター・ホイップ、小内刈り、ランニング掌底、オキャノン・ボム、ずどんと怒涛の畳み掛けで3カウントを奪った。
 

第4試合


 12月28日の後楽園ホール大会では、【クレイジーラバーズ】塚本拓海&竹田誠志の持つインディー統一タッグ王座に【神橋】神崎ユウキ&橋之介が挑戦することが決まっており、この試合はその前哨戦。

 ロックアップからバックの取り合い、リストの取り合い、グラウンドでの首の取り合いを経てクリーンブレイク。再び組み合い、リストの取り合いから竹田がヘッドロック、ショルダータックル。神崎もアームドラッグからのドロップキックでやり返す。

 神崎はエルボー連打からヒザへの低空ドロップキックを発射も、これをかわした竹田がいきなりのロッキンポ。そのまま場外に叩き出していたぶっていき、場外ボディスラム。一足先にリングに戻り、勝手に場外カウント20を数えて勝利宣言を行う挑発。

 神崎はふらふらとリングに戻ると逆水平チョップ連打。竹田はニーリフトを突き刺して黙らせ、サッカーボールキックから脇固め、腕固めと追撃。

 神崎は痛む腕でエルボーを放っていくが、竹田は意に介さずコーナーに振って串刺し攻撃を狙う。これをブートで止めた神崎がミサイルキックを放つも、竹田が回避して自爆させロープへの串刺しロッキンポ。

 竹田はエルボー連打で突っ張る神崎をニーリフトからのヘッドバッドで黙らせてブレーンバスターを狙うが、神崎がぶっこ抜きブレーンバスターで切り返す意地を見せる。

 神崎はエルボーバッド、ボディブロー、エルボースマッシュ、低空ドロップキック、DDTと目まぐるしいスピードで連撃。コーナートップからのダイビング・クロスボディもキレイに決め、足を止めてのエルボー合戦からハーフハッチ・スープレックス・ホールド。

 神崎はコーナートップに駆け上がって必殺のフロッグ・スプラッシュを発射も、これはかわされて自爆。竹田が神崎の振り向きざまにロッキンポを発射も、神崎がキャッチ。ならばと竹田は飛びつき式腕十字。ロープに逃れた神崎をショットガン・ドロップキックでコーナーに叩きつけ、串刺しロッキンポ。カバーを返した神崎の腕をキャッチしてチキンウィング・アームロックで絞り上げながら引き起こし、垂直落下式ブレーンバスター。

 これを返された竹田はボディスラムからコーナーに上っていくが、神崎が追いすがってエルボー連打。竹田のヘッドバッドにも怯まず雪崩式ブレーンバスターで叩きつけ、ロープに飛んで電光石火。竹田が慌ててキックアウトすると、神崎がロープに飛んでブサイク・ニー。

 神崎が再びコーナー上がってフロッグ・スプラッシュを決めるが、惜しくもカウント2。必殺技を返されてしまったショックからか追撃が遅れてしまう。

 神崎は得意のフィッシャーマンを狙うが、竹田が耐えてバックスライドで転がしてからのロッキンポ。コーナートップからのサンセット・フリップで圧殺し、最後はUクラッシュで叩きつけて3カウントを奪った。

緊急決定試合


 石川会長の投げやりな采配によって決定してしまった秀旺vs大家の一騎打ち。
 当然試合はできないということで、大家は歌対決で決着を付けることを宣言。大家はCOMPLEXの『恋をとめないで』をチョイス。熱意と頑張りだけは伝わる歌声を披露した。

 プロレスラーでもあり料理研究家でありバラード歌手でもある秀旺の歌声に期待が集まるが、秀旺は「あのさ、まずCOMPLEXさんに謝ったほうが良いよ。これは不味いよ。こんなのないぞお前……素人以下だよ、ハッキリ言って……」と観衆の声を代弁し、「俺はちゃんとした機材のもとにやるから。今日は歌わない。バラード歌手だから。ちゃんとCD出してるから」と歌対決を拒否。
 そして「せっかくリングだし、お客さんもプロレス見に来てるんで。プロレスでやりましょう」とプロレス対決を要求。

 ゴングが鳴らされると2人が組み合い、秀旺が大家の左腕を、大家が秀旺の左足を掴んだ瞬間に両者同時にギブアップ。わずか9秒での決着となった。

 この様子を見ていた石川会長が「終わりにしてください。ハイハイ、終わり。お互いに怪我を治して28日の後楽園で思う存分闘ってください。終わり終わり。終わりで~す」と投げやりに場を収めた。

第5試合


 12月28日の後楽園ホール大会では、【ゴキブリ商会】藤田ミノルの持つインディー統一無差別級王座にガッツ石島が挑戦することが決まっており、この試合はその前哨戦。
 本来であれば藤田のパートナーは秀旺であったが、秀旺の負傷欠場によりゴキブリ商会の定がパートナーに抜擢。ガッツは阿部との初タッグで試合に臨んだ。

 両軍の入場後、阿部がマウスピースを口に入れると藤田が「試合前にご飯食べないで?」とイジり始め、ガッツと定も乗っかってイジり倒したため阿部がキレる。

 定と阿部の対面でゴング。両者ともにスネークピットジャパンの出身であり、途切れることのないスピーディなグラウンド戦を展開して観衆を魅了。クリーンブレイクから両者タッチ。

 ガッツが藤田と手4つで組み合おうとしたその瞬間に定が背後から奇襲。2人でガッツをロープに振ってショルダータックルで倒し、勢いよくハイタッチ。骨折中の藤田の右手に激痛が走り、思わぬ大ダメージを負う。

 藤田はガッツに首投げから側頭部への低空ドロップキック。ガッツは藤田の右腕を捻り上げながら右手へのヘッドバッド連打。「立てコラ!」と鬼神咆哮とともに鬼神ナックル連打。阿部にタッチ。

 阿部は藤田の右手をロープを絡めたアームロックに捕らえつつ骨折箇所へのグーパンチ連打。藤田は「やめてぇ!」と絹を裂くような悲鳴を上げつつ、硬いギプスで阿部の尻をツンツン。
 阿部はカニバサミで倒そうとするが、藤田は倒れず耐えて足首を踏みつける。阿部は右手へのロケットパンチ連打で藤田に大ダメージを与えていき、右腕へのドラゴンスクリュー。ガッツにタッチ。藤田が場外に逃れると、阿部がリング調整用のスパナで藤田の右腕をゴツゴツ叩く。

 ガッツは右腕への腕固め。さらにロープに振ってバックエルボーで倒し、阿部にタッチ。

 阿部は右腕を掴みながらの連続体固めで主に腕にダメージを与えていくが、藤田はアトミックドロップからギプスを阿部の尻穴にズブリ。ふとギプスの臭いを嗅いだ藤田はあまりの臭気に卒倒。気になったのか阿部もギプスを嗅ぎに行き、「クサッ!」と卒倒。
 藤田はバックエルボーで倒してボディプレス。定にタッチ。

 定は阿部に串刺しバックエルボーから側頭部へのトラースキック、フロント・スープレックス。さらに串刺し攻撃を狙うが、阿部がビッグブーツで迎撃し、回転浄土宗からサッカーボールキック。ガッツにタッチ。

 ガッツは定に串刺しラリアットからブルドッギング・ヘッドロック。さらにWARスペシャルで捕らえるが、藤田がギプスで殴りつけてカット。

 定とガッツが足を止めてのチョップ合戦を展開していくが、ガッツが鬼神ナックルで定を怯ませる。定は倒れず耐え、ローリング・エルボーから後頭部へのランニングニー、顔面へのランニングニーと叩き込んで藤田にタッチ。

 再び藤田とガッツの対面。藤田がショルダータックルでぶつかっていくも、ガッツは倒れず咆哮。ならばと藤田はフライング・ショルダーでふっとばし、後頭部へのランニングニー、河津掛け、セカンドからのフロッグ・スプラッシュと連撃。さらにSAYONARAを狙っていくが、阿部がカットし強烈なビンタ。

 『極悪女王』を見てきたのか、ガッツ&阿部が藤田をロープに振り、阿部の正拳突きからガッツがニールキックを見舞うクラッシュ・ギャルズ的な連携。
 ガッツが藤田をロープに振ってパワースラムで叩きつけるが、セコンドの秀旺がレフェリーの足を引いてカウントを妨害。定がレフェリーの気を引いている隙に後藤恵介がエプロンに上がってガッツにロープを使ったチンクラッシャー。そこへ藤田がスピアーを突き刺す。

 ガッツは即座に起き上がってショートレンジ式ラリアットを叩き込み、ロープに飛んでラリアット。これは定がカット。阿部が飛び込んでくると定が場外に放り出すが、阿部がアイル・ビー・バックで帰ってきて伊良部パンチを発射。しかし、これを避けられてガッツに誤爆してしまう。

 その隙を見逃さず、藤田がガッツに首固めからロープに足をかけながらの横十字固めで3カウントを奪った。

ガッツ「オイッ!こんなんじゃ負けてねーよ!もう1回やれ!今ので負けなんて認めねーぞコラ!もっかいやれコラ!」
藤田「今負けたばっかりでしょ」
ガッツ「うるせーよ負けてねーよコラ!負けてねーよ!ピンピンしてるよ!負けてねーよ!負けてねーんだよ!」

 藤田がマイクを要求し、ガッツが手渡そうとする。しかし、受け取ったのは横から割って入った秀旺。

秀旺「どーも改めまして、藤原秀旺でございます。えーと、まず左足をよくなくしてしまいました。その中で、僕はね?今酸素カプセルのようなものの中に入って、宇宙パワーの中にあるもの、マイナスイオンだとかプラスイオンだとか、その狭間にあるもの。そういったもののパワーを受けて、今月28日、必ず復帰します。皆さん応援よろしくお願いします。ということで、今日は帰りましょう」

 結局今回も藤田はマトモに話せぬままゴキブリ商会の面々に連行されていった。

ガッツ「……いつもいつもなんか微妙な空気にして帰りやがってコノヤロー!毎回締めるの俺だぞお前!」
阿部「ガッツ!負けてない!」
ガッツ「負けてないよなあ?負けてない!なんかゴツンもやったろ!なんだテメーコノヤロー!」
阿部「それ俺。ゴツン俺」
ガッツ「あ、そう(笑)なんかやったろ、ゴツン!(笑)バカバカ!ふーちゃんのせいだゾ!ふーちゃんともな、プライベートでは仲いいんだけど、こうしてタッグを組むのは初めてということで。でもさっき千種と飛鳥ちょっとうまく行ったよな(笑)」
阿部「俺千種!(笑)」
ガッツ「俺飛鳥!(笑)……そんな話はどうでもいいんだよ!(笑)ほのぼのとさせるしか道はなかった。ということでね!後楽園前最後の新木場大会、皆さんいかがでしたか!後楽園に力を注ぎすぎて、今日は客席がさみしいですね。それもしょうがないですね。でも後楽園はお客さんいっぱい入れたいんで、皆さん、おじいちゃんおばあちゃん、おにいちゃんおねえちゃん、そして子どもたちも連れてきてください。そしてみんなで後楽園に行きましょう!ということで、今日出場していただいた選手の皆さん、リングに上ってください。ホントにみんなで最後に『みんなで行こうぜ!後楽園!』やりましょう!所属だけじゃなくてあげれる人来てくださいよ。みんなで行くんだから。大熊さん(ビッグベアー)もホラ!ビッグベアー軍でしょ、ふーちゃんと大熊さんは。ダイスケさんもホラ!敵だから、この人たちはね。ということで!今月28日は11:30からTTT5周年スペシャル、そしてガッツ石島デビュー20周年大会ということで、後楽園ホール大会があります。皆さんチケットはもうお持ちですか?持ってない人はこの後売店で売ってますんで、ぜひ買ってください。そして最後に……『ガッツル』じゃないよ?(笑)『みんなで行こうぜ!後楽園!』で締めたいと思います。今日は神橋の2人も負けて、私も負けましたが、後楽園ではぜひ挽回したいと思いますので皆さんご声援のほど、宜しくお願い致します!行くぞ!みんなで行こうぜ!後楽園~!ありがとうございましたッ!!」

関連記事

ページ上部へ戻る